SSブログ

うたかたの夢 [日記]

DAL_B777-200ER_860DA_0011.jpg

今日は体調が悪くてお休み。
と言うか、昨晩暑くて、寝返りを何度も打ったら、CPAPのパイプが身体に巻き付いて本体が何度も落っこちたのもある。
折角1時過ぎに寝たのに3時くらいまでその状態で何度も起きたのと、身体全体に痒みが出たのもあったりして寝られず、結果的に寝不足になった訳で。

今日は仕事日の予定だったのに、何も出来なかったのは少しダメージが大きかったです。
まぁ、明日頑張ろう。

ところで、三菱がMRJ改めスペースジェットから徐々に手を引こうとしているみたいですね。
米国の拠点も撤退に向けて動いていますし、数年前に初飛行したばかりの試作機も除籍しているし。
国産機に拘って、結果的に傷が深くなる前にしようとしているのでしょうか。
折角、着眼点は良かったのに、妙に大企業としてのプライドが邪魔して、米国での型式証明取得を軽視した結果、試作に無茶苦茶時間が掛かり、その間にライバル機たちは次々に就航して、後塵を拝し、結果的に競争から敗れ去った、何時もの日本の国産機のパターンです。
そして、航空博物館に幻の翼として展示されるんですよね(苦笑。

川崎重工のBK-117ヘリコプターの様に、海外のメーカーとの共同開発を模索するか、ホンダのように、最初から日本で開発などせず、米国や欧州を拠点に開発を進めていった方が、変なしがらみに引っ掛からずに先に進めたような気がします。

別に先進国での共同開発に拘らなくても、インドネシアやスペインと言った途上国のメーカーとの開発でも、それなりに機数が稼げたと思うのですが。

今更Airbusが拾ってくれることは無いし、足元に火が付いているBoeing辺りに拾ってくれるのを座して待つのでしょうかね。
そして、MU-300と同じ轍を踏むのですね、わかります。

そう考えると、日本で新しい物作りをしようとするのは、余程の物好きで無いと駄目なんだろうなと思う。
特に官側が積極的に介入して上手く行った例しがないですからねぇ。
まぁ、航空機産業は精々が米国企業の下請けが関の山と言う事なんでしょうね。

産業の裾野を広げるために航空機産業を育成するとか言ってますが、ドローンでも国産航空機でも制約が多すぎて日本での市場はほぼ無いでしょう。
あっても、日本独自仕様のパターンに陥ってガラパゴス化するのがオチでは無いかと思います。

自動車産業も、EVになると専門メーカーが製作する必要性が薄れてきます。
正直、モーターの方が構造的にエンジンよりも簡単ですから。
そうなると、別に自動車メーカーに拘らなくとも、デザイン力と鈑金の製作能力さえあれば作れるわけです。
後は販売チャネルの問題だけですし、極端に言えば車検なんてのも必要ありません。

極論かも知れませんが、こんな事が続くのならば遠からず、日本から物作りというものは消えていくのでは無いでしょうか。
それこそ、江戸時代以来の手作りマニファクチャくらいの産業しか残らなかったりして。
正直、日本の場合、民間の成長を阻害しているのが政府なんですよねぇ。
nice!(8)