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たかが5グラム、されど5グラム [日記]

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今日も在宅勤務。
度の強い家用の眼鏡で仕事をしているからか、小さなモバイルノートパソコンの画面で仕事をしているからか、結構肩が凝ります。
明日、リハビリで伸ばせば治るかな…と言っても、明日は休日作業ですがね。
幸いにして、熱っぽいのは昨日までで、昨日早めに寝てぐっすり休んだからか、今日は風邪っ気が姿を消しました。
これで20日は自重しなくても良さそうです。

日本海側は大雪で、伊豆諸島では地震頻発。
やっぱり為政者変えようよ、平安時代なら天変地異の連続で改元レベルですよ。

そんな中、明るいニュースとしては「はやぶさ2」のカプセル帰還でしょうか。
初代の「はやぶさ」は取り敢ず帰ってきたのですが、技術が未だ未熟でサンプルは殆ど採取できず、関係者は悔しい思いをしたのでしょうが、今回の「はやぶさ2」は、前回の反省点を教訓に、スタッフも21回も墜落を経験すると言う猛訓練を経て、遂に予定通りミッションを成功させたばかりか、賭けとまで言われていた2回目の着陸も成功させ、多くのサンプルを持ち帰ることが出来ました。

ガスを採取できたばかりか、容器の蓋にも数多の砂粒が入っていて、1つ目の容器の中には採取予想量の50倍に当たる5グラムのサンプルが採取できたそうです。
これには、日本の天文学者は勿論、世界の研究者も大歓声を上げたのでは無いでしょうか。

2023年に米国の探査機が同じ様な構成の小惑星から、更に多い試料を持ち帰る予定ですが、何よりこちらの方が到着が早かったですから、その分のアドバンテージは計り知れません。
勿論、日本の探査機よりも多い試料がもたらされるのは間違いないでしょうが、「はやぶさ2」が持ち帰った試料である程度の予想が立ち、その理論を補完する為にこれらの試料が用いられる事になるのでは無いか、と。

後は、日本の政府がこうした研究に十分な研究費を出す気力があるか、ですけどね。
こんな基礎研究にお金を出そうとはしませんからね。

それにしても、何より楽しみなのは、第1の室を開けただけですからね。
来年早々に開けられる第2室にはどれくらいの試料が入っているのか。
こちらも多くのサンプルが入っているのでは無いか、と期待大です。

「はやぶさ」の塵のようなサンプルからでも、かなりの情報を得ることが出来たのですから、更に宇宙の謎が解明できる要素が増えてきたのでは無いでしょうか。
今から10年くらいはこれらのサンプルを使った研究が進むでしょうね。

ちなみに、「はやぶさ2」は初代のように燃え尽きること無く、次の目標に向って進んでいるそうです。
初代よりも劇的な生涯では無いでしょうが、それでも新たな挑戦をするのは凄いことだと思います。
願わくば、無事に次のミッションも終えてくれることを期待します。
いや、期待するより、無事これ名馬であって欲しいなぁと思いますね。
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