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足して2になるゼロになる [日記]

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今日はお仕事。
何時もながら2~3日のんびり休みたい気分です。
何となく、4月からこっち走り通しですからねぇ。
もう少し余裕が欲しいのですが中々。

てな訳で、今日は素朴な疑問を1つ書いてみる。
大阪都構想と言う奴ですねん。
賛成派のお歴々は、大阪都になったら、大阪市との二重行政が排され、各区にお金が行き渡るようになると言う話をしています。

ここで1つ素朴な疑問が湧いてくるのです。
法的に、府から都への移行というのは実現可能なのか、と。
賛成派の方達は、住民投票で可決したら直ぐにでも都に移行できると言っているような気がするのですが、この辺、大阪市という政令指定都市を廃止する手続きが先ずあって、官報に掲載されてからそれぞれの特別区が設置されて、やっと都としての体を為す事になるんじゃ無いかなぁ。

それには数年かかるわけで、直ぐに切り替わるというバラ色の未来は無いんじゃ…。
でもって、それが憲法違反かどうかと言う法廷闘争は絶対にあるだろうから、数年で終わるのかと言う問題もあるなぁ。

そして、財政問題もあるのかな、と。
大阪市を廃止して4つの特別区を置いたとして、それらの財政が合わさって大阪市の財政規模に達するのだろうか。

政令指定都市という規模だからそれなりの財政規模がある訳だけれど、4分割してそれぞれが25%ずつになるのかと言うと疑問。
それぞれの規模にもよると思うのだけど、どうしても財政の豊かな特別区、そうでもない特別区が出そうな気がする。
結果、住民サービスは等閑にされないのかねぇ。

逆に、大阪都は特別区と周辺市町村の面倒を見ないといけなくなるから、大阪市から各区に配分されていた財政資金が、大阪都になると吝くなる可能性があると思うのだけどどうなんでしょ。

事ほど左様に、どんどん疑問が膨らんでいくわけですよ。
川口でも維新の会の選挙ポスターを見る事が増えてきたのですが、以前、維新の会の議員の演説を聴いて鼻白んだことがありましてね。

その議員さん、維新の会が大阪市交通局の改革をして、費用の削減を成し遂げたと誇らしげに語っていたのですが、何のことはない、民間企業のバスの運転手の月給に大阪市バスの運転手の月給を合わせただけと言う話でした。

今や成手が殆どいないと言われている、俗に言う3K労働で尚且つ薄給な人達と給与水準やら何やらを同等にして、それを誇っていると言うのが何だかなぁと思ったわけで。
これを民間企業のバスの運転手の月給を底上げして、市バスの運転手の月給を下げて平準化すると言うのであればまだ救いがあるのですが、一方的に低くするだけですからね。

それ以来、維新の会が話をするのは話半分に聴くことにしています。
今回の話を聞いていても、自分達に都合の良いことだけを取り上げて、他は全く耳塞ぎと言うのが何ともかんともですわ。
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