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台風に突っ込もう [日記]

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今日から10月。
泣いても笑っても後2ヶ月です。
そして下期の始まり。
どうやら今月は案件が6本同時進行という事になりそうで、またぞろ過労が頭をよぎります。
て言うか、まともなプロマネが1人欲しい。

そんな今日は台風が襲来していたので、当然のことながら在宅勤務。
昨日は週2回出て来いと通知があったのですが、今日は一転、まだ自粛期間なので週1回で良いよと猫撫で声がやって来ました。

取り散らかしていた作業をやっと整理出来たのも束の間、さっき書いた様な状態になりそうなので月初めですがゲンナリしています。
しかし、企画立案から、日程確認から、予算消化状況から、設計から、運用から、実際に手を動かすところまで全部おんぶに抱っこは大変です。

そんな話は置いておいて、今日は台風でした。
先日のEテレで放送されたサイエンス・アイと言う番組で台風のことを取り上げていました。
気象衛星から読み取れる情報と、実際の被害が全く異なると言う事例が相次いでいたので、2017年に気象庁がビズジェットを借上げて、台風の中に突っ込ませたというもの。

結果、例えば、台風の目が見えなくなったから勢力が弱まったと気象衛星の画像から判断していた定説に対し、台風の目近くに実際に突っ込んでみると上空に水蒸気を含む暖かな気流が出来て、雲が傘状に拡がり、台風の目を覆い隠しす事が有るとか、台風が発達する実際のメカニズムを目にする事が出来て、学術的にも非常に成果のある結果が続出したそうです。

だからと言って、継続して出来るかと言えば、現在文教予算は削りに削られているので、こんな飛行は全く行わないそうで、昨今の台風の大型化、凶暴化が進んでいるのに、非常にお寒い限りです。

お金持ちの米国には、Hurricane Hunterと呼ばれる空軍の飛行隊があり、カリブ海のハリケーン観測に従事していますし、海洋大気庁だったかな、そこも各種の航空機を取揃えてハリケーンの観測をしています。

その昔は横田に爆撃機を改造した気象観測機が配備され、台風シーズンに観測を行っていました。
その頃の日本は、飛行機なんて言う贅沢な代物は無いので、船に気象観測機材を積んで、台風の近くで観測すると言う事をしていましたが。

最初はB-29の気象観測型、それからB-50の気象観測型が横田などに配備されていました。
爆撃機がなぜよく用いられたかと言うと、台風への飛行は危険が大きく、頑丈な機体で無いと破壊される可能性があるためだそうです。

今はC-130やP-3の改造型がハリケーンの観測に従事しているそうですが、それなら日本でも運用しているんじゃ無いかなんて思ったのは内緒。
流石に危険すぎて、こうした観測は難しいのでしょうね。
これで事故を起こして飛行機が破壊されたり、乗務員が死傷したりしたら途端に叩かれますから。

本当は無人機とかをこうした任務のために活用するのも良いのかも知れませんが、未だ未だ技術的にはこうした任務に従事させるのは難しいのかも知れません。
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