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ももクロの弁当と平和 [読書]

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今日は株主総会のリハーサル。
何時もはシャンシャンで終わるのですが、今年はみっちり。
上つ方が代わるのと、物言う株主さんが出席する予定なのでみんなピリピリしているらしい。
今年の総会は最長を記録するのでは無いだろうか。

とは言え、使うOA機器がかなり減ったので、こっちは楽です。
正直、私が出なくても良いんじゃ無いですかと聞くと、何が起きるか分からないから、頼むからいて下さいと総務に頼み込まれたので、嫌とは言えない。
もうね、殆ど置物というか鎮守様と化しています。
御陰で、リハーサルの間何も無くて、別室に籠もって仕事してました(笑。

さて、今日はこの前医者にいて待っている間に読んでいた本。
『ももクロの弁当と平和』(小島和宏著/ワニブックス刊)。
毎度おなじみ、ももクロの公式記者である小島和宏さんのももクロ本です。

この人の著書が出ると、「ああ、もう1年経過したんだな」と思ったりする。
大体、冬のももクリとか夏の一大事と言った大箱ライブの時に臨時店が出て、表紙違いの本を買って、サインを貰うのが慣例になっていましたもの。

とは言え、去年、そして今年とコロナ禍の御陰で全くそう言う機会もありませんでした。
勿論、ライブは幾つかあったけど、無観客だったり、密を避けるというので出店も無かったりと寂しい1年でした…そして今年も。

この本は、2019年半ばの明治座の座長公演、クリスマスライブから書き起こして、2020年の幸福感溢れるライブが出来た2月までの日々、そして一転、緊急事態宣言が出されて、エンターテインメントが死んだ自粛の日々に彼女達と運営がどうやって打開策を打ち出していったか、更に専門家も交えてクラスターを出さない様にどの様な施策を採って、無観客とは言え、配信ライブを実現していったのか、そして、通常の配信ライブとは違う、一歩先に行くももクロならではのライブ配信、その先駆けとも言うべき、あーりんのソロコンやれにちゃんのソロコンについて触れています。

当然のことながら、去年の場合は密着取材などは出来ないし、自粛期間中は全くメンバーはもとより、運営サイドからも徹底して連絡が無かったとか言うことだったので、当人にインタビューをして当時の記憶を思い起こして貰ったり、今はどうなのかと言う思いを聞いたりして纏めたものです。

この辺はプロレス誌上がりの記者なので、本当にあった話なのかどうかは不明なのですが、彼女達、例によって、数々の名言を残しています。
どんなシチュエーションでそんな名言が出て来たかを知るのもこの本を読めば分かります。

ところで、題名ですが、女性週刊誌にスクープされた事件がモチーフになっています。
通常、週刊誌にスクープされたと言えば、彼氏と同棲していたとか、デート現場を激撮されたとか、そんな事件?性を帯びた記事が多かったりするわけですが、彼女達がスクープされたのは、ロケ弁を大切そうにお持ち帰りしていると言うのを写されただけ。

かなり平和な話ですが、これが緊急事態宣言で自粛自粛の暗い雰囲気の中で流れたものだったので、結構バズったらしい。
なので、題名はその「事件」から採ってはいますが、これ自体が本の中に書かれているかと言えば、巻頭と半ばにあるグラビアでその再現写真(笑)と序章で少し触れているだけです。

「タイトルと異なるじゃ無いか!」と怒る人もいるかも知れませんが、モノノフ(ももクロファン)からすれば、彼女達が弁当や差し入れを無駄にせず持ち帰るのは当たり前の光景と化している訳で、「何を今更」なんですよね。
実際、今回の再現写真を撮影した時も、弁当はそのままお持ち帰りしたそうですし。

アイドルの頂点を極めても、驕ること無く、路上時代同様にものを粗末にしない姿勢があるし、舞台に対しても、謙虚で真摯な姿勢が垣間見えるからこそ、歌謡界の大御所と呼ばれる人達、加山雄三さんとかさだまさしさん、天童みゆきさんなどなど、嫌な顔一つせずに一緒に舞台に上がってくれるし、また可愛がってくれているのでは無いかと思います。

既に亡くなられていますが、淡谷のり子さんが生きていたら何と仰っていたのでしょうか。
ifの世界ではありますが、とても興味がありますね。
つい、そんなことを考えてしまいました。

ももクロの弁当と平和

ももクロの弁当と平和

  • 作者: 小島 和宏
  • 出版社/メーカー: ワニブックス
  • 発売日: 2020/12/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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