遠きにありて思うもの [日記]
今日は朝から雨。
御陰様で涼しくぐっすり10時まで…寝られれば良かったのですが、途中何度も目が覚めました。
最近の地震の揺れで雨樋が外れたのか、それとも元々修繕時に外れていたのかは判りませんが、屋根の雨樋から水が漏るのを見つけたのでどうしようか思案中です。
午後に雨が止んで、軽く葉刈り。
隣の庭木も切れと親が無茶振りするので、それは断りました。
出た分は伐っても良いですが、隣の敷地内のものは切れないのでね…と言う常識を知らぬ親。
全く、頑迷なのにも困ったものです。
で、相変わらず5月の写真を整理しているのですが、中々終わりそうにありません。
今年はゴールデンウィーク期間中、殆ど成田詣でに出掛けていたので5月は写真が膨大にありますし。
もう少しで前半が終わりですが、まだ後半が残っています。
とは言え、5月5日にカメラがトラブったので、ミラーレスの釣果がどれだけ撮影出来てるかと言うのもありますが。
さて、2025年の万博もそうなんですが、どうも日本のお偉方は「高度経済成長の夢よもう一度」と言う思想を棄てられ無いようです。
正直、あんなのは奇跡に近く、そもそもが日本の経済規模が小さすぎたから、そこから大きくなるのが経済成長率の拡大に見えただけで、規模が大きくなりきってしまえば、それ以上の成長が見込めなくなるのは当たり前。
その概念を知ってか知らずか(多分知ってだと思うけど)、ハコモノの旨味が忘れられず、未だにその影響を引き摺っているのが今の日本の成長率鈍化の原因だと思います。
ただ、高度経済成長当時に造ったハコモノは、安かろう悪かろうの典型で、今は更新の時期に来ていますが、それが出来ない状態に日本の経済が落ちきっています。
しかし、ハコモノの旨味が忘れられない彼等は、新たなハコモノばかり拵えて、既存の維持管理を蔑ろにしている。
今後はそのツケを払わされることになるのでは無いでしょうか。
で、2030年の札幌大運動会の招致断念を決定しましたが、委員会は2030年と2034年の大運動会開催地を同時に発表することを決めたそうです。
そんな重大なことを日本の委員会は全く知らされていなかった、或いは掴むことが出来なかったと言う事は、この国の委員会が最早先進国の委員会とは見做されていないのでは無いでしょうか。
特に冬期大運動会は、ちゃんとした雪が降ることが無い地域が増えてきて、年々開催地が減少しています。
札幌は、緯度が低い地域ではまだ雪が降ると言うメリットはありますが、東京大運動会の招致時における汚職事件(フランスはまだ某宮家の拘引を諦めてはいない)やら、開催準備中に起きた汚職事件、開催直前のドタバタに、開催費用の増加を巡っての東京都と国、委員会とのドタバタで、日本と言う国のイメージが完全に悪くなりましたから、今回委員会から指名されることは無いでしょう。
それに、そもそも国民の間で大運動会を開催すると言う意義が感じられないと言う流れですから。
万博もそうですが、そんな一時費用にお金を費やすくらいなら、国民の生活に使ってくれと言う事だと思います。
まぁ、国民感情としては当たり前ですけど、恵まれた人にはその立場は判らないのかも知れません。
札幌は2038年の招致を目指すと言ってますが、そもそも今招致に動く人達が2038年も現役なのでしょうか。
今から15年後なら、地球温暖化が更に進む可能性もありますし、日本国民の疲弊も進んで、そんな行事にお金を割く余裕がなくなっているかも知れません…今の状態なら確実にそうなります。
そんな状態の国でこんな遊興イベントを開催する意義がどこにあるのか、将来世代にツケを残すことになるのでは無いか、そう考えます。
寧ろ、そんな金食い虫のイベントなんて海外に押し付ければ良くて、もう少し国の維持発展のためにどうしていくかちゃんと考える時期に差し掛かっているのでは無いかと思います。
この30年間の停滞期間の御陰で、もう既に遅いかも知れませんが。