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ももクロ非常識ビジネス学 [読書]

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今日は午前中半休にして、CPAPの検査。
今日を逃すと、恐らく年末ギリギリになる事が目に見えているし、午後半休にすると、連続午後半休かと色々とブータレられるのは明らかで、その後の仕事に色々と支障を来すのは明らかなので。
ただ、午前中に行くと健康診断でごった返しているので、それが難点。

血液検査を受けるため、朝飯抜きで出るので、結構早くに行けるかな、と思ったのですが、新聞をじっくり読んでいたために気が付くと8時半の始発に間に合いません。
しょうがないので10時前の始発に乗る事にしました。

何だかんだで、9時40分過ぎに入れたのが良かった。

CPAPの検査は相変わらず数値が悪く、ラージリーク時間が倍に、平均AHIが1.3倍になると言う数値悪化モードに陥った上に、上限のMAX圧に達する時間がかなり長くなっていた為、設定変更。
IPAPモードにしていたのをAutoモードに変える事になりました。
上限値は変更しないので、これで数値が変わるかの様子を見る事になりました。

で、CPAPの検査は終わったのですが、採血が未だ残っていました。
しかし、受付の人がすっかりそれを忘れていた為に更に30分待ち。
更に処方箋を渡すのを忘れたと言うね。

で、今日は掛り付け薬局では無く、医者の近くの薬局へ行って処方薬を貰う。
何時もなら、家に帰ってからですが、今日、明日、明後日は掛り付け薬局に行けないので緊急避難です。
因みに、処方箋は処方して貰ってから3日以内に薬を貰いに行かないと駄目らしい。
しかも、土曜日だと医者が休診になっているので、尚更、早めに貰わないといけない訳で。

まぁ、そんな状況で読了してしまったのが、ももクロの記録作者としてお馴染み、小島和宏さんの『ももクロ非常識ビジネス学』(ワニブックス刊)。

本来、小島さんは経済やビジネスの専門家ではありませんが、アイドルビジネスというかエンターテイメント業界の取材を通じて、その戦略とかビジネスモデルなどを垣間見ているので、その経験則に照らし合わせて、ももクロのビジネスモデルが他とどう異なっているのか、と言う点に重きを置いて書いたものです。

ももクロが世間でブレークしてから、そのビジネスモデルを参考に、幾多のアイドルグループが出て来たのですが、その殆どは大成していません。
それが何か、と言うのを突き詰めると、ももクロ陣営はアイドルビジネス、つまり、アイドルを賞味期間の短い消費財と見做すビジネスモデルに対し、同じ消費財でも、出来るだけ長く使って貰う耐久消費財を目指すと言う戦略で成功を収めたのでは無いか、と論じています。

ただ、個人的にはこの見解に同意はするものの、人数の少ないアイドルでの常套手段として、規模こそ異なれ、ある程度の先達がいるのは否めないのでは無いかと思ったり。

例えば、アイドルの範疇に含めるべきかどうかわからないですが、Perfumeなんかは握手会をする訳では無く、メディアへの露出もそれ程では無く(まぁ、歌番組の司会はしていましたが)、メンバーの関係性も良く、かつ、彼女達も未だに広島から出たままの感じで都会っぽく無く、でもダンスや楽曲は常に評価され、コンサートはアリーナを常に満杯にしたり、ワールドツアーを行ったりしています。

また、Perfumeとほぼ同期であるNegiccoにしても、下積みが長く、レコード会社すら決まらず、事務所も無かったのを、クマさんという人物が小さな小さな芸能事務所を立ち上げ、彼女達と歩みつつ、そして、Connieさん始め周囲の人達が、彼女達を放っておけないと言う事で、どんどん周りを巻き込み、知る人ぞ知るという状態かも知れませんが、15年もの間、アイドルビジネスの最前線で活動していますし、楽曲とパフォーマンスは毎回高い評価を得ています。

ももクロも、こうした先達の流れもある程度、参考にしているのでは無いだろうかと思う訳で、独自の部分もありますが、先達も含めた一つのビジネスモデルとして確立した流れの中にいるのでは無いか、と思うのです。

ももクロがPerfumeと異なるのは、ファン層と生歌への拘りになるのかな、Negiccoについては根本は余り違う部分がないのですが、強いて挙げるとすれば、資本力、そして展開力とスタッフの人数の違いかな、と。
スタッフの人数は発想力の差にもなりますし、新潟の弱小事務所と異なり、大手芸能プロダクションであるスタダはそれなりに資本力もあり、コネクションも強力ですから失敗を恐れずに大きな仕事が出来る土壌が培われているのでは無いかと。

では、スタダの他のグループと比較した場合、ももクロの異質さが目立つのかどうかと言う視点と言うのもあったらそれはそれで面白いものになったのでは無いかと思います。

エビ中の場合は、立ち上げの頃はほぼ姉妹グループ的な所もありましたから、ももクロのビジネスモデルを踏襲していましたが、最近はLas Vegasテイストのエンターテイメントを見据えた、どちらかと言えば、アメリカのショービジネスの方向に行こうとしているように見えます。
ただ、「これから」を見ているとメンバーの自己プロデュース力が出て来たように思えるので、スタッフとのコラボレーションが意外な相乗効果を生み出すかも知れません。

Team SHACHIは、店長がいた頃は大分尖鋭化した感じがありました。
ただ、それが逆に軋轢を生んだのか、一時期少し迷走したような感があります。
店長がいなくなった為に、それが逆境になったのか、またメンバーの脱退があったからなのか、ももクロよりも更に尖鋭化しつつも、少しずつ軌道修正を図っているように見えます。

たこ虹はももクロをモデルにしつつも、地元である関西の文化を取入れ、独自の発展を遂げようとしているように思えます。
一時期は東京にも軸足を置こうとしたきらいもありましたが、今は大阪で先ず知名度を上げる方向に方針を転換したような感じでしょうか。

この辺、「スタダアイドルビジネス学」的な本が出て来ると、また面白い切り口になる様に思えます。

と言う事で、昨日一昨日のコンサートを書くよりも、こっちに力が入ってしまった。




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