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懐メロ流行り [音楽]

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今週は在宅勤務。
どうも調子が戻らない…もしかしたらやられたかも知れない。
とは言え、高熱が出ているわけでも無く、鼻水が出ているわけでも無い。
ただ、身体が怠いだけ。
まだワクチン接種2回目から4ヶ月くらいですから、そこまで抗体が減っているとは思えん。

今日は何も書くことが無いので、音楽雑談。

ここ最近、音楽業界ではリバイバル流行りな感じがしています。
世界的に日本の音楽、特に1980年代の音楽が流行っていて、それにレコード会社が載っかる形で古いアーティストの音楽配信をし直している感じ。

avexやSONYなんかは、10年以上前に流行ったTommy february6とかMONDO GROSSOとか、元ちとせの初期曲なんかをYouTubeで配信していたりします。
この辺、権利なんかの関係もあるのでしょうか。

また、現在のアーティストが、古い作品をレコーディングし直して出すなんて動きも多いですね。
確かにジャズの銘品をリアレンジして新録で出したりするのは有りなのかも知れませんが、ジャズの銘品の場合は、謂わばクラシックの作品みたいなものでは無いかと思ったりする。

懐メロでも、坂本九の『上を向いて歩こう』とかになるともう既に50年以上経過しているような曲なので、まぁクラシック的な部類に入るのかなと思います。

しかし、2000年代に流行った曲とかがリバイバルされるのってどうなのかなーと考えてしまいます。
当時はまだ音楽番組が全盛期ですから、そうした番組を見ていた人も多いのでは無いでしょうかね。
大体、そうした映像とかで頭に刻み込まれるので、改めて違う歌手が、全然違うアレンジで歌うとなると、そうした体験を持っている人からすれば、違和感を感じるのでは無いかなぁ。

それは年配の人が、坂本九以外の『上を向いて歩こう』を聞いて「やっぱり九ちゃんの歌い方の方が良いなぁ」って思うのと同じなのかも知れぬ。
天童よしみさんが美空ひばりを歌うが如し。

うちの親なんかも、歌番組を見て、懐メロを新しい歌手が歌った時なんか散々腐してましたからね。
曰く、「こんなにマイクを口に付けて歌ってなかった。もっと声量があったし、上手かった」とかね。

そう考えると、もう既に人間の芸術に対する才能というのは枯渇しているのかも知れぬ。
考えてみれば、西洋音楽であれば、ドレミファ…の8つの音の組合せでどの音楽も成り立っているわけだからして、今の人が幾ら作曲しても、昔の人の作品の二番煎じにしかならないのかな、と。
それを手を変え品を変え、古い旋律をアレンジ力で新しい作品にしているだけに過ぎないのでは無いか。

こんな事を考えると凄く寂しい話になる訳ですがね。
昨今のリバイバル流行りを見ているとどうもそんな感じがしてなりません。

全然話は変わりますが、映画ももうオワコン状態になっているみたいですね。
最近の映画は、特にハリウッド映画は、どの作品を見ても何十年前かの作品の焼き直しでしか無いです。

唯一無いのが、西部劇かな。
こちらは人種差別とかその辺が絡んで最近は作れなくなっているのかも知れない。
大体が、白人が良い者でインディアン(今はネイティブアメリカンでしたっけ)が悪者に描かれている一種勧善懲悪の時代劇みたいなものだったりするので。

人間のクリエイティブさが無くなってしまえば、それこそ人類というのは衰退していくのでは無いだろうか…寧ろ猿の惑星になっていったりして。
技術の進歩も程々にしておかないと、結局は滅びの道へ一直線、なんて考えてしまいます。
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