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平成の合併と都構想 [日記]

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そう言えば、昨日11月になった訳で。
笑っても泣いても後2ヶ月です。
今年は年賀状をゆっくり書くことが出来るのでしょうか。
何となく、ギリギリまで扱き使われそうな気がしますが。

ところで、やほーニュースを読んでいたら、カセットコンロの危険性について書いてありました。
10年経過したカセットコンロは、部品が劣化している可能性があるので、交換すべしと言うものでした。
我が家には、阪神淡路大震災ですから25年前に配布されたか買ったかしたカセットコンロが未だに現役で稼働していますが、正直ヤバいかも知れません。
ボンベも7年経過したものは劣化している可能性があるらしい。

で、それを無料で交換してくれるキャンペーンをしているらしいのですが、応募要領は、Twitterでプロパンガス協会のアカウントをリツイートして、古くなったカセットコンロの写真をアップする必要があるそうな。
こんなボロいカセットコンロを後生大事に使い続けているのは、大抵が年寄りです。
そんな年寄りがTwitterなんてするでしょうか。
どうも、ピントがずれているような気がしますね。

年寄りに訴求するのであれば折り込み広告か、スーパーの台所用品売場にPOPを書いておくとかした方が良いと思うのですが。

ピントがずれていると言えば、今回行われた大阪都構想。
結局は、平成の大合併の延長線上にある話では無いかと思ったりして。

平成の大合併は彼方此方で合併が展開された訳で、我が鳩ヶ谷市もそれに飲み込まれてしまった訳ですが、あれから何年も経過して何が良くなったかと言うと何も変わっていません。
合併の時に、鳩ヶ谷が川口の丁度中心に来ることから、合併直前に大枚を叩いて市役所を新築したのですが、結局は元の市役所の近く、つまり市域から見れば南の果てに新しく市役所を建築すると言うね。
ただでさえ借金が多い自治体なのに、更に借金をこさえています。
大阪都構想が可決していたら、市役所はどうするつもりだったのかなぁ。

うちの合併でもそうでしたが、合併の時はみんな口当たりの良いことを言う訳です。
んで、実際は「こんな筈じゃ無かった」です。
うちなんかの合併でも、鳩ヶ谷の市議会議員で川口の市議会議員に当選したのは、共産党の市議会議員くらいしかいません。
つまり、代表者を選出するところで差が付くわけですし、住民の要望も通りにくくなります。

今回、都構想の支持側はメリットの明確化が出来ませんでした。
謂わば、イメージ先行だった訳ですが、大阪人って意外に実利が無いと動きません。
夢は幾ら語っても良いでしょう。
しかし、現実の生活にどう直結するのかを明確に語れないと、有権者は不安に駆られるだけです。

また、直前に合併に伴う費用算出の根拠が捏造でした、みたいなことを市役所の財政担当が言い始めた訳で、イメージ的に市長が箝口令を敷いたのでは無いかみたいに思われたのでは無いでしょうか。

こうした投票の場合は、メリットだけで無くデメリットもきちっと説明しないといけませんが、ネガティブ情報を全くと言って良いほど出しませんでした。

恐らく、ここら辺はそれ以前の選挙で、維新が大勝利したことにより奢りが生じたのでは無いか、と思いますね。
実際には、前回までの首長選挙で消極的な支持をしていた無党派層が、今回はそっぽを向いたのでは無いかと。

流石に3回目は無いと思いますが、どこで息を吹き返さないとも限らないのが、政治の怖いところです。
有権者は、他人事と思わずに、ちゃんと自分の中で納得できるまで考える必要があると思いますよ。
これは都構想に限らずですけどね。
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