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Moskva! Moskva! [日記]

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今日は寒くて二度寝。
在宅勤務なので助かりましたが…。
山手線火災で足止めを食うのも免れましたし。
まぁ、仕事の方も一山越えたからそれはそれでOK。

ところで、ロシア海軍の黒海艦隊旗艦Moskvaが沈没したそうです。
ウクライナ軍の対艦ミサイルが命中したとの事ですが、ロシア海軍的には撃沈では無いらしい。
曳航中に沈没したという発表でしたが、ミサイルが命中して推進力が失われたのか、或いは弾薬庫に火が回って大破したのかは判りません。
現場海域はかなり時化ていた感じで相当波が高かったので、波を受けて転覆したのでしょうかね。
取り敢ず、ソ連時代から彼の国の軍艦はトップヘビー気味でしたから。

個々が小さい陸軍の装備とかと違って、流石に旗艦ともなると、隠し通すわけには行きませんからね。
ミサイルかどうか判らないものの、沈没したという事実には変わり有りませんわな。
ウクライナ軍の攻撃は無いと気が緩んでいて見張が疎かになったか、不意打ちの御陰でダメージコントロールが出来なかったのかも知れません。

しかし、旗艦を失ったのはロシア海軍にとっては痛いでしょうね。
旗艦設備の整った艦艇が黒海艦隊にあれば代替は可能でしょうが、無ければバルト海から回航する必要があります。

今、ロシア海軍の巡洋艦は4隻しか無いのですね。
北海とバルト海、黒海と、極東に各々1隻ずつ配備しているとすれば予備が無い。
キーロフ級の未成艦が就役したら1隻捻出できますが、熟練した乗組員が集まるかは疑問。

それで無くとも、今の状態だとバルト海を出たり、地中海、紅海に入るだけでも一苦労では無いかと。
ジブラルタル海峡では英国海軍の嫌がらせに遭うでしょうし、最後はトルコのお情けに縋って、ボスポラス海峡を渡らないといけないし。

戦争状態と言う事ですから、通常の状態でボスポラス海峡を通り抜けることが出来るのか、封鎖されるのか、それともウルトラCとして武装を全部取り払い、民間船という扱いで無理矢理通り抜けるのか…。
そうなった時には、場合に依ってはウクライナ軍の良い的になりかねない。

しかし、Moskvaと言えば、ロートルの軍ヲタである私はヘリコプター空母を思い起こしたのですが、流石にあの船はソ連崩壊の時に除籍されたのですね。
あれもソ連独自の航空戦艦的な変な艦でしたね。

矢張り、ロシアは根本的には陸軍国なんでしょう。
黒海艦隊には、クリミアを重視しているんだぞと言う考えで首都、そしていにしえの大公国の栄光の名を冠した艦を配属したのでしょうね。
逆にそれが失われた場合のダメージを余り考えなかったのかな。

これでウクライナ沿岸に於ける黒海艦隊の活動が鈍ってくれれば良いのですが。
そして、黒海艦隊を腐らせ、戦艦ポチョムキンの叛乱の様に、海軍が反旗を翻す事になったらと期待はするのですが、流石にそこまで行くことは無いでしょうね。
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