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路線バスで日本縦断! [読書]

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今日は成田に再び行こうと思いましたが、流石に疲れが出たので起きられませんでした。
と言う事で、ペンライト用の充電池を買いにショッピングモールへ。
取り敢ず昭和橋に出て、来たバスに乗り込もうと思ったのですが、西川口行きが来てこれは見送り。
次の赤羽駅行きに乗り込みます。

赤羽には大規模ショッピングモールはありませんが、結構色々ありますからね。
西口のイトーヨーカ堂に行って、その中の電気屋さんでEVOLTAを購入。
単3電池も購入したのですが、余り意味が無かった。

ついでに、GUで冬用の飛行帽やらモコモコルームウェアを購入。
最近、冬用の寝間着がボロボロなのに気が付いたので。
それから本屋に寄ったのですが、結局何も買わずです。
密林で一通り読みたい本は揃っていますし、余り読みたい本がありませんでしたからね。

久々にイトーヨーカ堂のネコネコパン屋でパンを買って、バスに乗り込もうとしたらタッチの差で乗れず、赤羽駅東口に回ろうかと思ったら、信号が変わらずに諦めました。
でもって、西友に寄って家に戻って来ました。

さて、ここ数日、通勤電車で読んでいた本の紹介。
『路線バスで日本縦断! 乗り継ぎルート決定版』(宮武和多哉著/イカロス出版刊)。

ここ最近、バスの乗り継ぎ旅というのがテレビの企画番組で多く放送されています。
昔は、鉄道が縦横無尽に敷設できない為、鉄道駅からバス路線が網の目のように張り巡らされていたり、通勤電車を補完する為に、都市部でも中核都市から衛星都市行きのバスが設定されていたりしたのですが、バスの運転士は苛酷な勤務な割に実入りが少ないと言うのでなり手がいなくなり、また、自動車の普及や少子化により現金客、或いは固定客がいなくなって収益が見込めないと言う事で、各地の路線バスがどんどん廃止されています。

先日も大阪南部の路線バスが廃業するというので騒ぎになっていましたし、首都圏でも大幅な減便があると言うので話題になっていました。
当然、往来の少ない県境越えのバス路線は廃止されて、各地分断されています。

冗談抜きで、過疎地の交通網はズタズタになって、自動車を持って居ない人はそれこそ江戸時代に逆戻りしています。
徒歩で山越えをしないとバスにも乗れないと言うね。

地域交通の維持管理はそれこそ行政サービスの一つだと思いますが、「小さな政府」を指向している今の政権じゃ、とてもじゃないけどこんな地域交通のことなんか考えないのだろうなと思います。

で、この本は、北海道から沖縄まで、バスで行ったらどうなるかと言うのをシミュレーションしたものです。
交通系YouTuberの誰かが、この企画をガチでやってましたが、この本の作者は、実際にこの路線バスでの完全な乗り継ぎ旅はやっていません。
なので、シミュレーションとしか言い様が無い。

本にするのだったら、こんなタイトルを付けずに、ちゃんと実体験してから書けよと言いたいですね。
しかも、最短距離で動くのなら動く、或いは本数の多い路線を選ぶなら選ぶできちんと信念を持って行けば良いのに、途中で観光名所に寄りたいからとか何とか理由を付けて、わざわざ大回りルートを選んだり、本数の少ない路線を選んだりしていて、一貫性に欠けるのでは無いかと思いました。

まぁ、多分この人のネタが尽きたのだろうとは思いますが。
でも、ここからここに行くには、「バス会社のホームページを参考にするとこの路線とこの路線に乗り継げば行ける筈です」と書いていたりして、取材も何もしてないのであれば、それこそ、ジョルダンとかAIで作成すれば、最適解を出してくるのではないかと思ったりする。

実際に経験してみて、ここのバスはこれだけしか本数が無いからここで一日を費やすとか、そのためにはここに泊らないといけないとかそうした経験談があれば、ルポルタージュとして秀逸な作品になると思うのですが…。

しかも、本は半分で北海道の宗谷岬から沖縄の南西諸島最西端のバス停まで行っており、後は余談的にこんな路線でここまで行けます、みたいな埋め草記事が次々に出て来ます。

正直、途中で投げ捨ててやろうかと久々に思った本ですが、一応最後まで読み切りました。
久々にこんな思いに駆られましたね。
確かに、路線バスの環境は厳しくて、地域によっては全く路線がなくなった所も在りますが、そうした箇所をしっかり掘り下げれば、今の交通問題の提起にもなりますし、「半分で終わります」にはならなかったのでは無いでしょうか。

かなり読んでいて疲れた本でした。

路線バスで日本縦断!乗り継ぎルート決定版

路線バスで日本縦断!乗り継ぎルート決定版

  • 作者: 宮武和多哉
  • 出版社/メーカー: イカロス出版
  • 発売日: 2023/07/10
  • メディア: Kindle版



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