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ももクロ青春録 [読書]

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今日から仕事。
数字合せが残っていたのですが、何とかやり終えて、誤差がかなり小さくなりました。
まぁ、無理矢理あわせたと言うべきか。
午前中、それに感けていたので、午後から本業に精を出そうと思っていたのですが、また余計な仕事が2つほど入って、振り出しに戻るです。
本当に、小人さんが何人も必要ですよ。

さて、ここ最近読んでいた本の紹介。
『ももクロ青春録 ももいろクローバーZ 公式記者インサイド・レポート 2018-2019』(小島和宏著/朝日新聞出版刊)

ここ最近ですが、ももクロ関係の本が朝日新聞出版から出るのが、凄く違和感があったりします。
言うては悪いですが、朝日新聞出版と言えば、かなり堅い本を出しているイメージがあってタレント本なんか手を出したことは無かったのに、と言う思いがあって。
以前の版元は白夜書房さんだったのに、吃驚ですね。

そんなことは置いておいて、要は毎年夏に出るももクロの年代記的な本です。
去年6月以降からの1年間を、ももクロの座付記者である小島さんが身近にいて、彼の視点で取材して、取り纏めたもの。
とは言っても、何処かの雑誌の記事を適当に並べてお茶を濁すものでは無くて、しっかり取材した結果を書き下ろしたものとなっています。

去年は10周年イヤーでしたが、序盤に4人体制になってしまい、急遽振りを変えないといけなかったり、慌ただしい日々を送ったももクロメンバー。
しかし、6月頃になると慌ただしい中にも徐々に落ち着きを取り戻していきます。

去年の軸となったのが47都道府県ツアーの完遂と、ミュージカルへの挑戦で、この本の記述も、その2つの出来事に多くを割いています。
何時もなら、春、夏、冬の大箱コンサートに、いくつかのフェスが彩りを添えるのでしょうが、去年はそうしたものは脇に追いやられています。

その中では10年で既に完成したと思っていた「ももクロ」と言うパッケージが、4人になった事によって、再び未完成に戻り、自身達が試行錯誤しながらそのパッケージを再構築していく様が赤裸々に綴られています。

また今回からは、小島さん自身の視点ばかりでは無く、周辺の人達の視点からみたももクロと言うのも取り上げられています。
一番興味深いのは、恐らく川上さんの視点なのでしょうが、ラスボス的な人を出してしまうと、その後が続きませんから、周縁部の振付師のAnnaさん、普段日の目を見ない様なコンサートの裏方さん、そして、ももクロの音楽を全面的にみているキングの宮本純乃介プロデューサーが彼等の視点から見たももクロを語っています。

また、巻末には彼女達自身で語るももクロについて、対談形式で掲載されていて、当時、彼女達がどんなことを思い、考え、行動していたかを振り返って貰っていますが、1人1人の役割分担が明確になっていて、特にトーク廻しでの玉井詩織さんの対応が光っていますし、佐々木彩夏さんの俯瞰的にものを見る考え方も随所に現れています。
高城れにさんは、もうももクロの中では精神的支柱になっているなぁ、と。
言葉数は少ないですが、時に発する言葉の一つ一つに重みを感じます。
そして、リーダーである百田夏菜子さんは、完全にリーダーとしての顔ですね。
一番客観的に物事を見て、沈着冷静に振る舞っている様に思えます。
その中には色々な葛藤もあったと思いますが、まぁ伊達に10年以上トップアイドルとして走ってきたわけでは無い事を示してくれていますね。

巻末の対談だけでも読み応えがありますし、勿論本編も、こうだったのか、とかそう言った意味があったのか、と言う謎解きとかも出来るので、読んでいて面白いです。
今回も一気に読み進めてしまいました。

ももクロ青春録 ももいろクローバーZ 公式記者インサイド・レポート2018-2019

ももクロ青春録 ももいろクローバーZ 公式記者インサイド・レポート2018-2019

  • 作者: 小島 和宏
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2019/08/07
  • メディア: 単行本



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