ガバナンスを利かせる [日記]
今日は流石に危うかったけど、取り敢ず目を覚まして会社へ。
因みに、中の人はトラブル対応で朝6時過ぎから仕事をしていた様です。
本番移行して10日以上経つけど、未だに落ち着かずにモジュール更新をし続けているのもどうかとは思うのですが。
まぁ全ての元凶は、インボイス対応なんですけどね。
時に最近、企業経営で不祥事が相次いでいます。
監査を強化したとか言われているのにも拘わらず、全くガバナンスが利いてない大手企業が多いのにはビックリです。
これでは某国政権のメガネ首相が幾ら声高に「投資環境の整備を」と叫んだところで、笛吹いても踊る奴は出て来ません。
何せ、自分の投資先がある日突然紙屑になる危険性があるのですから。
これは、日本企業の悪いところで、直ぐに欧米の形だけを導入して、「仏作って魂入れず」になるからです。
本来、監査役なんて経営から独立していないといけないのに、常勤監査役がいない会社も多いですし、監査役の出自が自分の企業の元役員や親会社からの天下りとか言うケースも多い。
監査役と言うのは経営者に対する御目付役であって、経営者に匹敵する権限を持っている筈です。
それが全く形骸化して機能していません。
それで経営者の不祥事が発覚したら、何のための監査役かと言う話になります。
本来は、経営者だけで無く監査役の責任も大いにあるわけです。
例の芸能事務所だって曲がりなりにも大企業を装っているのであれば、監査役が機能していないといけないのに、それが全く形骸化していたのでしょうね。
それだけでは無い。
放送局、新聞社、雑誌発行社など様々な媒体でも、同じ様なガバナンスが利いていない事を露呈しました。
これで海外の投資家がその会社に投資しようと思う方がおかしい。
ついでに20年前から問題が露出していたのに、それに目を瞑って、今まで広告に起用していた会社のガバナンスもおかしいと言わざるを得ません。
ネスレ日本の様に、ガバナンスの利いている会社は、そもそもそうした怪しい会社のタレントを起用しなかった訳で、日本企業の企業統治の在り方が世界に問われていることになります。
本来は、この事務所の悪行に目を瞑った事で、全て同じ穴の狢では無いかと思うのですがねぇ。
果して、企業経営者たちは、この問題をどう扱うのでしょうか。