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ベンチがアホやから… [日記]

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今週はΟ株がどれだけ流行っていようが出勤でごわす。
とあるシステムを導入する事にしたのですが、手作りを考えていた別セクションの人間から激怒され、自分こそがルールブックだと言う別セクションの人間からは足蹴にされて宙ぶらりんの状態です。
まぁ、こちとらは強引にシステムを入れてしまうだけですが。

ところで、熊本県の海産物が全然売れなくなっているそうです。
県産のアサリが、実は国産では無く中国やら韓国からの輸入物だったという話が発端で、他の魚介類にも影響しているそうな。

川魚とかなら未だしも、海産物で国産品なんてブランドが、どれだけの信頼度があるのやら。
まぁ、百歩譲って瀬戸内海とかの魚はまだ国産と言う余地があるかな。

一方でカツオやマグロは回遊魚ですから、日本の領海外で釣上げても、それが日本漁船に釣上げられれば国産品、外国の漁船で釣上げて、それを日本に持ち込むと海外産となる訳で、原産地のブランドなんてあって無いようなもので、正直、何を今さらという感じがします。

ウナギなんかも幼生を海外から購入しても、養殖池で育てると国産に化けるし、貝だって海外から稚貝を購入して、自分の所の浜にばら撒いてそれを採取すれば、国産に化けます。
そう考えると、国産の海産物なんてのは大いなる幻想では無いかと思うのですがねぇ。

以前、深海魚の話を書いたのですが、今では代替魚みたいなのが大手を振っています。
魚が獲れなくなって、でも市場にニーズがあるから食味が似た代わりの魚を調達して、その魚として販売すると言うもの。

本来は全然違う系統の魚なのに、切り身で売られているので、それが本当にその魚かどうかが判らない、そんな状態が続いています。
昔は、魚屋さんで1匹丸々を吟味して購入し、それを捌く(捌けなければ魚屋に捌いて貰う)という買い方が主でしたが、スーパーマーケットの発達と核家族化の進展で、1匹丸々と言う買い方をしなくなり、切り身での購入が主流になってしまいました。

そうなると、切り身の魚がどんな魚か、消費者は関心が無くなり、そのラベルに書いてある品物名だけを見て判断する。
そこに「国産」と書いてあれば、鰯の頭も信心からでは無いけれど、国産と思い込むのでは無いかと。

その昔、「ベンチがアホやから…」と言って退団した投手がいましたが、全国の漁業従事者からすると、「消費者がアホやから…」と言いたいのでは無いですかね。
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