SSブログ

Yak-3の後継機 [飛行機]

AHK_A300-600F_LDH_0006.jpg

今日は成田に行こうと思っていましたが、朝、初撮りの機体が無かったので中止。
そんな日に限って、Il-76は飛来するし、Tu-204も来るし、A.350-900のJAL3号機がA滑走路に降りてくるし、で行けば良かったです。
毎回、こんな感じなんだよな。

まぁ、気を取り直して。

Ⅲ/5 Normandy-Niemenと言うフランス空軍の戦闘機部隊は、自由フランス軍でも英国では無くソ連で戦闘を繰り広げた部隊であり、その飛行隊はYak-9、そして末期にはYak-3が供給されていました。
1945年にソ連からフランスに凱旋しましたが、他の機体との互換性がありません。

流石に冷戦が始まって、ソ連から機体の供給を仰ぐ事も出来ず、Yak-3の後継機が問題となります。
そこで白羽の矢が立ったのが、これまたドイツ機でした。
Focke-Wolf Fw-190は急降下爆撃機型のA-4/A-8が協力工場として指定されていたSNCACで生産され、フランス解放当時は157基のエンジンと、127機分の胴体が完成していました。

1945年3月から1946年3月にかけて、これらのパーツを使って、Fw-190A-4/8を組立てます。
但し、エンジンなど殆どの部分はドイツ機と同じオリジナルですが、計器だけはフランス仕様のものを搭載しています。
NC.900と改名されたFw-190は合計64機が生産され、主としてNormandy-Niemenに引き渡されて、Yak-3の代わりに新型の機体が配備される1947年まで戦闘機あるいは偵察機として使用されました。

しかし、Normandy-Niemenの面々にとっては、Yak-3よりは視界が悪くて操縦が難しく、意外にも事故が絶えなかったようです。

この為、1947年になると第1線からNC.900は退き、予備役部隊や研究センターなどで練習任務や連絡任務などの雑任務に就役するようになったそうです。
nice!(0) 
共通テーマ:日記・雑感