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ニワカ、歴史を目撃す [音楽]

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ここ最近、バッチが早く終わるので寝る時間もそれにつれて早くなっています。
今日は0時半に寝て、途中2回ほど目が覚めましたが、それを除くと9時間半みっちり寝ていました。
やっと疲れが取れたような気がする。

で、そんなこんなで、今日は大宮でエビ中のコンサート。
短めの秋ツアーですが、先月、システム移行の御陰で秋田に行けなかったので、そのリベンジであると言うのと、地元開催と言う事でチケットを取ったら、週末の座間は落選しましたが、地元の大宮は当選しました。
因みに今日は虫の目で、スタンドから程良い距離感で見る事が出来ました。

物販は生写真のみで、Blu-rayの予約をして、特典の宝くじを引いたのですが、毎度の事ながら引きが弱く、生写真もサインをゲット出来ず、宝くじも私の後の人が続々当選すると言うね…。
ま、こんなところで運を使い果たす訳にはいかん。

後、ファンクラブの更新を行って、いざ座席へ。
先ほども書いた様に1階席の前の方だったのですが、目の前では無く、程良い距離感で見る事が出来ました。

今回のツアーのテーマは「義務教育からの卒業」。
エビ中も今年で9年目であり、来年はももクロ同様に10周年を迎えます。
運営も、徐々に彼女達にプロデュースの一端を担わせようとしているのかも知れません。
事実、今回のコンサートでは、「日直」なるものが出来て、それぞれの公演にメンバーが1人選ばれ、日直が、セトリの一部を差配したり、演出を手がけたりしています。

今迄は、ぽーちゃん、ひなた、彩ちゃんの3名が行って、今日の公演。
ぽーちゃんが残っていれば、埼玉はぽーちゃん一択でしたが、先にやってしまったのでその目は余りありません。
と言う事で、千秋楽は真山に取っておいて、今日は美玲ちゃんかな、と思ったのですが、まさかの真山さん。

そこで、今日のお題はエビ中の歴史的なものとなったらしく、セトリの前半はエビ中の初期の曲とか、初期メンバーが歌っていた曲が中心。
そう言う意味では、今となっては十分に干され曲となっている作品が多数出て来て、懐かしさを覚えましたし、当時の不安定な歌唱力を見ていた者にとっては、今の圧倒的な歌唱力で歌われる同じ曲との違いに改めて感銘を受けました。

このセトリは、殆どプロデューサーの近藤キネオさんが作っているのですが、途中虫食い状態になっている部分があって、ここにその日の日直が自分で合うと思った曲を入れ込むと言う趣向が凝らされています。
勿論、この虫食いの部分にも元々キネオさんが考えていた楽曲があるのですが、そこは明らかにせず、その日の日直に任せてそのギャップを楽しむと言う裏趣向もありました。

流石に最古参の真山さん。
ほぼキネオさんの思惑を読んでいましたが、反骨精神旺盛な彼女は、そのキネオさんの思惑に対して敢えて逆張りをすると言う事をやってのけます。
とは言え、それをしたからと言って全くセトリが成り立たない、テーマが成立しないと言う訳ではありません。
そのテーマを立てつつ、「私ならこうする」と言う彼女の主張が見事に織り込まれていました。
これも、エビ中の楽曲の振り幅が広いからと言うのがあるからだと思ったり。

例えば、セトリの最初の方に出て来た「I'm Your Manager」。
実はこれが虫食い曲で、キネオさんは「Go!Go!Here We Go!ロック・リー」を予定していました。
セトリ的には勢いを付ける意味でこの曲を入れる意味がありますが、真山さんはこの曲が余りに定番過ぎて面白みに欠けると判断したようです。
その代わりに真山さんがこの曲を入れたのは、世代を継ぐと言う意味を持たせるため。
この曲の中には語りの部分があるのですが、何時ものひなたと真山さんの掛け合いでは無く、この部分はかほりこに変えています。
これは、現役学生世代の彼女達にこの部分をパフォーマンスさせる事で、次の世代にもこの曲を継いでいくという意味を持たせました。

こんな感じで、セトリの中に入れた曲に微妙な演出を加えて更に幅を持たせる事に成功しています。
それは「EBINOMICS」でも示されました。
元々、「EBINOMICS」はぽーちゃんの口パクで始まっているのですが、これをひなたちゃんの生歌に置き換えたのです。
ぽーちゃんの口パクはそれはそれで面白いのですが、ひなたちゃんはこの部分を軽々と歌い熟してしまいました。
以前、ラスベガスで本場のパフォーマンスを目の当たりにしたり、路上ライブをしたりと様々な経験を積んでいた訳で、それが良い形で出ているなぁと。

彼女ばかりでは無く、彩花ちゃんのフェイクも大分堂に入ってきましたし、歌のパフォーマンスはどれだけ伸びるのか判らない、空恐ろしい子達です。

初期の曲もどんどん進化していて、何時までも最初のパフォーマンスに拘泥している訳ではありません。
ライブが曲を育てると言う話も聞きますが、正に彼女達のパフォーマンスはその言葉通りだと思ったりします。
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