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手のひら返し? [日記]

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今日は休日出勤。
昨晩準備した御陰で、やることは余り無くて大体午前中で終わったのですが、午後からは別部門でやっている作業の支援。
元々は各事務所に作業を依頼するつもりでは無かったのに、先日初歩的なトラブルをした関係で、きちんと確認しようと言う事で、急遽、各事務所に出勤を依頼したのですが、やることを決めてなかったので、こっちにお鉢が回ってきたもの。

まぁネットワークの設定変更とその確認のため、適当にテレビ会議をすると言うものだったのですが、最初は無人の映像と音声無しのテレビ会議を垂れ流すつもりだったのに、インターフェースの確認画面を見ながら会話しつつ、各地と確認作業を進めていった為、ガッツリ作業をしてしまいました。

ただそうした事もあって、スムースに終わってくれて良かったです。
しかし、たかが30分から1時間の作業に皆さん休日出勤してくれて、申し訳ない気分でいっぱいでした。
結局、自分の拠点のネットワーク設定変更に時間が掛かり、終わってみれば代休が1日発生した訳ですが。

ところで大運動会。

マスコミは公共放送も含め、日本人の金メダルに熱狂していますが、こちとらは余り感動を覚えません。
多様性だとかへったくれだとか言っているこの世の中、「日本人」というアイデンティティーで括るのはどうなんだろうと思ったりする。

日系人でもメダルを取れば、「日本人がメダルを取った」と大騒ぎしているのに何か違和感を覚えます。
大坂なおみみたいに、実際の生活拠点が海外なのに、この国のマスコミはどうも「日本人」と言う縛りで報道するのな。

でもって、開催前、あれだけ開催を声高に反対していたのに、いざ始まってしまうと、一面トップは金メダルの話題。
これを手のひら返しと言わずして何と言う。

そりゃ、選手が活躍するのは否定しません。
しかしながら、昨日の女子柔道48kg級の日本選手が今大会初の日本勢最初のメダルを取ったとき、その人ばかりに焦点を当てるのはどうなんだろう。
確かに銀メダルも凄いことだと思いますが、金メダルに輝いたボスニア・ヘルツェゴビナの選手は、独立してから2番目の金メダルだそうです。
また、男子柔道60kg級の日本選手が最初の金メダルを取ったのは祝すべきでしょうが、台湾の選手だって、台湾初の柔道メダリストとなったことを報道しないのはどうなんだろう。

試合相手を称えずに、「日本人がー」と言うのは違うのでは無いかなぁ。
特に柔道においては、礼儀として両者を称えるべきなのでは?

他方、海外の報道では、先進諸国にとっては、そもそもオリンピックが時代遅れのコンテンツとなって来つつあるみたいで、余り熱狂的な報道がありません。
確かに取材活動も制約されているのもあるでしょう。
でも、海外の記者たちもそれなりに取材活動をしています。

彼等の取材対象は、日本の様に選手一辺倒では無く、選手を取り巻く環境も含んでいます。
だからか、周辺のお店やテイクアウトなんかであったちょっとしたエピソードとか、コロナ禍でも何とか工夫して行っている市民との交流とかを記事にしています。

そう言う意味では、日本の地方紙も同じ様な視点に立って報道している様に感じますね。
まぁ大手広告企業に籠絡されていないからなのかも知れませんが。

個人的には、もう少し「日本人がー」では無く、相手のことも取り上げる報道をして欲しいものだと思いますけどね…まぁ、今の日本の大手メディアにそれを望むのは高望みなのかも知れませんが。
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