バイちゃ! [読書]
今日は朝起きてみると見事に雪が積もっており、早々に出勤を諦め在宅へ。
まぁ、元々在宅の予定だったので気にはなりませんが。
そして、ここ数日の手足の不調を考えて、いつもより早く終えて整形外科医へ。
いつもはリハビリを優先するのですが、今日はリハビリをして良いのかどうか判断が付かなかったので、診察を御願いします。
暫くして診察の順番が回ってきたのですが、結論「リハビリを続けましょう」。
痛み止めを服用するという手も無くは無いのですが、結構きつい薬になるので、身体にも良くないということらしい。
温和しく引き下がって、リハビリに行きましたとも。
まぁ、棺桶に片足を突っ込んでいる様な医者なので、かなり知識は偏っていて、今の最新医療技術に懐疑的な医者には違いないのですが、確かにリハビリを続けると言うのも1つの解決策ではあります。
だから、この医者は地域のお年寄りからは好かれているのだろうなと思う。
即効性のある処方に頼ろうという今の世代から見れば、かなり嫌われ要素なのかも知れませんが。
そんなこんなでうちに帰ってきたら、今年に入って何件目?という訃報が入ってました。
鳥山明さんが硬膜下血腫でお亡くなりになったとか。
子供の頃、硬膜下血腫とは言わないまでも、硬膜外に出血した経験のある身からするとこの死因も身近に感じられてしまいます。
最近の人は、ドラクエシリーズとかドラゴンボールの世代が多いのでしょうが、私の場合はやっぱり『Dr.スランプ』ド真ん中世代ですね。
まぁ、私はジャンプよりはサンデー贔屓だったのですが、闘争漫画の多かったジャンプの中では、ギャグ系だった鳥山明の『Dr.スランプ』とか江口寿史の『ストップ!ひばり君!』とかはコミックスを結構買ってましたね。
その後、『ドラゴンボール』になってからは離れましたが。
鳥山作品のメカは、いずれもその懲りようはハンパない感じでしたね。
デフォルメする部分はありつつも、ちゃんと見れば何々だと一目で判る画力のある漫画家さんでした。
自分を書く時は、壊れたゼンマイ仕掛けのブリキのロボット的な自画像で、その姿で良く自作にカメオ出演されていましたっけ。
内輪ネタが出たら作品として終わりなんて言われていた時代ですが、編集とのバトルなんかも時々欄外とかに書いてあって、その編集が「Dr.マシリト」としてキャラクター化され、則巻千兵衛博士のライバルとして作品に出て来ましたっけ。
スーパーマンのギャグバージョンとしてスッパマンなんて出したりして、今だったら、彼方此方から訴訟起こされてもおかしくないのですが、これはあの時代だから出来たのでしょうね。
Dr.マシリトもそうですが、ニコちゃん大王とか敵キャラも憎めないキャラクターだったのは3頭身くらいの大きさだったからかなぁ。
そうそう、頭身と言えば、則巻千兵衛博士が、みどり先生の前では3分間だけ8頭身になると言う術を使ってましたっけ。
今手許に漫画が無くても、これだけ覚えているのは、やっぱり子供の頃に読んだ本の影響力の強さを物語っているように思えます。
国民栄誉賞ものだという声もありますが、政治屋の人気取りに利用される国民栄誉賞は辞退してほしいなぁ。
そう言えば、このニュースは5分以上も報道したのに、自○党の青年局長が辞職したなんてニュースは梅雨ほども報道しませんでしたね、某公共放送の19時のニュースは。
これだけ世界中に愛された漫画家さんなんですから、ここは一つみんなで「バイちゃ!」と微笑んで送り出したいものです。