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秋の惑星、ハートはナイトブルー。 [音楽]

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今日は会議の連続。
その過程で、M$の顧客サイトに入ろうと思ったら入れない。
一体何が起きたのか分からず、幾らユーザIDとパスワードを入れても言うことを聞かない。
という事で、サポートに電話を掛けたら、現在コロナのため受付停止中ですと来たもんだ。
結局、入力したユーザIDをコピペした際、間違えて全角の文字が入っていたみたいですが、何か狐に包まれた感じがします。

てな訳で、今日は「新潟のオードリーヘップバーン」ことNegiccoのKaede姐さんの新譜『秋の惑星、ハートはナイトブルー。』について書いてみる。

最近はグループとしてだけでは無く、メンバー3人中2人が結婚して家庭を持ったからか、ソロとしての活動も増えてきています。
正直、グループとしての活動が困難になった場合の謂わば保険的な活動なのかも知れません。

とは言え、楽曲の幅を拡げるのも良いことでは無いでしょうか。
今回のミニアルバムは、Kaedeさんのソロですが、実際にはLampと言うバンドのメンバーが参画して音作りをしています。
この他に、ウワノソラの角谷博栄さんが参加しています。
何時も、Negicco名義のアルバムやシングルでは幅の広い音楽人が参加するのですが、今回はかなり範囲を絞っているのが新鮮です。

アルバムの全体を通して、お洒落な感じが漂っています。
最初の『秋の惑星 ーOpeningー』では、文字通りのオープニングとして、秋らしいインストゥルメンタルの曲になっています。

そして、直ぐに曲が始まる『君が大人になって』は、最初、抑えめのサウンドで、ヨーロピアンテイスト漂う始まりなのですが、途中で転調して、ラテン的なテイストに変わり、盛り上げていく様な感じに持っていきます。
甘ったるい声で歌うKaedeさんを想像するとちょっとニヤニヤしてしまう。

『モーニングコール』は懐かしめの1980年代シティーポップといった感じの曲。
バックの音が非常にシンプルな構成で、Kaedeさんの声が際立つ音作りです。
門あさ美さん的な感じなのかなぁ、と思ったりする。

『さよならはハート仕掛け』はサウンドクリエーターのLampとウワノソラが両方参加している曲で、これまたシンプルな音作りですが、コーラスが入っている分、前の曲よりは華やか。
でもって、双方の音作りに特徴的な懐かしめの1980年代サウンドです。

『セピア色の九月』は秋らしい透き通った感じの空をイメージさせる曲ですが、途中でこれも転調してラテン調に変わって、行く夏を惜しむような感じに変わっていきます。
この辺は、Lampお得意のサウンド作りでは無いかな、と。

『ジュピター』はホルストのそれでは無く、ウワノソラのプロデュース曲です。
こちらは一転、秋の夜空をイメージさせる曲で、何となく中華風サウンドにも聞こえるのですが、宇宙をイメージさせるような感じでもあり、捉えどころの無いかなり不思議な曲調になっています。
これはMVを事前に見ていたからかも知れませんが…。


『ハートはナイトブルー。ーEndingー』は最後の〆になるインストゥルメンタル曲です。
こちらは文字通り深夜ラジオのエンディングに使える曲で、最後に町の音が聞こえるのも良い感じ。

全体を通して、Kaede姐さんという素材を生かして、腕の立つ料理人がシンプルな料理をしたらこうなりますよと言う感じのアルバムだと思いました。
勿論、素材が良いからこそ、こうした音作りが出来るのではありますが…。
connieさんが携わっていないのも意外と言えば意外ですね。

秋の惑星、ハートはナイトブルー。

秋の惑星、ハートはナイトブルー。

  • アーティスト: Kaede
  • 出版社/メーカー: T-Palette Records
  • 発売日: 2020/09/08
  • メディア: CD


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