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世界のエアラインPROFILE [読書]

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今日も出勤。
毎日、何時感染するかとヒヤヒヤしております。
ここまで来たら何時感染してもおかしくないですからね。
予定では明日は在宅勤務なのですが、どうしようか迷っています。
また証明書と格闘しているのでね。
ちょっと手前でやった設定に対して、自縄自縛に陥っているような気がしなくも無い。

さて、今日は暫く寝室で読んでいた本の紹介。
『民間航空界の勢力図を読み解く 世界のエアラインPROFILE』(奥田章順編/イカロスMOOK刊)
簡単な本の紹介をすると、様々な経済的な指標やランク付けから、各航空会社を紹介しようというものです。

最近、例年なら日本発着国際線の旅客機アルバムが出るのと同じ季節なのですが、去年1年翻弄されたコロナ禍の御陰で、世界的に航空業界、特に旅客輸送の分野では彼方此方の会社が経営破綻したり、吸収合併があったりなど激動の時期で、日本に飛来する航空会社も激減した時期でもあり、のんびりとアルバムを作る事が出来なかったのだと思います。

それでも、世界各地の航空会社を紹介するために、国内線旅客数の多いエアライン、国際線旅客数が多いエアライン、旅客数が多いLCC、貨物輸送量が多いエアライン、安全ランキングが高いエアライン、地域を代表するエアライン、チャーターエアラインの各分野から20社くらいを抽出して紹介しています。

国内線旅客が多いのは、米中両国のエアライン。
国が広いため、鉄道で移動するよりも飛行機を使った方が手っ取り早く移動できますから、ランキング上位は米中がほとんどを占めています。

国際線旅客が多いのは国が小さく、周辺諸国への路線が多いと勢い国際線旅客が多くなりますから、欧州各国や中東のエアラインが上位を占めます。
中東のエアラインは更に自国の空港をハブ空港とすることで、路線数を稼ぎ、旅客数の獲得に貢献しています。

LCCについては近年のビジネスモデルですが、安く座席を提供し、多くの路線に、切れ目無く飛行機を飛ばすと言うものです。
コロナ禍ではかなりの会社がダメージを被りましたが、近距離路線専門のLCCは逆に路線を拡張して生き残りを図ろうとしています。

このコロナ禍で目立ったのが航空機による貨物輸送。
このランキングでは、米国の貨物専門エアラインが上位を占めています。
しかし、アジアでは貨物専門エアラインよりも旅客機をも飛ばしている台湾勢が健闘している感じです。
多分、近距離航空貨物として旅客機の床下貨物を利用した輸送が顕著なのでは無いかと思います。

安全度ランキングは、どれだけ重大事故を起こさなかったかですが、このランクが高いのはオセアニアの航空会社です。
その他では欧州の中堅航空会社が好成績です。

これらのランキングに入らなくても、地域を代表するエアラインも多々あります。
一方、旅行シーズンしかお目に掛かることが無いチャーター便でも、大手の会社は通常の航空会社よりも大規模な旅客機を運航しているケースもあります。

こうした会社の歴史と現状を紹介した本となっています。
勿論、写真はチャーリー古庄さんの撮りだめ写真からのチョイスで、写真をパラパラ見るだけでも面白いです。
願わくば、こうした会社も日本に就航してくれると嬉しいのですがねぇ。
中国や韓国までは来るけど、そこから先には中々行かないのでしょうねぇ。

世界のエアラインPROFILE (イカロス・ムック)

世界のエアラインPROFILE (イカロス・ムック)

  • 作者: 奥田章順
  • 出版社/メーカー: イカロス出版
  • 発売日: 2021/03/08
  • メディア: ムック



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