地下鉄の魅力大研究 [読書]
今日は寒くて引き籠り…と言うか、午前中からお仕事をして、その後に8時間後に仕事を再開する変則的な勤務体系です。
御陰で代休も付きやしない。
それでもって、今日は夜から出て行くので変則的にブログも日中に上げる事になります。
と言う事で、ここ数日通勤の行き帰りで読んでいた本。
『地下鉄の魅力大研究』(渡部史絵著/天夢人刊)。
『旅と鉄道』関係の本を出している出版社から出ている本です。
北海道から九州まで、日本全国の地下鉄(但し、半官半民に限り、私鉄の地下鉄部分は此の限りに非ず)を取り上げたものとなります。
地下鉄か否かというのは、本来は国土交通省が地下鉄認定した路線を指しているので、阪急京都線の瓦町~大宮間とか長野電鉄の長野~権堂駅とか北越急行、神戸高速鉄道など色々ありますが、それは割愛です。
先ずは関東から東京地下鉄線と都営地下鉄を取り上げ、後は北から順番に札幌市営、仙台市営、名古屋市営、Osaka Metro、京都市営、神戸市営、福岡市営を取り上げていて、後、関東の地下鉄に接続する第三セクターである北総鉄道、東葉高速鉄道、埼玉高速鉄道、東急に接続する第三セクターの横浜高速鉄道、更に広島の第三セクターである広島高速交通を取り上げています。
但し、東京地下鉄と都営地下鉄はそれなりにボリュームが有るものの、関東以外の地下鉄については、簡潔に纏めたためか、1路線4ページ程度のもの。
それでも、路線、歴史、車輌について簡潔だけど必要十分な情報量である上に、地方別に路線図とか各項目に駅名一覧やら設置箇所(地下か地上か)ホームドアの有無などの表を纏めているなど、手軽な地下鉄入門本として利用出来ます。
各地方の切れ目途中途中に今では引退した車輌についてコラム形式で紹介しています。
出来れば、車輌の紹介については現時点の車輌だけを紹介するに留め、引退車輌については別に章を割いて紹介してほしかったなぁ、と思います。
コラムを掲載するなら、幻の地下鉄とか歴史関係の記述の方が良かったのでは無いか。
様々な地下鉄でエポックメイキングな車輌が登場しているはずなので、この部分だけが不満点でした。
しかしながら、流石に鉄道関係のライターさんだけに、各社の紹介については、微に入り細に入りでは無いにせよ、要点を押えていて判りやすい。
今の地下鉄網を紹介する入門書としては、及第点なのでは無いでしょうか。
地下鉄の魅力大研究 北海道から九州まで、全国の地下鉄を路線別に徹底解説!
- 作者: 渡部 史絵
- 出版社/メーカー: 天夢人
- 発売日: 2023/10/11
- メディア: 単行本