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能力主義、なのか? [日記]

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今日は在宅勤務。
正直、体調不良で休もうかと思ったのですが、午前中人事考課について上つ方と打合せをしたり、利益計画の数値確認なんかもあって休めず。

で、人事考課。
うちの会社は能力主義を標榜しているので、期の最初に立てた目標とその結果の実績に基づいて評価をしているのですよね。
当然のことながら、作業を放り出して休んでしまう人間は給料が下がるわけですよ。
まぁ私とか私とか私とか(苦笑。

うちの中も、上つ方が代わって体制が変わった部分があったので、うちに新しく加わった中の人を評価した訳ですが、私的にはレベルに合っている仕事をしている人なら、当然のことながら標準的な仕事をしているとの評価をしているわけで、更に上のレベルの仕事も行っているのなら、これにプラスの評価をします。

しかし、上つ方に覚えがめでたい人で無いと、無茶苦茶な評価が為されるわけで。
新しく加わった中の人は、前のチームで悉く上長と衝突していたのですね。
私は仕事内容を評価しているのに、昨年比から見ると相当上の評価と言う事で、上つ方から待ったが掛かった。

以前の評価内容が悉く標準以下になっていて、一足飛びに評価を上げるのは拙いと。
一体、能力主義と言うのは何だろう…仕事内容を正当に評価が出来ていない上長にこそ問題があるのでは無かろうかと思ったわけですが、流石に今年来た上つ方もそれは感じ取っているのか、来年評価を上げて、昇格候補にすれば良いだろうと言う話になりました。

基本的には人事部門から考課をするに当たっての手引きは出ているのですから、今年立てた目標をきちんと熟しているか、ぞんざいにやっているのかの客観的な評価基準はある筈です。
してみると、そのチームの他の人達の考課がどうなんだろうと言う気にはなります。

正直、メンバーに対して、標準より下の評価を長らく与えていると言うことは、その上長自身がメンバーの指導が出来ていないか、指示が的確では無い、即ち、上長としての適性が無いと言う事に思い至らないのかなぁと思ってみた訳で。
そうした上長の下で仕事していると、士気も上がるまい、そして疑心暗鬼になるのではあるまいか。
そりゃ、反発心も湧くだろうなぁと。

まぁ、うちは何処の部署でも使い出が無い人間を集めた吹き溜まりのような部署ではあるので、仕方ない面もあるのですけどね…まるでどこかの銀行みたいですが(笑。
とは言え、曲がりなりにもチームを束ねる管理職である以上は、自分のチームの管理はきちんとして欲しいなぁと思います。

逆にそうした人ほど総じてプライドが高くて、マイナスの評価をされると憤る訳ですが…。
本当、日本企業の能力主義って一体何だろうね、なんて思ったのは内緒です。
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今年こそはと言ってますが [パソコン]

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今日は流石にゆっくり起きた。
それはそうと、成田空港。

運用が変わったらしく、今までターミナルごとに離着陸を分けていたみたいだったのに、最近は風向きで離着陸を分けているみたいです。
北風運用の場合は、原則として着陸がA滑走路で離陸はB滑走路、南風の場合は逆になります。
なので、昨日のように南風運用になったら、着陸するのは多く(まぁ、一頃に比べると全然少ない)がB滑走路になって、A滑走路に降りてくるのは数えるほど(昨日の場合は3便程度)しかありません。

そうなると撮影は痛し痒しで、2タミにある狭いデッキは更に争奪戦の場となるのかなと。
着陸を撮影するのならば、東雲の丘辺りまで出張らないといけないのですが、あそこは車が無いと行きづらい場所ですから、タクシーを使わないと行けません。
それで無くとも成田まで高い交通費を出しているのに、その上タクシー代は勘弁して欲しいなと思いました。

せめて、成田空港交通が定期バスを走らせてくれると嬉しいのですが、現状はコミュニティバスのみが行くだけで、それは空港には寄らないですからねぇ。
今の季節のように日が短いと、一旦着陸した機が離陸に向うのは大体が17時以降なので、着陸機を撮影出来ないばかりか、離陸も撮影出来ないからかなりフラストレーション溜ります。

北風運用の場合、どれくらいの影響が出るのか判らないのですがね。
せめて、B滑走路に着陸していた2タミ常連がA滑走路に降りてきてくれることを祈ります。
まぁ、昔のような便数であればどちらかに片寄せなんて事は無いのかも知れませんが、これも日本の地位低下の表れなんでしょうか。

ところで、この週末にIntelから12世代CPUの下位モデルが発売されました。
色々と解説動画などを見ている限りによれば、12世代Core i3でも場面によっては12世代Core i9を凌駕する性能が出ているらしいです。
また今のところはDDR5よりもDDR4の方が性能が出るという話もあります。

そう考えると、Core i7を無理して購入するより、Core i5の下位モデルか中位モデルを購入して、安価なDDR4と組合わせれば、そこそこのお値段で、今使っているCore i7の第6世代よりもかなり性能が上がるパソコンが組み上がるのでは無いかと思ってみたりする。

昨年後半に出た11世代Core iシリーズは、新しい皮に古いダイを載っけただけの代物で、性能も全く変わり映えし無いものでしたから購入を見送ったのですが、12世代だったら交換しても良いかなと思えるくらいの代物となっていました。

13世代も控えてはいるのですが、これだけ性能が高いのならば、無理に13世代に換えなくても良い様な気がする。

後はグラボ。
Radeon6550シリーズが幾らで出て来るかですね。
今は半導体不足が理由で、倉庫の奥に眠っていたような3、4年前のGPUが大手を振って、出た当時の価格に近い価格で売られていますし、既にサポートが打ち切られるか打ち切られる寸前のGPUがまだ新製品として売られている状態ですから。

数さえ出て来れば、円安の今でも自然と価格が安くなるような気がするのですが。
とてもじゃないですが5~6万は無理です。
せめて2~3万程度で出てくれないかなぁと。

それでも、ケースや電源を流用するなど、幾ら切り詰めたとしても、6~7万コースにはなるのですが…。
そう考えると、自作PCも身近なもので無くなりましたねぇ。
そりゃ、この業界も細っていくわけです。
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成田詣で-2022年初撮り [飛行機]

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そんなこんなで、2ヶ月ぶりに成田に行ってきました。
今日は北風運用と踏んでいたのですが、上空の風が南風だったので、9時半から南風運用となり、当てが外れました。
御陰様で、撮影出来ると踏んでいたUnitedの新塗装機は1機を除いて全部撮影出来ず、Air CanadaのA.330-300でスタアラ塗装機だったのもB滑走路に逃げて確保出来ず、更にBamboo Airは飛来せず。
まぁ運用が見事なまでに変わっていましたね。
これは南風運用の時は、春から秋までしか撮影出来ません。
ちょっと対応を考え直さなければ。

新年一発目はANAのB.767-300F(ER)。
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沖縄ベースのクロネコヤマトとの共同事業機です。

Lufthansa CargoのB.777F。
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久々の撮影。
Lufthansa Cargoは朝夕2便になりました。

中国東方航空のA.330-300。
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ここも朝昼2便になりました…と言っても貨物便ですが。

Air FranceのB.777-300ER。
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2024年オリンピック招致ステッカーが剥がされました。

JALのB.737-800。
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セントレア~成田便が復活しました。

VietJet AirのA.321-200neo。
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何かのステッカーが付きました。

KLM-Royal Dutch AirlinesのB.777-200ER。
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新塗装は初撮り。

埼玉県防災航空隊のAW139「あらかわ3号」。
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初撮りの機体。

Vietnam AirlinesのA.321-200。
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初撮りの機体。
Vietnam Airlinesは多く飛来します…だからBambooが来なかったのかも知れませんが。

Polar Air CargoのB.767-300F(ER)。
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大型機にしては珍しく、スラストリバーサを使って速度制御をしていました。

UPSのB.767-300F(ER)。
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8年ぶりの撮影。

Air IndiaのB.787-8。
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5年ぶりの撮影。

Vietnam AirlinesのA.321-200。
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これも貨物専用機。

朝日航洋のMD-900。
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ドクターヘリで初撮り。

AerologicのB.777F。
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DHLとの共同事業機で初撮り。

大韓航空のB.777-300ER。
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初撮りの機体。

Zip AirのB.787-8。
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元JAL機で移籍後は初撮り。

Cathay Pacific AirwaysのB.747-8F(SCD)。
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こちらサイド初撮り。

UnitedのB.787-9。
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初撮りの機体。

中国郵政航空のB.737-800(BCF)。
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元上海航空機で初撮り。

Thai Airways InternationalのB.777-200ER。
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初撮りの機体。

深圳航空のA.320-200neo。
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やっと撮影出来た。
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折角の3連休 [日記]

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今日は6時半頃に一回目が覚めたのですが、今日は出掛ける予定が無かったので二度寝。
9時にiPhoneの健康アプリで設定した睡眠時間が過ぎたので再び目が覚めるもそのまま寝落ちして、起きたら10時。
珍しく怠惰な眠りでした。

リハビリは昨日行ったし、皮膚科も行く用事が無いし、主治医のところは来週なので、今日は暇。
5時半頃に目が覚めたら成田へ初撮りに出掛けようと思っていたのですが、1時間遅れた為に諦めた訳で。
ゆっくり御飯を食べて、久々に信長の野望でもやろうかと思っていました。

が、部下の中の人の人事考課が2週間遅れでやっと出て来ました。
どうせ、じっくり考えて処理する時間が平日には無いのと(それにしても、プルシットジョブの多さよ)、12月のM$パッチに致命的なバグがあって、サーバが止まりかねないため、それを排除したパッチを適用する必要があったので、昼からお仕事開始。

パッチを適用しつつ、人事考課を書いていたのですが、1ヶ月前の面接で何を話したかを覚えておらず、まぁ適当に書かざるを得ない。
幸いにして、少々間違ったことを書いたとしても拗れる要素が無かったので、2時間ほどでざざっと書いて提出。

そうこうしているうちに、パッチの適用も完了して何とか事無きを得ました。
それにしても、3週間経過してから「実は…」というのは勘弁して欲しいと思う。
毎度毎度、こちらは薄氷を踏む思いでパッチを適用している訳ですからねぇ。
特にWindows10ベースになったサーバOSは、パッチの選り好みが出来ないので大変です。

そんなこんなで、一仕事を終えた後、昼飯食べて、これまたのんべんだらりとYouTubeを見て、眠気を催したので、昼寝。
ぐっすり寝たのですが、未だ寝足りない。

明日こそ、初撮りに出ていこうと思います。
今さらΟ株が増えたと言っても、既に無症状の人がいっぱい潜伏しているのでしょうから、何時かは感染するのでは無いかなぁ。

これが前回のように重症化すると確率が高いと言うので有れば、一律に自粛するのも一つの方法ですが、感染力が強い割には、無症状あるいは風邪の症状に似た感じになるだけというのならば、何れはどこかで感染すると思った方がいいのでは無いか。
埼玉ではワクチン接種を3回した医療従事者でも感染したと言う報道があったので、今さら何回もワクチン接種をする必要があるのかな、と思ってしまいます。
弱毒化したものであれば、排除するよりも取り込んだ方が良いような気がするのは、浅はかな考えなのでしょうか。

そう言えば、風疹にしろインフルエンザにしろ、コロナ禍前はあれだけ感染が騒がれていたのに、最近は全く聞かなくなりましたね。
子供にも蔓延していたりんご病も全く聞かなくなりました。
マスクや手指の消毒をしていることで細菌の感染を抑止しているからのか、それとも他の要因があるのか、気になります。
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命の救援電車 [読書]

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昨日は雪が積もる中、凍えて帰ってきて、今日は流石に家を出たくなくて在宅勤務。
案の定、我が家の前は凍り付き、シャベルでも剥がせません。
川向こうの家の前の道路には太陽の光が当たって、もう全く痕跡がないのですが、日陰のうちの側は溶ける気配がありません。

明日は少しは気温が上がりそうなので、溶けてくれると良いのですけどね。
それにしても、明日から折角の3連休なのに、Ο株の御陰で、自粛を余儀なくされそうです。
重症化しないと言うのならば、通常の風邪と同じ扱いにしてくれると良いのですけどね。
後どれくらいワクチンを打たないといけないのでしょうか。

そんな訳で、一昨日昨日の出勤日に帰りの電車の中で読んでいた本の紹介。

『命の救援電車 大阪大空襲の奇跡』(坂夏樹著/さくら舎刊)
大阪は太平洋戦争の末期に3回も大規模空襲を受けているのですが、これは1945年3月14日に行われた初の大規模空襲の話です。
東京大空襲、そして名古屋が大空襲を受けた後、マリアナ諸島からB29爆撃機の大編隊が大阪に襲来して、湊町付近に焼夷弾投下を開始し、以後、西側2箇所の爆撃中心点に向けて、各編隊が投弾を行っていきます。

こうして、御堂筋を中心に淀屋橋の西側を北限として、南は南海本線の沿線から天王寺を結んだ線、そこから大阪城近くまでを結んだ線、更に大阪市街地の西側一帯が完全に灰燼に帰した訳です。

特に御堂筋には幅70mと言う広さがあり、人々は挙ってこの街路を逃走経路として利用しました。
しかし、焼夷弾が多数投下されると御堂筋は炎の通り道となり、火炎が竜巻となって人々を襲いました。
その業火の中、人々を収容していたのが心斎橋の大丸百貨店の地下だったそうです。
地下には1,000人以上の人が避難していたといいます。

大丸百貨店も上階が延焼したのですが、従業員の懸命の消火活動と当時としては珍しいスプリンクラー設備の御陰でかなり保つことが出来ました。
こうした人々の間に誰とも無く囁かれたのが、「地下鉄が動いている」と言う話。

心斎橋駅では憲兵が地下鉄の入口にいて、避難する人達を受容れていたと言う話が残っています。
驚くべき事に、心斎橋駅は地上の業火は何処吹く風で、電灯が煌々と灯っていたと言います。
あまつさえ、心斎橋駅から梅田駅まで、電車に乗って避難したという人の証言もありました。

これらの描写は2014年の朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」で取り上げられ、人々の話題に上りました。
これは本当に現実だったのか、それとも人々の願望が生み出した幻だったのか。

それを検証したのが、この本です。
しかしながら、当時の公的記録にこうした話は一切残っていません。
また、銀座空襲の際に500kg爆弾が銀座駅を直撃して大きな損傷を被ったと言う現実もあり、地下鉄への避難は不許可となっていたはずですし、ましてや電車を走らせるために、第三軌条に通電させるなど危険極まりないとして当時の交通局関係者は否定していました。

ところが、色々と文献を調べていくと、鉄道省大阪鉄道局から空襲前日に大阪市電気局長に極秘電話があり、14日に大阪に空襲がある可能性が高いと警告を受け、その警告を受けて電気局長は大阪市長の指示を仰いで、大国町~花園町の運転を休止して、大阪市が備蓄していた物資を花園町駅に運べるだけ運び込んだといいます。

因みに、当時の大阪市営地下鉄は3両編成、しかし関一の時代に建設したのは10両編成対応となっていた為、7両分の余長があります。
この為、当時の大阪市営地下鉄の駅は備蓄物資の倉庫としても使われていたそうです。
特に本町は完全に封鎖されて物資備蓄倉庫となっていたとか。

これらの物資を輸送するために地下鉄を活用した可能性があり、その為に心斎橋変電所の送電を止めるなと指示されていたのでは無いかと推定しています。

また空襲が夜中から開始されたと言う事で、本来最終電車として走るべき電車が、梅田に戻らずに途中駅に滞泊して、それを回送する為に走らせた可能性がありました。
回送電車が途中駅に避難していた人々を乗せて、梅田(この空襲では梅田は焼失を免れた)に向けて走ったり、空襲時の人員輸送用列車として運行されたものが、実際には避難民輸送列車となったりしたのでは無いかと言うもの。
人々の証言を合わせていくと、こうした列車は3本が運転されたのでは無いかと考えられているそうです。

残念ながら、当時、誰がこの電車のハンドルを握っていたのかについては知る術がありません。
当時は動員された10代の若者がその重責を担っていたからです。
それも、男性が根刮ぎ動員で払底しているため、女性も動員され、ハンドルを握っていました。

彼等若者は、敗戦後、正規職員が復員してくると居場所がなくて解雇されてしまいました。
当時の記録は残っておらず、調査時点(1997年)でも何回か新聞に掲載されたものの、名乗り出る人がいなかったそうです。

この本では、歴史の闇に葬り去られそうになっていた出来事を丹念に調査して、周辺の証言や僅かに残った公的記録から再構築していった様が垣間見られた訳で、こうした活動には頭が下がる思いです。
今はそれから20年以上が経過し、既に多くの人は鬼籍に入ったのでは無いでしょうか。
また大阪市交通局も解体され、民営化されてしまってこれまでの歴史は完全に分断されてしまいました。

某政党の民営化推進は、実際には貧乏人を増やすだけの施策なのだと思うのですがねぇ。
分断の御陰でこうした歴史を掘り起こす活動も停滞していくのでは無いかと思います。
そして、行き着く先は…さて。

命の救援電車 ―大阪大空襲の奇跡

命の救援電車 ―大阪大空襲の奇跡

  • 作者: 坂 夏樹
  • 出版社/メーカー: さくら舎
  • 発売日: 2021/01/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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雪やこんこん [日記]

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毎日日付が変わる頃に気象庁のホームページに行って、成田と羽田と関空の天気を見ています。
まぁ、土日の天気を、特に風向きを見ているのですが、今日の羽田は16~17時頃に雪の予報でした。
そんなに降ること無いのかと思って、会社に出掛けたのですが、10時前は全然降っていなかったのに、10時過ぎに会社に着いた人の話を聞いていると既に降り始めたと言うではありませんか。

昼過ぎになると向こうも見えないくらいにパラパラと雪が降って、ビルの屋根とかもみるみるうちに真っ白になっていきました。
そうこうしているうちに、ゆりかもめが遅延し始める、と。

うちの最寄路線である南北線からの埼玉高速鉄道はほぼ地下鉄なので、そうした気象の影響は最小限に抑えられます。
精々、目黒線からの直通電車が遅れるくらい。
また電車以外にもバスと言う手もありますから、比較的天候には左右されない地域です。

今回の雪、正直、雪国の人達から見れば、鼻で笑われる降雪量だったりする訳ですが、南岸低気圧、別名爆弾低気圧はやはりこの季節結構な雪を降らせましたね。

それでもって、これが東京、特に都心に降ったものだから、大騒ぎをするのな。
こんなもん、地方のローカルニュースで取り上げれば良いだけなのに。
大阪や京都、名古屋に降ったとしても、そんなに取り上げる事も無いのにね。
一部の世界では、どれだけ東京それも都心が中心の生活なんだろうなどと思ってしまいます。

明日は路面凍結の恐れがあるそうです。
明日の朝の全国放送でも、路面凍結で滑って転ける人の映像が嫌というほど流れるのですよ、きっと。
幸いにして、明日は私としては在宅勤務なので助かりましたが。

とは言え、今回そんなに積もらなかったので、明日か明後日にはこの雪も消えるのでしょうね。
そして、毎日大雪が降っている地域のことは余り触れない訳です。
逆に降雪地域の事を余り報道しないから、天気予報も見ずに山に入って遭難する都会の人が出るのでは無いかな、なんて思ってしまいます。

多様性だ何だかんだと言っている割には、東京偏重を正さないところ、マスコミは二重基準じゃないのだろうか。
たかが雪ではありますが、今日の天気にそんな感想を抱いてしまいました。
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成田詣で-半年前の記録 [飛行機]

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今日は初出勤。
電車が途中で座れたので幸先が良いスタートでした。
そんな今日は何も無くて帰ってきました。
珍しい事です。
まぁ、松の内。

と言う事で、今日は6月に撮影した写真が一部整理出来たので掲載するテスト。

Jetstar JapanのA.320-200。
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2年ぶりの撮影。

UnitedのB.787-9。
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一昨年2月受領した機体で初撮り。

Lufthansa CargoのB.777F。
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B.777Fの初号機で5年ぶりの撮影…ってそんなに撮影してなかったっけ。

Air Bridge CargoのB.747-8F。
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初撮りの機体。

Cebu PacificのA.320-200neo。
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一昨年1月に受領した機体でこれまた初撮り。

Swiss International AirlinesのB.777-300ER。
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こちらサイド初撮り。

とある会社のHondajet Elite
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転がりは初撮り。

ANAのB.787-8。
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2年ぶりの撮影。

FedExのMD-11F。
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こちらサイド離陸は5年ぶりの撮影。

Air CanadaのB.787-8。
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こちらサイド転がりは4年ぶりの撮影。

今は会社が消滅したAlitaliaのB.777-200ER。
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2年ぶりの撮影。
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おフランス [日記]

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今日からお仕事。
一応、睡眠導入剤を飲まずに寝たのですが、やっぱり色々と気になって2時間ごとに目が覚める。
まぁ、今日は在宅勤務だけど。

で、毎月初恒例の勤務状況の入力からスタート。
それに呻吟しているときにネットワークの中の人から電話があって、先月から半月近く、通常は太い回線を通るはずの通信が、細い方にずっと向いていたと言う連絡が。

ビックリしましたが、それでよく今までちゃんと色々とトラブらずに動いていたものだなぁと。
で、その原因が間違って現地の人が必要な回線を撤去したというのですから二度ビックリ。
幸い、誰からも咎められずに済みましたが、今頃は中の人は大変だろうな、と。

そんなこんなで、仕事を終えると丁度宅配便が届きました。
毎月ゲームをシコシコやって溜めていたポイントが月末で無くなるので、何か良いものが無いかなぁと思っていると、丁度VRヘッドセットなるものが目に付いたわけで。

と言っても、本格的なVRヘッドセットはお高くて4~7万位します。
安い物で3.7万くらい。
ただ、Facebookの関連企業が開発しているものらしく、Facebookに登録しないとまともに使えないらしい。

流石にそんなものに手は出せません。
なのですが、1,000円くらいのもちゃっちい感じがする。

Lenovoのものも有望視したのですが、これも余りレビューは良くなかった。
他にはPS4だかPS5だかを使って見るSONY製のものとか、AQUOSのスマホを使って見るSHARP製のものとかがありましたが、こちらはハードウェア依存なので諦め。

色々とページを漁っていたら、HOMIDOなるフランスのメーカーが出しているVRヘッドセットを見つけました。
お値段は程々で、スマホをレンズの前に差し込んでそこに写された映像をレンズで3D化すると言う代物です。
謂わば、昔の赤と緑の立体眼鏡的なものをもう少し高級にしたもの。

取り敢ず、iPhoneを差し込むことが出来るそうなので、試しに買ってみようと思った訳で。
そして翌日にはもう届きました。
でもって、開封の儀をやって中身を取り出したのですが、説明書が見当たらない。

色々と探したら中の箱に入っていました。
ただ、最初の図と日本語の説明書との間にかなり間があり、時々訳が分らなくなりそうになりながら、どうにかこうにか使い方を見る。

ところが、説明書のところでハタと困ったのが、App StoreからHomidoのソフトを落とせと書いてあるのに、探しても見つからない。
どうも何かの違反かAppleと諍いを起こしたのか、このソフトがApp storeから削除されたみたいです。
Google Storeには有るのですけどね。

ちょっと途方に暮れかけたのですが、コンテンツはDMMのばっしょーのVRライブMVを落とそうと思っていたので、DMMのVR Playerをダウンロードすれば良いか…と思ったら甘かった。
ダウンロードしてもこれまた使い方が判らず、スマホからDMMのコンテンツを落とすことが出来ない。

何かユーザ登録を求められたので、パソコンからユーザ登録を実施。
GoogleのIDと連携できそうだったので、それを使ったのですが、パソコン側は入れたのに、スマホではパスワードが必要と書いてある。
よくよく見てみたら、スマホのVR PlayerではGoogle連携が出来ないと書かれていたりする。

再びDMMのホームページに行ってログインIDを連携じゃ無いメールアドレスに変更。
そうすると今度はパスワードを求められる。
元々Google連携なのでパスワードは設定していない…もう何が何やら。

パスワード初期化リンクがあったので、そこから変更したメールアドレス宛にメールを送る。
スマホからクリックしてもNGで、パソコンからやって漸くパスワードの設定が出来ました。

こうしてやっとDMMのVRコンテンツを見る事が出来たのですが、どうも目線の下の方にメインコンテンツが表示されてしまうし、離れると画面が2つ見えてしまう。
これも悩んだ結果、コンテンツ再生直前に設定画面が表示されることに気が付いて、やっと正常に動かすことが出来ました。
ちなみに、この設定画面、手で設定することも出来るのですが、目線を動かして設定することも出来ます。

慣れてしまえば何と言うことも無い機器なのですが、使うまでのハードルがやったらめったら高かった様な感じですね。
音はiPhoneのスピーカーから聞こえてくるのですが、Bluetoothのイヤホンをセットアップして、それで聞いた方が良いのかも知れません。

勿論、眼鏡を掛けたままでも使えるので、色々とVRコンテンツを見るのに使えるのでは無いかと。
とは言え、これを掛けたままと言うのもまた苦痛(結構重い)なので、長時間ガッツリライブを見るのはどうなんだろうと言うのはありますね。




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…密だな [日記]

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今日で年末年始休暇は終わり。
明日から仕事ですが、去年から今年に掛けては1週間も休んでいないのですよね。
28日からお休みした割には…。

で、明日からまた怒濤の日々が続きます。
取り敢ずは、4日間何とか乗り切ろうかと思ってみたりする。
そうすれば3連休な訳でして。

正月と言えば、例年2日に初詣に行っていたのですが、昨日は余りにも寒くてそれどころでは無く、結局諦めました。
今日は一転、雲一つ無い好天に恵まれ、気温も上昇する気配だったのと、昨日は何処にも出なかったので今日くらいは出ないと水曜まで出る事無いから足が萎えると言う事で初詣に。

何時ものコースで、奈良時代に勅命によって開基した古刹である慈林薬師宝厳院へ。
ここは真言宗の寺でもありますから、御大師様が祀られているので、うちも一応は真言宗と言う事で、毎年参っています。
家の近くにも千住院というお寺さんがあるのですが、ここは曹洞宗なので行く事は無い。

そこからず~っと歩いて、鳩ヶ谷総鎮守である鳩ヶ谷氷川神社へ。
こっちは室町時代の創建ですから、まぁ近代神道によって建てられたものでは無いため、由緒正しい神社と言えます。

鳩ヶ谷総鎮守でもあり、それなりに霊験灼かな神社らしいので、参道にかなりの人が並んでいました。
昨日だったらかなり寒くて風も吹いていたので、恐らく参拝者は少なかったであろうに、今日は暖かでしたのでかなりの人出で、参道が人で埋まっていて相当密だなと(苦笑。

流石に、明治神宮などの比ではありませんが。
で、並ぶこと30分ちょい位…親は行列をみてゲンナリして帰ったので、私ひとりが並んでやっと境内に辿り着きます。
財布の中に御神籤があった様な気がしたのですが、見当たらず、厄除けに買った(かなり前だぞ)鶴岡八幡宮の御守りがあったので、それを係に渡してお焚き上げを依頼。

去年に続いて今年も御手水は使えず、また鈴も鳴らせず、ただ柏手を打って拝礼するのみでした。
そして御神籤を引いて、今年も凶では無い事を確認。

金運が余り良くないのと、予定外の出費に気をつけろと書かれていたので、リフォームは1年延期するか、なんて思ったりする(今年やっとかないと修繕費の方が高く付きそう)。
健康運についてはそこそこだったので、今年過労で倒れたり、胆管炎で入院することは免れそうです。

この他に御札や御守りを買うかどうしようか迷ったのですが、金額が書かれていなかったので諦めました。
今年は、御札や御守りを選んで、後で会計という仕組みに改まったみたいですが、変にいっぱい選んで払えなかったら格好悪いし(一応財布は持っていったが)。

そう言えば、去年は三が日に初詣に行けず、かなり経って虎の門病院受診をしたときに、近くの東京金比羅神社に行ったのでしたっけ。
それに比べると、少しはお正月らしいお正月だった様な気がします。

考えてみれば、千住院の端っこに鳩ヶ谷浅間神社があったやないか、と思い出したのは後の祭りです。
まぁこちらはお社が有るだけで、御神籤も何も無いシンプルな神社ですから、初詣に行った気にはならないのでしょうね。
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The Last Battle [読書]

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今日は初詣に出掛けようと思いましたが、余りの寒さに断念。
家の中にいても何処からか隙間風が入ってくるので、暖房を付けても中々暖まりませんでした。
しょうがないので、布団に入って温もっていました。

御陰様でよく寝られましたが。
そんな事をしながら、半年前の写真がやっと残り1,000枚を切った。
この3が日、撮り始めを考えていたのですが、余りに寒くて何処に出る気力もありません。
まぁ、昨日、郵便ポストまで出られたので良しとする。

今日は今年初の本の紹介。
実は本編は先週初めに読み終えていたのですが、原註のところも結構読み応えがあったので今日まで掛かってしまいました。

『The Last Battle』(Stephen Harding著/花田知恵訳/原書房刊)
邦訳にすると思い切りネタバレになってしまうので、敢えて原題を掲げたのですが、邦訳の題名は『ドイツ・アメリカ連合作戦 第二次世界大戦の「奇跡」と言われた捕虜収容所奪回作戦』という長いもの。

「国際情勢は複雑怪奇」と言って辞めた内閣がありましたが、第2次世界大戦欧州戦線で、最後の1週間に繰り広げられた、オーストリアに有った古城を巡る親衛隊(ワッフェンSS)と米軍、ドイツ国防軍、フランスの退役兵達との戦闘を描いた本です。

中身はそのままスティーブン・スピルバーグがハリウッド映画にしそうな冗談みたいな内容。
フランス軍と米軍なら何となく判るのですが、そもそもドイツ国防軍と米軍が手を組む?
表題に気を引かれて7年前に購入したのですが、今まで積ん読の中に入っていました。

欧州戦線最後の1週間というと、総統たるアドルフ・ヒトラーは既に自殺を遂げ、ドイツは既に崩壊しつつある時期です。
それでも戦闘を続けていたのが親衛隊でした。
彼等は戦闘集団も含んでいたものの、本質は収容所などを管理していた集団で、戦争が終わると真っ先に摘発される者達でした。

オーストリアとドイツとの国境地帯から少しオーストリア側に入ったところに築かれた山城、イッター城がこの戦闘の舞台となりました。
この城は、中世に築かれましたが、戦闘任務を解かれてからはゲストハウスやホテルとして使われていました。

ドイツによるオーストリア併合後もホテルとして機能を果たしていましたが、ドイツの敗色が濃くなる1943年、ドイツ国内に建設された収容所の中でも、特に重要なフランス人達を収容する為に徴発されます。
その中に収容されたのは歴代首相、将帥達、労働運動指導者、ペタンの腹心、ジロー将軍の一族、クレマンソー将軍の息子、ド・ゴール将軍の姉、その夫や妻や愛人達。
恐らく、連合軍と交渉するときの交渉材料として、ヒムラーが利用しようと考えたのかも知れません。

1945年5月、ドイツが崩壊していく過程で、この城を監督していた指揮官が自決し、警備部隊は雲散霧消してしまいます。
フランス人達は突然解放されるのですが、周辺にはまだ戦闘を諦めない武装親衛隊が多数闊歩していました。

丁度その頃、米軍の先鋒部隊がヴェルグルと言う町に入り、この地区を抑えていたドイツ国防軍少佐とオーストリアレジスタンスの降伏を受容れます。
そして、更に進撃しようとしたとき、イッター城から城の様子を伝えるために派遣された人物と巡り会えました。

事態を悟った米軍先鋒部隊の指揮官は、戦車2両を先頭に、自軍の持てる兵力をイッター城に向けました。
兵力が足りないので、ドイツ国防軍少佐の指揮する国防軍残存部隊と共に。
一方で、イッター城の重要人物を抹殺しようと親衛隊も派遣されていました。

先に城に入ったのは米軍とドイツ国防軍の混成部隊。
また、城内には第1次世界大戦の猛者たるフランス人達も、親衛隊がいなくなった後の武器庫を開けて、城を守っていました(ただ、彼等は決して一枚岩では無かった)。
機先を制された親衛隊は、75mmPak対戦車砲や20mm高射機関砲を持ってきて、総攻撃を掛けようとします。
戦車は対戦車砲に破壊され、ドイツ国防軍の少佐は狙撃兵に撃たれて絶命しました。
弾薬も尽き掛けて、最早これまでかと思ったときに、正義の騎士宜しく米軍の援軍が間一髪で到着して、親衛隊を排除し、イッター城救出に成功する…とまぁこんな感じです。

正に、「事実は小説よりも奇なり珍なり摩訶不思議なり」で、本当に映画に出来そうです。
ただこれを映画にすると、かなりフランス辺りで問題になりそうですけどね。
勿論、これでめでたしめでたしと行かないのが小説と違うところで、ちゃんと後日談も取材して書いています。

この本が執筆された当時は、参加した兵士達の中にまだ存命の人もいましたから、ちゃんとその裏付けも取れたのでしょうし、多数の資料や回顧録を渉猟して書いたのだなぁと言うのが、巻末の膨大な註に現れています。

因みに、註の中にも興味深い話があって、イッター城救出に参加した第103歩兵師団の指揮官が、とあるドイツ人の屋敷を接収して指揮所にしようとしたときに、その屋敷の主が彼等に近付いて、「私が作曲家のリヒャルトです」と言って、『薔薇の騎士』の楽譜と米国のとある都市の名誉市民証明書を差出したそうです。

その指揮官はクラシックに造詣が深く、この屋敷の主がR.シュトラウスのことだと判ると、「指揮所はここで無くとも良い」と言って、踵を返してジープを走らせたそうです。
その時、建物に「立入禁止」と言う札を貼ったそうな。

こんな事がサラリと書いてあるので、註も中々読み終えられなかったと言うのも有りました。



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