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ニッポン秘境路線バスの旅 [読書]

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今日も出勤。
大体、3割出勤なのに、何故毎日毎日出勤なのか…と言うと、クーラーが壊れているからとしか言いようがありません。
昨日はそうでも無かったのに、今日は水がポタポタどころかザーザー落ちるような状態で、完全にドレン管が外れたか詰まっている感じです。
修理まで後2日、それまでにこちらの身体が保つかどうか。

取り敢ず、扇風機を付けて書斎に籠もっています。
で、熱中症厳重警戒水域で温度計は31度を指しています。

さてここ数日読んでいた本の紹介。
今回は久々に新しめの本で、『ニッポン秘境路線バスの旅』(風来堂編/交通新聞社新書)。
タイトルでも明らかなように、路線バスに的を絞った本になります。
路線バスの本と言えば、以前に紹介した何冊かの本になりますが、こちらは都市よりも田舎に近い場所の路線バスの紹介です。

ただ、残念なことに最近はこうした路線バスの路線もコロナ禍により、廃止が相次いでいたりします。
なので、取り上げた路線の中には、既に路線が無いものもあります。
最近、路線の廃止は規制緩和の流れを受けてかなり簡単になりましたから、実態に合っていない記述も出て来ているのは仕方ありません。

今回取り上げたのは北海道から沖縄までの各地ですが、紙幅の関係上か、或いは作者の乗車経験の偏りなのか、東北と山陰地方はほぼ全滅で、北陸も福井、石川、富山は取り上げられていません。
近畿でも大阪、京都は取り上げられていません。

また秘境路線バスと銘打ちながら、京成バスの幕張線やゆとりーとラインを取り上げたりしているのは何だかなぁと。
タイトルと全然かけ離れた路線が取り上げられていたりして、ちょっと中途半端に感じます。

他にも鉄道転換バス、狭隘路線とか悪路とか長大路線とかがあるのですが、最後の変わり種の部分が多いのが少し頂けないなと思いました。
これにゆとりーとラインとか幕張線が入るのでねぇ。

このタイトル通りにするのならば、都市部の路線はカットした方が良かったのでは無いでしょうか。
読者にすれば、読者に代わって、色んな田舎の路線バスに乗って、その体験記を追体験したいと言うつもりで買った可能性がありますから。
それが、自分の家の近くを走っている路線が急に出て来て、「これが秘境路線バスだ」と言われると、「はぁ?」という事になるのでは無いかと思ってしまいます。

切り口は良かったのでしょうが、編集がちょっと雑かなぁと言う所も気になりました。
どうせなら、路線図と共に、拠点間のバスの時刻表を掲載してもいい様な気がしましたね。
以前に読んだ同じ様な趣旨の本よりは、いまいちだったのかと言う印象でした。

ニッポン秘境路線バスの旅 (交通新聞社新書162)

ニッポン秘境路線バスの旅 (交通新聞社新書162)

  • 作者: 風来堂
  • 出版社/メーカー: 交通新聞社
  • 発売日: 2022/07/19
  • メディア: 新書



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