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さよなら三角また来て四角 [日記]

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ここ数日、著名人の訃報が相次いでいます。

昨日は千葉真一さんがコロナでお亡くなりになったとの報が。
千葉真一さんと言えば、米国に渡って米国映画でも活躍し、「サニー千葉」と呼ばれていたそうですが、私はずっと「ソニー千葉」と覚えていたんですね。
子供の頃に、親父が千葉真一の事をソニー千葉と言うんだぞなんて言っていた様なおぼろげな記憶があって、「そうか、ソニーがトランジスタラジオで米国を席巻したからそんな名前にしたんだ」とずっと思っていて、今更ながら、訃報を聞いて、「サニー千葉」だったのだと知った次第。

お昼や昼前のサンテレビだとかテレビ大阪とかで服部半蔵影の軍団の再放送をやっていて、よく親父が見ていたなぁと言う思い出ですね。
今はこんなアクション時代劇も無くなりましたし、どんどん昭和が遠くなっていきます。

でもって、今日は笑福亭仁鶴師匠がお亡くなりになったとか。
最近はEテレの『日本の話芸』と日テレの『笑点』でしか落語家を見る事が無くなりましたが、私が子供の頃は、関西にいた事もあり、テレビを付ければどこかしら落語や漫才をやっていました。

仁鶴師匠も色んな番組で見たものです。
ラジオの深夜番組はどちらかと言えばFM派だったので、AMの深夜番組は余り縁が無いのですが、ラジオで軽快に飛ばす感じから軽薄な噺家と思いきや、意外にも結構正統派の落語を口演していました。
師匠の松鶴さん譲りのきちんとした落語ですね。
最初の枕の部分からして聴衆を引込ませ、自分の手のひらに載っけていく技術は素晴らしいものがあった様に思えます。

そしてCMやらバラエティー。
子連れ狼の拝一刀だったかな、に扮したボンカレーでは「三分間待つのだぞ」。
あれもよく真似しましたっけ。
今でもやっている、バラエティー生活笑百科でも、「四角い仁鶴がまーるくおさめまっせ」と言うフレーズでお茶の間を虜にしましたね。
上沼恵美子さんとの掛け合いも笑わせて貰いました。

更にアニメ。
子供の頃、夕方の毎日放送だったか読売テレビだったか忘れましたが、じゃりン子チエをやってたのですよね。
その劇場版のテツの担任だった花井のおっちゃん役が仁鶴師匠で、息子のチエの担任が桂三枝師匠でした。
アニメのアフレコの割にはやっぱり落語家だからか、花井のおっちゃんの豪放磊落さ、息子の何となく線の細い様子が手に取る様に分かりました。
あれも夏休みには何回か再放送してたっけ。

仁鶴師匠の訃報を聞いて、子供の頃の思い出が幾つか蘇りました。
ご冥福をお祈りいたします。
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