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ポチッとな [日記]

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今日は猛烈に寒くて、流石に窓を開ける勇気がありませんでした。
まぁ、在宅勤務だからまだ家を出る事が無かった分マシでしたが。
明日は晴れて気温が上昇するらしいです。
こう寒暖の差が激しいと腰に来るのが嫌なのですが…。

そして、クーラーの暖房機能だと風が来るときだけ温いのですが、それ以外は隙間風が入った感じで冷たく感じ、書斎にも遂にオイルヒーターを出す事になりました。
昼間はクーラーの暖房機能だけで良いのですが、夜になって気温が低下してくると、矢張りじんわり暖まった方が身体にも良いですし、部屋全体が満遍なく暖まるので、結構重宝しています。
ただ、電気代が嵩むのがネックですが…。

最近、私が子供の頃に第一線で活躍していた人の訃報が相次いでいます。
昨日は古谷三敏さんが亡くなられましたね。
ジャンプやマガジンよりはサンデー派だったので、床屋くらいでしか古谷三敏さんの作品を読むことは無かったのですが、当時でもかなり攻めていた(と言うか、今だと絶対に書けないであろう)『ダメおやじ』は結構ブラックな作品でした。
謂わば、当時隆盛を極めていた寺山修司的な、ガロ的な作品だったのではないでしょうか。

そして、今日は八奈見乗児さんの訃報が。
御年90歳だったそうですが、私が大人になると当然彼等も年を取っていくわけで、私の子供の頃に見ていたアニメの声優さんもどんどん鬼籍に入ってしまっています。

八奈見乗児さんと言えば、『巨人の星』も金字塔的作品ですが、私の世代的には『タイムボカン』シリーズのボヤッキー一族が思い出に残っています。
『タイムボカン』と『ヤッターマン』など、タツノコプロの一連の作品は、出て来るメカが異なるのみで、登場人物のキャラ造形が全く同じという作品でした。

大体格好の良いイケメンの男の子と美人の女の子(今やこんな作品を作るだけで放送コードに引っ掛かりそうですが)と、ちょっと抜けたロボットがが善玉キャラでいて、敵役には美人だけど性格の悪いお姉さん(小原乃梨子さん)がリーダーで、部下の凸凹コンビが、片方は細くて学究肌、悪役メカをこれでもかと作り続ける部下その1(これが八奈見乗児さん)と、力だけがあり頭が少し抜けているゴリラみたいなキャラの部下その2(たてかべ和也さん)がいる訳で。

当然、勧善懲悪ものですから悪役キャラは必ず正義の味方に負けて、原子雲(当時は核実験が地上で行われていましたからね)をなびかせてメカが爆発し、ボロボロになった3人が自転車に乗って逃亡する…。
でもって、滝口順平さんが演じた闇の首領にお仕置きされると言うのが定番でしたね。

ある意味、今よりも映像作品が作りやすかった時代のお気楽アニメでした。
この悪役キャラの片方が必ず八奈見乗児さんで、何時もとぼけた味わいの声でキャラクターを動かしていた訳です。

何時もはとぼけたキャラなのに、主人公がピンチになるとき(つまり悪役側が勝っているとき)、時々イケメンになるのも面白かった。
「全国の女子高生のみなさーん」とか「ポチッとな」は強く印象に残っています。

このキャラクターが結構強烈だったので、その後のアニメ作品で八奈見乗児さんが出る度に、そのキャラではなくてタイムボカンシリーズのボヤッキー一族を思い出していました。

また1人、子供の頃の思い出が消えました。
ご冥福をお祈りいたします。
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