恐怖の10月(その2) [日記]
今朝は日射しが遮られて、それなりに過ごしやすい1日でした。
昼休みが終わって、次の会議に入ろうかと思ったら一天俄にかき曇り、外は土砂降りの雨に彼方此方で稲光がしていました。
これで終日雨が降ってくれれば、未だ干天の慈雨と言った所でしたが、その雨も2時間とちょっとで止み、再び酷暑となって、あっと言う間に道路の水分は消し飛んでいました。
流石に川口はまだ水分が残っていましたが。
そう言えば、今日から8月ですね。
いよいよ夏本番と言う感じですが、これ以上夏本番になってほしくないなぁと思います。
で、月初なので色々とありましたが、余りここでは書けないのでちょっと置いておいて。
先日、部下の中の人が呻吟していた国税のインボイス対応。
一応、APIがあって、データを取得できるようになっているのですが、全量洗い替えした後で差分データの取り込みをしようにも上手く行かない。
データを個々に調べると、新規登録された枝番01のデータが無く、急に同じキーで新しい枝番のデータが出て来るなど結構おかしな仕様。
システムの開発元に聴いたら、どうやらAPIのデータは信用がおけるものではなく、全量洗い替えする場合には、国税庁のホームページからダウンロードしろと、こう言うことらしい。
いや、何のためにAPIを準備してデータを取り込みさせるのか、国税の中の人に小一時間問い詰めたい気分です。
で、前月末の信頼できる新規データは国税庁ホームページに第2労働日の6時に生成すると言う事らしい。
通常、こう言ったデータは一括でダウンロードできるようになっている訳で、ISDN接続が主だった全銀協のデータでも、銀行マスターとかは1つのファイルで取得できるようになっています。
ところが、国税のインボイス対応データは、何故か13MBの分割ファイルが延々と続く代物。
パソコン通信のピーヒョロロ時代でダウンロードするのなら、分割ファイルにすると言う考えはありですが、今の世の中、光回線は当たり前ですし、スマホでも5Gが出現している時代に、何と時代錯誤な、と思いました。
つまり、インボイスに対応する事業者は、毎月第2労働日の早朝に国税のホームページに行って、何個ものファイルを延々手動でダウンロードした上で、13MBのファイルを結合して一つのデータに纏め上げ、それをインポートすると言う手間を強いられる訳です。
えーっと、「デジタル何とか」とか「DX推進」って何でしたっけ。
でもって、多分月初になるとアクセスが集中して、プアな回線(だろうと推定)の国税庁ホームページはパンクするのでしょうし、今後、インボイスの事業者が拡大して行くと、1日で新規データが出来るのかどうか、非常に怪しい話になってくる訳です。
それでこのデータが取得出来ようが出来まいが、インボイス対応が出来なければ、追徴課税とかそんな話になってくる訳でしょうからね。
多分、10月とかになると阿鼻叫喚の状態になるのは容易に想像が付くと思いますけどね。
サイボウズの社長さんが今日のインタビューで発言していたように、何をするにしたって拙速すぎるし、技術が陳腐なものだから、いったん立ち止まって新しく作り直した方が良いと思いますがねぇ。
こんなことだから、デジタル化の潮流から取り残されていくのですよ。