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脱亜入欧 [日記]

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今日も朝早く起きて会社へ。
雪掻きをしないといけないなあなんて昨日家を出るときに考えていたのに、帰ってきたらすっかり雪が片付いていました。

御陰で代休を取る機会を逸しました(苦笑。
ところで、今日は何も書くネタが無い…いやあるけれど、それを書くとかなり業腹なので、書く方がストレス溜りそうなので書きません。

その代わり、サッカーの話を書いてみる。
正直、サッカーは門外漢な方ですが、アジアカップは話題になってましたから気になってました。
それまでの数ヶ月、日本サッカーは練習試合や友好試合では結構良い成績を残していたため、アジアカップだと鎧袖一触だろうと言うのが戦前の見立てでした。

ところが、蓋を開けてみれば、鎧袖一触どころか、格下と見ていた相手に逆ねじを食らわされ、ベスト8に残れずにすごすごと帰国する始末。
手のひら返しの様に、監督解任論が浮上している状態で、協会は火消に躍起となっています。

毎度のことながら、日本人って、ちょっと調子が良くなると直ぐに浮かれて相手を見下す方に行く様な気がする。
それは明治期や下手をすると江戸後期でも変わらないのかも知れない。

「脱亜入欧」とか言って、アジアよりも欧州を上位に置いていて、結局仰のけに高転びした太平洋戦争終結時から全く変化が無いですね。
自信過剰になって、相手を軽んじ、その相手に酷い目に遭わされると言うのを幾度経験すれば学ぶのでしょうか。

日本がアジアの盟主だったのはもう昔の話であって、今はもう斜陽になっているのでは無いかなと思うのですが。
だからこそ、他国よりも優越である事を示そうとする訳で、それが結果として国家主義に繋がっているのでは無いかと。

昔の日本人と言うのは他国の技術を吸収するのに何の抵抗も無く受容れ、それを良い感じでリスペクトして自家薬籠中のものに仕立て上げる懐の深さがあった様に思います。
ところが、今は近親憎悪みたいに自国の技術や方式に固執し、結果としてどんどん世界から取り残されているのでは無いでしょうか。

最近、日本の地位が低下するにつれ、「昔は良かった」の世界に浸る人が増えてきている感じを受けるのは気のせいか。
それが過度に働くと、排外主義に繋がっていくのかなぁと。

そうして発展に背を向けていくと気が付くと後に誰もいなかった、なんてことになるのじゃ無いでしょうか。
どの世界でも、一度謙虚さを取り戻して、相手に教えを請うくらいでないと、技術的発展は望めないのでは無いかなぁ。

妙にプライドだけは高いから、中々大変なのは判りますが、世界は欧州だけでは無いですからね。
そう言う視野の広さも持たないと世界で生き残れない気がします。
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