墓穴 [日記]
今日は先週土曜日のトラブルの後始末のため出社。
保守チームが捏ねくり回してもちゃんと動かないので、結局、データベース鯖の方も元に戻す。
と、あら不思議、見事に起動してしまいました。
一体何が起きたのか、さっぱり判りません。
そして、その上で動いているパッケージソフトウェアのメーカーとの遣り取りも、余りパッとしません。
上手く伝わっていないのか、斜め45度の返事が返ってきて、中々先に進まなかったりするわけで。
恐らく、データベース鯖とWeb鯖との連携が上手く行っていないのでは無いか、と言う推定が成り立つのですが、IPアドレスとかが変わらないので、何をキーにして連携しているのかが全く判らない訳です。
まぁ、しょうもないところで連携しているのだとは思いますが。
さて、そんな今日この頃ですが、NATOにフィンランドとスウェーデンが加盟する申請を出したそうです。
フィンランドは兎も角、スウェーデンは19世紀以来の永世中立国の地位を棄ててまで、集団安全保障の枠組みに入る事になって、ちょっとビックリです。
元々の北欧4ヶ国の内、第2次世界大戦を境に、デンマークとノルウェーはドイツに蹂躙されたことから、中立を捨てて集団安全保障の枠組みであるNATOに加盟し、スウェーデンは兎にも角にも大戦中は中立を守ったことから、戦後もNATOに加盟せず、独自の中立政策を標榜、フィンランドは敗戦国となったことから、ソ連寄りの中立を選択せざるを得ないと言う様に、それぞれ独自の道を歩んできたのですが、ここへ来て、一気にNATOと言う傘の下に入る選択をしたわけです。
そう考えると、ロシアは完全に墓穴を掘ったのでしょうね。
そもそも、ロシアがウクライナに侵攻しなければ、フィンランドやスウェーデンの選択は無かったわけですから。
今後、正気を失ったロシアがどんな報復措置に出るかでしょうか。
まさかと思いますが、ヴィープリに亡命カレリア共和国政府みたいなのをでっち上げて、フィンランドに侵攻しないとも限りません。
(実際に、冬戦争の時に使った手)
まぁ、フィンランドに侵攻するようなリスクの高いことをするのなら、先にバルト三国とかモルドヴァに侵攻するのでは無いかと思いますが、そもそも今はウクライナで手一杯でしょうから、恫喝とエネルギーの供給停止くらいしかロシアの採りうる手は無いでしょうね。
しかし、これでロシア海軍の半分は詰んでしまいました。
後は、冬になると凍り付く北海のムルマンスクと、遠い僻地にあるウラジオストクだけです。
バルト海は完全にNATOの金城湯池となり、黒海は同じくNATO加盟国であるトルコに抑えられ、欧州からの出入口は北海のみとなります。
太平洋でもオホーツク海と朝鮮半島北部沿岸くらいしか安全な場所はありません。
何だかんだ言っても米国太平洋艦隊と、自衛艦隊が軒を連ねていますからね。
ロシアにとっては正に悪手では無いかと思うのですが。
これでロシアが崩壊したら、中国が沿海州を狙うかも知れないですね。
何しろ、19世紀に奪われた地ですから。
ま、Putinにとっては行くも地獄、退くも地獄の状態では無いでしょうか。