捕らぬ狸のなんとやら [日記]
今日は休日出勤。
今の社屋に新しくオフィスを増設することになったので、その下見とネットワーク敷設経路の確認。
工事業者が下見をしないと正確な見積が出ないので、立会いをする事になりました。
他の誰かが出れば良いんじゃ無いかと言われましたが、残念ながら、こうした工事業者と折衝できる能力があるのは、今のうちの組織では私しかいませんからねぇ。
阪神タイガースと違って、こう言った所、層の薄さが出て来るわけです。
取り敢ず、先ずは起点となるマシン室の確認。
パッチパネルを設置するラックを確認して、どこからどうやって線を敷設するか、線は何本必要か、冗長化はどうするか、などなどを検討してプロット図に落とし込む作業。
マシン室の中の確認を終えた後は、ネットワークの敷設ルートの確認。
新しいオフィスのフロアはマシン室から見て逆側に設置されるので、ビルのフロアを突っ切って逆側のEPS室に出せれば良いので、単純に考えるとマシン室最寄りのEPS室に線を出して、そのまま新しいオフィスのフロアまで線を延ばして、そこから何らかの方法で逆サイドのEPS室に線を持って行ければ良かったのですが、1フロア丸々の賃貸ではないので、ビルの管理会社が難色を示し、結局、マシン室から自社のフロアを突っ切るルートを検討。
ただ、自社フロアには防火壁があるので、そこを通り抜ける配管工事が必要。
幸い空き配管があったのと、ネットワークケーブルはそこまで太くないので、他のケーブルと並列で入れられれば良いかと言う事になりました。
フロアを半周して、逆側のEPS室に辿り着き、取り敢ず多分これだろうという配管を確認したのですが、通信会社のケーブルが共用部を突っ切った配管で敷設されていることを思い出し、ルートを確認。
共用部を突っ切れれば、半周よりも直線になりますから、距離が短く出来ます。
配管が断られた場合を考えて、代替ルートも検討。
取り敢ず、共用部の廊下を伝って、トイレの上部を突っ切れれば、同じ様に距離が短く出来る事が判りました。
この辺の対応を色々と検討していたため、結局、マシン室回りの下見だけで午前中が終わってしまいました。
単に管路の経路を確認するだけだと考えていたので、2~3時間で作業が終わり、その後は羽田詣でに行くことを考えていて、カメラを抱えていったのですが、完全にデッドウエイトと化しました。
昼飯を食べて再開。
まぁ、一番の難関であるマシン室からEPS室にケーブルを這わせる部分は確認が終わったので、後は縦の配管の確認。
空きがあるか、空いている場合、ケーブルの束ね径が配管に入るか、と言う事を色々と確認して行くのですが、これも1フロアずつ確認して行くのでそれなりに時間が掛り、終わってみたら14時過ぎ。
今から羽田詣でに出掛けても、大したものが撮影出来るわけでも無く、しかも昼前と打って変わって雲が広がって光が余り無い状態では、暗い写真が量産されるのが目に見えています。
結局、羽田詣ではあきらめ、ついでにサーバのパッチを充てて、代休を発生させて帰ってきました。
それにしても、以前、真下のフロアが賃貸に出されたときにとっとと借りておけば、ここまで苦労する事が無かったのに…と会社の上つ方の先見の明の無さにゲンナリします。
それで無くとも、在宅勤務が減らされ、出社勤務が増えた御陰でフロアにいる人数が増えて、厚生労働省の定めた二酸化炭素濃度基準がギリギリになっている状態なのですけどね。
これで「健康経営」なんて謳っているのはちゃんちゃらおかしいのですが。