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OCTAVE [音楽]

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今日はリハビリに出掛け、パン屋に寄って、スーパーに寄ったら後は引き籠り。
本来なら、遠征に出掛けている予定だったのですが、生憎の天気に加え、北風運用になっていました。
成田へは、KLMのOrange Pride塗装機が飛来したのですが、ピーカンでは無かったので諦めた。

流石に週休0日の反動だったためか、昼間によく寝られました。
そして蒸し暑かったので日中掃除機を掛けるのは諦め、掃除機を掛けるのは晩にしました。
まぁ、色々遠征とかコンサートとかあったので、掃除をする間が無く、埃が溜っていたのが解消されてすっきりしました。
掃除するのに昼も夜も関係ありませんが。

で、そうこうしている内に、星屑店で予約していたOCTAVEが到着。
続々とメジャーデビューを果たすスタダアイドルの中で、いぎなり東北産と並んでまだインディーズに甘んじている桜エビ~ずのセカンドアルバムです。

インディーズとは言え、アルバムを2枚も出せるのは恵まれている方だと思いますが、個人的にはメジャーデビューしても十分にやっていけるグループだと思うので…。

さて、そのアルバム。
昨年、桜エビ~ずは12ヶ月連続配信シングルを出しました。
運営としてはかなり思い切った決断。
正直言って、それまでの桜エビ~ずは、正に姉貴分のエビ中の初期と同じく、「キレのないダンスと不安定な歌唱」という感じでした。

それが、この12ヶ月連続配信シングルの御陰で、パフォーマンスがメキメキ上達し、場合によって姉貴分を凌駕しているかと思えるくらい。
同じスタダアイドルの中で、先行してメジャーデビューを果たしたとき宣、はちロケやロジャポなどよりも勝っています。
12月のエビ中の大学芸会や先日のエビフェスでもオープニングアクトを務めましたが、エビ中ファミリーには衝撃を持って受け止められ、強烈な印象を残したようです。
また、『リンドバーグ』は昨年末のインディーズアイドル歌謡大賞の2位に選ばれたくらいの曲です。

これらの配信シングルを纏めたのが、今回のOCTAVEと言うアルバム。
元々の12曲に、『せつないや』と言う曲を加えた13曲入のアルバムになっています。

今回私が購入したのは限定版です。
フォトブックレットが付いているのですが、更にCDがもう1枚付いていて、これには収録曲のオフボーカル版が収録されています。
これを聴くと、運営の本気の音作りがよく判ります。
アイドルの歌は、時に何処かで妥協しがちな部分があって、キーとかも彼女達の音域に合わせているケースが多かったりしますが、そうした配慮一切無し。

曲もスカあり、アシッドミュージックあり、バラード有り、80年代のヒット曲調ありとバラエティーに富んでいます。
こうした曲達を提供された御陰で、彼女達もしっかり歌に向うことが出来たのでは無いでしょうか。
改めて、歌入りの曲を聴いてみると、メンバーの成長の跡がはっきり分かりますね。
初期の頃は、あやめちゃんと水春がツインボーカルとなっていた感じでしたが、もあちゃんが出て来て、空ちゃんが覚醒して、みっぴとりじゅ氏が追いついてきて横一線になった感じ。

殆どもう、メジャーデビューに手が届くくらいまで来ている様な気がしますが、何かの切っ掛けがいるのだろうなぁ。
どこかのアニメかCMで採用するところはないじゃろか。

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おどるポンポコリン [音楽]

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今日は珍しく外出。
上つ方と一緒にとある会社に訪問。
早めに帰れる、とほくそ笑んだも束の間、帰りに喫茶店に寄って今後の方針確認の打合せをしていたので、リハビリに行けずでした。
今日リハビリに行けたら、完全に明日をゴロゴロ引き籠りで過ごそうと思いましたが、明日になったので、朝にリハビリに出かけ、パン屋とスーパーに寄って帰ると言う黄金パターンになりそうです。

時に、昨日、家に帰るとHMVから『おどるポンポコリン』が届いていました。
それにしても、春のニューアルバム『MOMOIRO CLOVER Z』からのこの落差、流石ももクロ陣営です。

まぁ、ももクロとアニメって、初期のZ無しのももクロでのピンキージョーンズに始まり、モーレツ宇宙海賊、更にドラゴンボールZとか、セーラームーン、クレしんと国民的アニメを結構制覇し、後はドラえもんとサザエさん、ポケモン…あら、結構残っているわ(笑。

何にせよ、引出しが多い分、色々な曲が歌える彼女達にとって、おどるポンポコリンもお茶の子さいさいだったのでは無いだろうか。
ついでに、夏菜子ちゃんにとっては、地元が舞台のアニメですし、地元の有名作家の作品に携われる事も有るし、結構嬉しかったのでは無いでしょうかね。

子供向けの番組にも出ているからか、ももクロちゃん達は作品の中に上手く溶け込んでいる様に思えます。
ただ、カバー曲はその世界観をちゃんと残してオリジナリティーを出す様にしないと、結構叩かれる可能性がありますが、その辺はそつなく熟している印象です。

『おどるポンポコリン』は、カバー曲をする場合でも、様々な人がカバーしている分、結構難しいと思いますが、ちゃんとB.B.クイーンズのオリジナルの世界観を残しながら、自分のものにしています。
『ありがとうのうた』では、ももクロちゃん+まるちゃんと仲間達と言う事で、ちびまる子ちゃんの登場キャラクターが次々と出て来て楽しい歌。
ももクロちゃんも楽しんでレコーディングしている様が目に浮かびます。
最後の『私を選んで!花輪くん』は、あーりんとみぎわさん、それに花輪君が参加してのコミカルな花輪君取り合いの歌ですが、ヴェルレーヌが出て来るとは思わなかった。
まさに、国民的アニメに相応しい曲では無いかと思ったりして。

惜しむらくは、原作者のさくらももこさんが、この世にいないと言うことでしょうか。
生きていたら、さぞかし夏菜子ちゃんは興奮したことでしょうし、どんな感想を漏らしたかね。


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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2019/08/28
  • メディア: CD


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バベルの塔 [ひとりごと]

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月曜日、週末は晴れで南風。
火曜になると、曇で南風となり、昨日は午前中小雨で南風…。
まぁ、ここまでは何とか許せる範囲でしたが、今日はとうとう終日雨で北風。

7月最終週、お盆休み、先週に引き続き、4度目の遠征延期となりました。
来週も、会社の創立記念日絡みで週末お休みですが見事に午前か午後かが雨。

日本全国何処に行っても雨から逃れられそうに無いので、北海道に行くとか仙台、新潟に行くとか考えたのですが、仙台も一時雨、北海道は今から来週の便を抑えても結構高いので諦めた。
新潟は、そもそも国際便が余り来ない。
平日なので、自衛隊機の離着陸が撮影出来るかも知れない小松と言う手はありますが。
成田も一応、晴れ間は見え、更に南風の予想なので、食指が動くのですが、毎回毎回成田に出掛けると飽きてくる。
それでいて、羽田は全然食指が動かない。

まぁ、今週末はジタバタせずに家で温和しくしておこうかと思います。
そんな日に限って、晴れて良い天気になるのですけどね。
タグ:生活 計画 旅行
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ニワカ、歌謡ショーに行く [音楽]

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流石に、一回身体を壊してからまだ半年も経っていない状態で、週休0日は無理がありました。
疲れが溜って、生あくびを繰り返し、身体が重くて遂にグロッキー。
半日休んで会社に行ったのですが、午後からの休みなら兎も角、午前中の休みは心穏やかに眠れない。
と言う事で、疲れを未だ引き摺っている状態だったりします。
今日は早く寝よう。

と言う事で、土曜日に行ってきたももクロちゃんの明治座公演について、今更書いてみる。
公演は、26日まで続いたのですが、当初25日にOIF2019に出動するつもりだったので、24日の夜公演をチョイス。
ただ、この公演を忘れて、遠征を入れていて慌ててキャンセルしたのは内緒。

当日はほぼギリギリだったので、余り物販を見られず、パンフと手拭いを買っただけで終わり。
席は3階の花道直上だった為、花道での動きが全く見えずでした。
まぁ1階席とかと5,000円から違っているので、致し方ない部分がありましたが。

さて、そのももクロ一座特別公演の内容は、よく演歌歌手が梅田コマ劇場とかでやっているのと同じ構成で、第1部が佐々木彩夏座長以下のももクロちゃん主役の演劇、幕間休憩を挟んで、第2部が歌謡ショーでした。

それにしても、映画に、舞台に、ミュージカルに、大衆演劇と、ももクロちゃんの活動フィールドの多様さには目を見張るものがあります。
ただ、何れの場合も、評論家や批評家と呼ばれる人達からは徹底的に無視されている様なイメージ。
食わず嫌いというか、どれにしても中身は本格的なものなのですがねぇ。

今回の公演では時代劇に挑戦です。
江東区に住んでいたときには真下を通る新宿線で仕事場に通っていたこともあり、明治座と言う名前に親しみを持ってはいましたが、実際に足を踏み入れたのは初めてです。
なるほど、本格的にお芝居をする小屋としては、非常に良く出来ていますね。
大きな回り舞台が設えられていましたが、大規模なものでした。

私達の世代でこうした回り舞台を見られたのが、ドリフの寸劇でしたっけ。
これもまた、運営のドリフターズへのオマージュだったように思えます。

芝居の筋は所謂「お姫様もの」で、あーりん扮する桃亀藩のおてんば姫様が、悪党相手に大立ち回りを見せるというものです。
因みに、あーりんの父である桃亀藩の藩主役には国広富之さんが、藩主の幼なじみで、伝説の忍者の役には、松崎しげるさんが扮していました。

国広富之さんと松崎しげるさんのコンビと言えば、昭和の刑事もので一世を風靡した、「噂の刑事トミーとマツ」です。
普段は臆病でパッとしないトミーですが、窮地に追い込まれ、震えていると、相棒のマツが、「この男女!お前はトミコだ!」と活を入れると、人が変わった様にジャッキー・チェン並の活躍をするというドラマですが、このキャスティングをしただけに、しっかりこのシチュエーションは踏襲されていました。
私達の世代はドンピシャだけに、凄く懐かしかったです。

残りのももクロのメンバーは、奥女中でかつ伝説の忍者配下のくノ一という設定。
その師範役にはももクロのコンサートでお馴染みのオラキオさんが配されています。
元々、桃亀藩は、桃井藩と亀池藩が合体して生まれたもので、桃井藩が陽とすれば、亀池藩は陰。
亀池藩の人達は忍術に長け、ももクロのメンバーやオラキオさんは、その末裔という設定。

毎夜毎夜、御屋鋪を抜け出しては、亀池藩を故郷とする人々が住まう江戸は神田亀池町の居酒屋でアルバイトをし、居酒屋がはねると、忍術修行に汗を流すと言う事をしていました。
実はその居酒屋こそ、伝説の忍者が経営している店で、一見普通の店ですが、深夜には修業場となる仕組みでした。
ある日、御屋鋪を抜け出すところを姫様に見つかります。
その場はやり過ごしましたが、姫様は彼女達をこっそり付けていき、秘密を知ってしまうのです。

そして、伝説に忍者に直談判して、修業を始めます。
その修業は堂に入ったものでしたが、実は藩主の奥方もくノ一で、彼女はその血を引いていたと言う設定。

そんなある日、老中の田貫腹ヱ門と彼につるんだ出入商人の木之崎屋が、その神田亀池町を乗っ取って大規模賭場を作ると言う悪巧みをします。
彼等は、神田亀池町で博打好きの人達を陥れ、その借金のカタに亀池町を乗っ取ろうとしていたのです。
危うし、神田亀池町!
しかも桃亀藩藩主は、その悪巧みを止めようと真っ正直に田貫藩藩邸に入って捕まってしまいました。
伝説の忍者も足を踏み外して捕まり、正に絶体絶命のピンク、いやピンチ!

そこへ現れ出でたるは我等が姫様、そして、くノ一達と師匠。
彼女達の戦いの御陰で、悪巧みは明るみに出て、神田亀池町は平穏を取り戻したのでした、めでたしめでたし。

正に予定調和の時代劇なのですが、最近こんなベタな設定を真面目にすることはありませんから、それは貴重な機会では無いでしょうか。
今回は時代劇、そして殺陣というのに挑戦しています。
勿論、ももクロを知り尽くした劇団ラッパ屋を率いる鈴木聡さんの本、「幕が上がる」以来毎年の様に一緒に何かをしている本広克行さんの演出ですから、面白くないはずがありません。
時代劇自体は、昔NHK-BSで経験した事はあったでしょうが、これだけの長丁場をやり終えたのは大変なことだと思います。

それでも、1日2公演をきちんと熟して、2部では歌まで歌って観客を喜ばせると言うのは、何時の間にか彼女達は真のエンターテイナーになっているのでは無いか、と。
2部でも途中途中で、1部の出演者が顔を覗かせます。
ちょい役の俳優ならいざ知らず、国広富之さん、松崎しげるさんも、最後に一緒に場を盛り上げると言うのも、凄く一座に一体感があるのだなぁ、と思いましたね。
勝手な偏見かも知れませんが、本来2部の歌謡ショーに出る必要など無いですし、皆さん疲れていると思うのに、ももクロちゃんと衣装の侭で一緒に踊ると言う事をしているのですから。

毎回、ももクロちゃんが様々な場所に連れて行ってくれますが、これも良い経験でした。
ついでに、あーりんプロデュースのお弁当も胃もたれするくらい美味しかったです(笑。
タグ:音楽 演劇
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国鉄広報部専属カメラマンの光跡 [読書]

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流石に週休0日は身体に堪えます。
16時過ぎたらもう集中力が無く、疲れがどっとやって来ました。
まぁ何とか18時半まで耐えましたが、この持続力がどこまで続くのか分かりません。

さて、今日も観劇の感想を書こうと思ったのですが、疲れて頭が働かないので、昨日まで読んでた本の紹介。
流石に疲れて殆ど読む気力が無かったのですが、写真がメインの本だったので1日で読み終えました。

『国鉄広報部専属カメラマンの光跡 レンズの奥の国鉄時代』(荒川好夫著/交通新聞社刊)
ヤマケイのレイルシリーズや、保育社の「国鉄の車両」シリーズ、「私鉄の車両」シリーズの写真を撮り続けたカメラマンで、1968年、国鉄に嘱託カメラマンとして入社し、以来、民営化に至るまで、ずっと日本全国の国鉄マンや国鉄の風景を撮り続けた膨大な写真の中から、選りすぐった写真を中心に、それらの写真に関する記事をエッセイ風に纏めた本。

昨日の本もそうですが、古き良き時代の国鉄の風景を、こちらは会社組織の広報という目を通じて、記録したものです。
これらの写真は、社内報や社外向けの宣伝媒体に用いられ、国鉄広報の一助を担いました。

あくまでも嘱託カメラマンですから、現地に赴く交通費やある程度の経費は出るようですが、機材代は自腹だったそうで、北海道では犬走りに立てかけておいた機材が列車通過の風圧で海にドボンしたり、寝台列車に乗っての取材中、目を離した隙に寝台に放置していた機材がまるごと盗難に遭ったり、大雪に見舞われた新潟での除雪現場では、寒さや雪の水分でストロボの回路が故障したりと、苦労は絶えません。

また、ローカル線に赴くと列車の接続が良くないため、足はレンタカーや取材用の自家用車を駆って道なき道を行くと言うことも屡々。
当時としてはハイカラなフォルクスワーゲンのトランスポーターをその足に使っていたのですが、堅牢で高品質なドイツ製の車でも、日本の悪路には耐えきれず、部品が落ちたり、ギアの動きをエンジンに伝えるワイヤーが切れたりと散々な目に遭っています。

それでもその苦労の結晶である、嘱託カメラマンならではの貴重な写真が残っていて、先に書いた新潟の除雪現場の迫力ある写真やヤクルトが優勝したときに送られた記念の盾(その昔、スワローズは国鉄スワローズとなっていた事が有ったため)、新関門トンネルの工事現場の湿度100%の環境下での写真、関門トンネルを人道では無く鉄道トンネルの掃除に同行して踏破した写真、十和田地区の国鉄自動車部の貴重な写真と、国鉄には珍しい女性達(車掌さんの研修に同行した)の写真、更には鉄道100年記念式典において、国鉄本社での式典の代表取材を行い、昭和天皇と香淳皇后を撮影したときの緊張感が伝わる写真、更には国鉄からJRに移行するときの都内の出来事を記録した写真などが掲載されています。

古き良き時代の国鉄の風景と共に、時代背景を切り取った歴史の記録です。
最後には、取材途上で撮影した沿線各地の風景写真もあり、これもまた生活の貴重な記録として残っていることに感慨深いものがあります。

思えば、国鉄民営化から日本全国が「効率化」のかけ声の下ひた走り、結局、生活に余裕や楽しみが失われていった様な感じを受けます。
今は、働いている人達からどれだけ笑顔が出て来るのでしょうか。
また、メリハリのある表情がどれだけ出て来るのでしょうか。
そんなことを感じてしまう本でもありますが、そんなことを思うのは、正直年を食った証拠なんだろうなぁと思ったりして。

国鉄広報部専属カメラマンの光跡 (DJ鉄ぶらブックス―線路端のたのしみを誘う本)

国鉄広報部専属カメラマンの光跡 (DJ鉄ぶらブックス―線路端のたのしみを誘う本)

  • 作者: 荒川 好夫
  • 出版社/メーカー: 交通新聞社
  • 発売日: 2017/03/07
  • メディア: 単行本


タグ:読書 生活
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日本縦断客車鈍行の旅 [読書]

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土曜日から連続して、週休0日のスタート。
なので、早めに帰ろうと思ったのですが全然早く帰れなかったです。
おまけに土曜日、遠征先は雨が降る予報なので何だかなぁ、と。
1日ずらして日曜に遠征すれば雨に降られず、風向きも良いのですが、それで深夜帰りだと月曜日更に死にますし、9月頭には本復したかどうか、病院に行って検査して貰わないといけないので、流石に身体を休めないとまともな数値が出て来ないと思われる。
とは言え、週休0日の影響がどれだけ出ることやら。

で、観劇の話はまだネタバレが懸念されるので明日に回して、今日は通勤の行き帰りに読んでいた本の紹介。

『日本縦断客車鈍行の旅 -昭和五十一年夏、旧型客車で稚内から長崎へ-』(田中正恭著/クラッセ刊)
タイトルの如く、著者が1976年、学生時代の夏休みを利用して北海道の稚内から客車鈍行だけを選んだ片道切符を作り、その当時最長距離となっていた長崎まで旅した旅行記です。

当時の客車鈍行列車は、国鉄末期やJRになってから運航されていた50系客車の様な全金属製構体、自動ドア、冷房付、照明は蛍光灯で、クッション付のセミクロスシートを有する近代的な客車では無く、雑形と呼ばれていた旧型客車で、車内はクロスシートですが板張りや申し訳程度の布張り、当然冷房は付いておらず、夏なんかは窓全開、照明は白熱灯がぼ~っと点いているくらい。
更にドアエンジンは付いておらず、手で開け閉めする手動ドアで、列車の衝撃によってはドアが開くという代物でした。

私自身、高校時代に遠足の下見に行くと担任から唆されて、電化前の福知山線で、DD51に牽引された旧型客車に乗ったのが唯一だと思います。
あれも鈍行でノロノロ走る為に風が入らずにすごく暑かったし、五月蠅いしで閉口しましたっけ。

大学時代、電車で学校まで通っていたのですが、朝の講義に出るためや夕方に家路につく時に新快速に乗っていると、眼下の和田岬線でよくDD51に牽かれた旧型客車を見かけました。
何時かそれに乗ろうと思っていたら何時の間にかDD51は消え、旧型客車は長田駅の引込線に留置されて、何時しか消えてしまいました。

それは扨措き、この本は日本最長片道切符の旅ほどでは有りませんが、古き良き時代の国鉄の風景を切り取りつつ、1970年代の若者の旅を描写した本になります。
因みに作者は、甲南大学で鉄道旅のサークルを主宰していた人だそうです。
当時の若者の旅は貧乏旅行で、ボサボサの格好で風呂にも中々入れず、荷物をいっぱい背負って、大体駅寝(駅の待合室で寝袋を拡げてベンチか床で寝る)し、たまの贅沢と言う事で、ユースホステルに泊ると言うもの。
今やユースホステルなんてのは死語ですね。

今の世の中では、確実に通報される様な旅の仕方です。
北海道では車窓を楽しむでも無く、ひたすら入場券を集めるため、短い停車時間でも駅員さん(当時はどんなに小さな駅でも大体駅員さんがいて、最終列車まで窓口は営業していた)に駆け寄って封筒に入場券代と切符代を入れて渡し、後日郵便で送って貰うとか、駅員さんがいない場合でも、駅舎にいるだろうから、降りる人に封筒を渡して貰う様に頼むとかを繰返していました。
そうした事をしていると、発車時刻に間に合わず、走り始めた客車に飛び乗ったのは良いのですが、勢い余ってデッキの床にダイブしてしまい、まかり間違えば命が無い事を遣らかしたり。
これまた、今の世の中だと確実に緊急通報ボタンが押される事案。

それでも、車掌さんと仲良くなって、その入場券集めに鉄道電話で先回りして協力してくれたり(これも今の世の中、コンプライアンス違反だと目くじらを立てられる事案)、駅員さんとのコミュニケーションで、切符に呆れられたり驚かれたりしています。

勿論、長い距離を旅していると、「俺は一体何をしているのだろうか」と言う疑問が湧いて、長い乗車時間に自問自答してみたり、列車内で相席になった地元の人との会話に閉口したり、気分転換にユースホステルで英気を養いつつ、そこで知り合った若者と一緒に観光をしたりと、当時の若者が悩んでいた様、そして様々な場面での一期一会を楽しんでいる様がよく判ります。
更にふらりと入った店で問わず語りに話をしていたら、「うちで寝ていきな」と言う食堂のおかみさんみたいな人もいました。
今の様に、スマホの画面に顔を落として我関せずと言うのはこの頃ありません。
そう言う意味では、この時代はかなり人間味溢れていました。

でもって、これが小説だと、異性が出て来て甘酸っぱい恋の話が展開されるのでしょうが、あくまでも客車列車で旅をすると言うのが第一義の書物ですから、異性が出て来ても周辺を観光して、それから先は何も無いと言う余り面白くない結果に終わったのは、未だバンカラの風潮が残っていたからかも知れませんね。

こうして39日もかけて長崎まで行ったのに、帰ってきたのは客車急行の「雲仙」。
冷房付で窓が開かず、セミクロスシートに自動ドア付の14系客車の車上の人となって、翌日には家のある神戸に帰ってきました。
その差について、作者は特に感慨を書いていませんが、その心境は如何ばかりだったのでしょうか。
私も、初めて九州に行って来たときには、帰りは青春18きっぷで、鈍行を乗り継いで帰ってきた経験があるのですが、最短距離の山陽本線ですら神戸まで帰るのは大変でしたから、よく我慢できるなと思いましたね。

私なんか関西弁で言う所の「いらち」ですから、鈍行列車の旅には飽きて、迷わず特急列車に飛び乗ってしまいそうですけどね。

日本縦断客車鈍行の旅―昭和五十一年夏、旧型客車で稚内から長崎へ (KLASSE BOOKS)

日本縦断客車鈍行の旅―昭和五十一年夏、旧型客車で稚内から長崎へ (KLASSE BOOKS)

  • 作者: 田中 正恭
  • 出版社/メーカー: クラッセ
  • 発売日: 2018/06/01
  • メディア: 単行本


タグ:生活 読書
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成田詣で-メラメラ(その4) [飛行機]

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今日もガッツリ休日出勤。
14時頃には終わるやろ、と思っていたのですが、甘かった。
途中でトラブルが起きて中断した御陰で、終わってみれば17時過ぎ。
結局代休1日発生です。
まぁ、今年は年休が少ないから代休が出来て嬉しいけど。

昨日、彼方此方彷徨った御陰で12,000歩も歩いたから、今日は疲れがピーク。
御陰で腰に張りが出ています。
シップして寝なければ。

さて、今日は予定では明治座の話を書こうかと思っていたのですが、時間が余りないので、写真でお茶を濁す。
そしてまだ前回金曜の釣果がまだまだ残っています。

ANAのB.777-300ER。
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毎度おなじみスタアラ塗装機。

Air CanadaのB.787-9。
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初撮り逆サイド。

AuroraのA.319-100。
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こちらサイド初撮り。

Singapore AirlinesのB.777-300ER。
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こちらサイド初撮り。

澳門航空のA.320-200neo。
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6月受領した機体で、初撮り。
先月成田を出発して片発停止を起こした機体。
長らく成田に留め置かれていましたが、最近運航を再開しました。

Asiana AirlinesのB.747-400F(BDSF)。
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こちらサイド初撮り。

UnitedのB.737-800。
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グアム2便目でこちらサイド転がりは初撮り。

もう1機、Air CanadaのB.787-9。
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こちらサイドは初撮り。

数が少ないけどこんなもの。
日が長いと言っても、余り良い天気では無く、最後の部分は粗々だが、取り敢ず編集して公開する。
週末も遠征の予定ですが、天気が結構ボロボロなんですよね。
予報が外れてくれることを祈るのみです。
タグ:飛行機 写真
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朝から晩まで [日記]

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今日は大忙し。
朝からマシン室の掃除とワックス掛けがあり、担当の中の人が入院していないので、こちらが出て対応。
ギリギリに入ったら、もう既に皆さん勢揃いで恐縮。
取り敢ずドアを開けて、監視装置を切って、作業を円滑に出来る様にする。

今まで全く掃除していなかったので相当汚かったのですが、洗剤をぶちまけたらかなり奇麗になりました。
業者さんにこれだけ汚くなると、「年4回は掃除した方がいいですね」と言われてしまいましたね。
嗚呼恥ずかし。

ワックスを掛けたものの、元々が乾燥しているマシン室ですから、あっと言う間に乾き、11時には完了。
今日はももクロちゃんの観劇に行く日ですから、家に戻ると出づらくなるのは必至。
今回の場所は明治座なので、一本で行けると言う事で、羽田に行こうと準備していました。

と言う訳で、羽田に移動。
国際線ターミナルか、2タミか毎度迷うのですが、今日は国際線ターミナルに腰を落ち着けることに。
ところが、今日は南風運用。
米国路線のうち、DeltaとUnitedは目の前を横切ってくれたのですが、AmericanはC滑走路降りで撮影の機会を逸してしまいました。

なので、国際線は止めて、2タミに移動。
御陰様で、Air CanadaとVietnam Airlines、Singapore Airlinesは撮影しそびれてしまいました。
ま、幸い、2タミでも色々と釣果があったので良しとする。

こうして時間を潰し、最後の目的地、明治座へ。
羽田からなら、京急から浅草線に入るエアポート快特が楽ちんで、明治座最寄の東日本橋から少し歩くくらいで1本で行けます。

もう少し余裕を持って出れば良かったのですが、余裕無しで出掛けたので、物販やら何やら、結構ドタバタでした。

今回の席は3階席。
正直、花道が見きれる場所で余り良い席ではありません。
言うても、1階席や2階席に比べると安いですし、大きい芝居小屋と言っても、普段ももクロがやっているスタジアムなどと比べると、かなり小さなものです。
なので、表情は辛うじて読み取ることが出来ました。

とは言え、みんな明治座での観劇は初めてと言う人ばかりですから、幕前にお作法の説明がありました。
今回の演し物は2部構成で、古き良き時代の演歌歌手が手がける座長公演そのもの。
つまり最初に劇があって、その後に歌謡ショーがある構成です。
しかしながら、ここはももクロ陣営、手抜きは一切無く、監督は映画監督の本広克行さんだし、脚本は鈴木聡さん、更に東宝演劇部の後押しもあるというね。

中身はまだ後数公演ありますからはっきり書きませんが、かなり面白かったです。
それに、国広富之さんと松崎しげるさんのコンビと言えば、私の世代ではドンピシャなので、すんなり受容れられました。
そんな訳で、お芝居の中身については後ほど。

そして明日はまた16時までお仕事ですよ、トホホ。

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VOICES [音楽]

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今日は検査デー。
会社では年1回のVDT健診です。
去年メガネを新調したのですが、近場を見るのは良かったものの、左目の遠距離視力は、かなり乱視が進んで低下していました。
まぁ、両目の視力的にはバランスが取れているので、日常生活に支障は無いのですが。
また、焦点合せはまた後退して30歳代になってしまいました。
一昨年までは10代を誇っていたというのに…。

そして早引けして月1回のCPAP。
何故か19日から今日までのデータが飛んでいないのですが、Amazonの仮想環境がトラブルを起こしているためかしら。
数値を戻して貰って落ち着いているかと思ったのですが、どうも詳細を見たら無呼吸状態が続いている指数がずっと出ているそうで、またも設定数値を変えることになりました。

大胆に変えると言う事だったのですが、大胆に変えたら逆に寝入り端が厳しい様に思えてなりません。
恐らく、来月の数値は更に悪くなっている予感です。

先月はすんなりだったのですが、今月は結構な人がいて、結構待たされたので、18時過ぎに鳩ヶ谷に到着。
薬局で薬を処方して貰って18時20分、それからリハビリに行くと、後5分遅いと短縮バージョンにされるところでした。
まぁ何とか滑り込みセーフでしたが。

リハビリを終えて受付に行き、お盆を挟んで薬が無かったので、薬を貰おうとすると、既に薬が用意されていて、診療報酬の計算も済んでいて、後はお金を払うだけと言うね。
その時点で最後の患者だったので、大車輪でやったっぽい。
御陰で待つ事も無く医者を出ることが出来ました。

時に昨日、密林から色々と商品が来たのですが、「VOICES」が到着しますと言うメールが来たので、「はて、VOICESとは何じゃラホイ」と首をひねっていると、商品を見て思い出しました。

CONNIEさんのシングルだったのですね。
この人は、Negicco姐さんのサウンドクリエイターで、本業は新潟の建築会社の会社員。
ただ、職場の理解を得て、二足のわらじを履いています。

今回のシングルは、Negicco姐さんは参加していません。
とは言え、自身が歌うわけでは無く(Negicco姐さんのアルバムで自身が歌っている曲はありますが)、他の女性アーティストに自身が作詞作曲した曲を歌って貰うと言う形式を採っています。

最初の『グリッター』は、小田朋美さん。
Negicco姐さんのサポートメンバーとして入ったCRCK/LCKSのボーカルです。
次の『月夜の森』では、弓木英梨乃さん。
こちらは、KIRINJIのボーカルです。
3曲目は『美しいほし』で、みぃなさん。
さよならポニーテールというボーカルグループのメンバーです。
4曲目の『赤い涙』はいえもとめぐみさん。
ウワノソラと言うグループのボーカルです。
最後の曲は、『灯りが照らす場所』という曲で、これは遠藤瑠香さんが歌っています。
この人は、今回のシングルで唯一のソロです。

何れも、その筋ではかなりの人達をボーカルに迎えています。
で、曲はと言えば、Negicco姐さんでお馴染みのCONNIE節が炸裂しているな、と。

グリッターは、シティポップ風のオシャレな曲で、ピチカート・ファイヴを彷彿とさせます。
最初の曲に相応しくノリの良い曲ですから、ライブでは盛り上がるでしょうね。
アレンジによっては、DJMeguが出て来そうです。

月夜の森では、Negicco姐さんの曲調そのままで、正にCONNIE節です。
Negicco姐さんが歌っても、違和感ないですね。

美しいほしも、良い感じの曲で、みぃなさんのやさしい歌声が非常に良く合います。
車を運転してドライブウェイを走るのに似合いそうな曲。

赤い涙は、出だしを聞いたら小田急のCMソングを思い出した。
今までとは打って変わってゆったりした曲です。
伸びのある透明な声質のいえもとめぐみさんに合った曲に作り上げていますし、ライブの転の場面で使う感じの曲ですね。

灯りが照らす場所は、CONNIEさん流のアイドルソングですかね。
アイドルソングの王道的な作り方をしています。
ま、Negicco姐さんもアイドルではありますが、個人的にはエビ中の星名さん辺りにソロで歌って欲しい曲でもあるかも。

このシングルを聞いていると、これらのエビ中のカバーを聞いてみたくなりました。
エビネギとかでやってくれませんかね。

VOICES

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Fall Wait Records
  • 発売日: 2019/08/21
  • メディア: CD



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サブカメラ、変えるべきか変えざるべきか [写真]

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毎度毎度、人手が足りないと言っているのにも関わらず、費用を圧縮しろ、削減しろという上つ方には困ったものです。
仕事は山の様に降ってくるのに、それに対応出来るのはほんの一握りの人達だけ。
結果、その人達にしわ寄せが来る訳で…。
まぁ、仕事の愚痴を書き出したら切りが無いのでこの辺にしておいて。

先日成田詣でに行ったとき、久々にサブカメラのE-PL6を使ったら、レンジファインダーの画面が点かない。
単に目に当てる部分のゴムが割れているのが原因か、と思ったのですが、水平にすると画面が映らず、上から覗く様にするとちゃんと映ります。
何処かの接触不良の様です。

ならば、レンジファインダーを修理するべきかと考えたのですが、ちょっと待てと。
レンジファインダーの修理と言っても、かなりの金額が掛かりそうです。
ならば、カメラ本体を下取りに出して、差額でファインダー付のE-Mシリーズを買った方がいい気がしてきました。
恐らく、幾ら古い機種とは言え、E-PL6は1万くらいの金額になるのでは無かろうか、と。
となると、2万プラスすれば中古のE-M5かE-M10が買えそうな感じ。

手ブレ補正も5軸のが付いているし、レンズは今までのを流用すれば良いから、そちらに乗り換えようかどうしようかと思案中です。
それならば、後で300mmを買って、撮影の選択を拡げる事もできます。
OLYMPUSのカメラは、動態撮影と夜間のピント合わせがちょっと厳しいにしろ、ミラーレスなのでシャッター命数を余り気にしなくてもいいですし、ZUIKOレンズはかなり明るいので、PENTAXに比べると逆光でもかなり映りが良い印象を持っているので、近場の撮影だったらこれで良いのかなとも思ったりして。

まぁ、サブカメラとして他にPENTAXのKS-1があるので、そちらを使えば良いのですが、軽さという点ではOLYMPUSのカメラの方が勝っているので、ちょっと考え中です。
何れも入替は冬になるでしょうけど。
タグ:写真 物欲
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