宝の持ち腐れ [日記]
今日も出勤。
昨日、21時前まで仕事をしていたので、流石に疲れが溜って、途中で意識が飛びかけました。
まぁ、その分今日は早く帰ってきましたが。
と言っても、帰る時間は19時前と変わらず、大混雑で電車が遅れていた上に、途中コンビニやらドラッグストアに寄って買物していた御陰で何時もと全然変わらない訳で。
それはさて置き、去年、新潟にローカル航空会社が誕生しました。
路線は、新潟と丘珠を主な路線に、それから各地に就航する予定で飛行訓練を積んでいたのですが、就航予定が延び延びになっています。
就航が7月だったのが訓練の関係で8月に延び、国土交通省の審査が台風で遅延して8月末に延び、で、まだ全然就航する気配がありません。
正直、機材も揃っているし、人もいるのにお客さんを乗せて飛行できないですから、支出だけがどんどんと出て行っています。
穿った見方をすると、官僚や政治屋にキックバックが無いから、わざと就航を延ばしているのでは無いだろうか、なんて思ってしまいます。
Air Asia Japanが正にこのパターンで、役人に楯突いた御陰で、折角セントレアに就航しながら、路線拡大が殆ど出来ず、コロナ禍を乗り越えられずに撤退した訳で。
こんな風に、護送船団方式の業界に参入すると、日本の場合は中々乗り越えられずにいます。
トキエアもそのうち、資金が尽きて破綻するのでは無いでしょうか。
対照的なのが韓国の航空会社です。
韓国では、航空会社は結構簡単に設立できて、機材や人材さえ整えば、直ぐに就航できます。
国内線で資金を貯めて、中古でも機材2~3機整備できれば、ドル箱である日韓路線や中韓路線に進出します。
上手く成長軌道に乗っけられれば機材を拡大して、更にフィリピン路線や台湾線などに進出できるのですが、蹴躓くと、あっと言う間に資金が尽き直ぐに破綻します。
去年から今年に掛けて日韓路線に就航した会社4社のうち、既に2社が減資に追い込まれて路線撤退を行ったり、破綻したりしています。
ただ、1回ブランドを確立したら、減資してもマーケットの勢いが戻ったら、直ぐに投資家がついて新たに機材を整備して、再進出出来ます。
こういった所、日本の航空行政の腰の重さに比べると、韓国の方が市場の成長というのをちゃんと考えている様に思えます。
小さな国に航空会社が幾つもひしめき合っているのだから、規制も仕方ないと考えるのか、参入も淘汰も市場に任せて出来るだけ官は関与しないと考えるのか、どちらが市場の活性化に繋がっているか、自明の理だと思うのですが。
そう言う意味では台湾も似た様な感じですね。
台湾では、China AirlinesとEva Airの2大航空会社が市場を二分していますが、最近それに割って入ったのが、Eva Airからスピンアウトした経営者が立ち上げたStarlux Airlinesで、こちらも短期間で機材を急拡大させています。
一方で、第3の航空会社だったFar East Airlinesは破産して市場を退出しました。
こちらも競争が生まれて、航空市場の活性化に繋がっているように思います。
さて、トキエアはどこまで放置されるんでしょうかね。
高々機材2機しか保有していないローカル航空会社に何を恐れているのか、この辺を取材する骨のある報道機関は無いのでしょうか。