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噂は噂 [読書]

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今日は体調が良くなくグロッキーでお休み。
久々に足の痺れが酷くなりました。
酷使している訳でも無く、夏の暑さで参ってしまった様です。
まぁ、深夜に気圧がぐっと下がったのもあったかも知れない。
明日休むと5連休になるなと思いつつも、それをすると恐らく仕事が怒濤の様にやって来そうなので自重。
今日は早めに就寝しようと思います。

で、ここ最近読んでいた本について。
昨日書いていたのが吹っ飛んだので再掲。

『噂は噂 壇蜜日記4』(壇蜜著:文藝春秋社刊)
個人的に読む本のジャンルでは、文学作品というものは圧倒的に比率が低いです。
精々が、時代小説くらい。
しかし、同じ文学作品である女優さんのエッセイには非凡なものが多く、これまでも中谷美紀さんとか本上まなみさんとかの本を読んできたのですが、最近はまっているのは壇蜜さんのエッセイです。

この人の文体もご多分に漏れず独特な形です。
日々の日記と言う体裁の数行程度の短い文章が連なっているので読みやすく、時には赤裸々に描いたり、あるいは少女のような顔を見せたり、はたまた日々の文章の中で時々顔を出す隠喩が、これは誰だろうとか何だろうとか推理することもあって、頭には中々忙しい作品。

この人のことを色々と言う人もいますが、個人的にはそんなに嫌いではありませんし、寧ろこの文章を読むに好感が持てました。
日々の生活を数行程度の短文に纏めるのは結構努力が要ります。
このブログなんか、垂れ流しの極地で、思ったこと思うがままに書いているので文章力なんぞ全然ありはしませんが、たった数行で物語を完結させる推敲力は凄いなぁと素直に感心します。

勿論、この人の人生経験に裏打ちされているからかも知れませんが。
時に見せるネガティブさ、そしてそれを乗り越えていこうとする逞しさが交互に現れて、まさに生身を曝しているのでは無いか、と思ったりもしています。

残念ながら刊行はこの巻が最後らしいのですが、個人的にはまたどこかで出逢えれば良いなぁと思ったりする作品です。

噂は噂 壇蜜日記4 (文春文庫)
文藝春秋
2018-01-04
壇 蜜

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