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桜以外は植物に非ず [日記]

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昨日、うちの会社のトラブルはほぼ復旧しました。
その安心からか、ここ数日の天手古舞いの疲れからか、昨晩はパソコンを上げたまま寝落ちし、目が覚めたら2時過ぎ。
慌ててパソコンを停止して寝たのは良かったのですが、昨日早起き出来たので目覚ましを一度切ってしまい、改めてセットするのを忘れて起きたら8時前でした。

いやぁ、今日健康診断だったら完全に詰んでましたね。
延期して置いて良かったです。

ところで、ここ数日夜が遅いし、朝も早くに出掛けたので、何か違和感があるなぁと思っても何の気なしに通り過ぎていたのですが、昨晩家路に着いていると、今まで暗かった空がポッカリ空いて明るくなっていました。

一瞬何が起きていたのか判らなかったのですが、今朝改めて見てみると、近くの橋の脇にあった雑木林が完全に伐採されて、整地されつつありました。
「川口市保存樹木」と言う札の掛かっていた木が数本あったのに、それ諸共、無くなっています。

神宮外苑の話では無く、こんなに身近にあった林が伐採されて更地になって、この跡地には何が建つのでしょうかね。
家があっても、正直後ろは急傾斜地ですし、地震とかで地滑りが起きたら一発で埋れるような場所になりますから、私だったらそんな場所に住みたくはありません。

そこに住む住人さんも可哀想ですね。
うちでも20年間、毎日見ていた雑木林、夏になると木陰を提供してくれていて、鳥の住処にもなっていた樹齢何百年と経過しているような木々がたった数日で丸坊主ですもの。
例えそこに建った家が潰れても、周辺の住民は同情するどころか、それ見たことかと思われるのがオチだと思います。

この雑木林を持って居た崖上の家の住人が代替わりして、目先のお金に目がくらんだのでしょうか。
同じ様に崖上の家もかなりの木々に囲まれていたのに、ここも去年更地になってしまいました。
そして、その跡地には駐車場が作られています。

恐らく、今回も駐車場になるのでしょうか。
先程も書きましたけど、大木を切ってしまったが故に、此の地の保水力はかなり失われたとみるべきでしょう。
今後、ゲリラ豪雨が起きたら、あっと言う間に崖崩れが起きるのは目に見えています。

最悪の場合、その土砂が見沼代用水を塞いで、洪水になる可能性も出て来ました。
環境破壊とかだと地元の革新政党とかが大騒ぎするのに、今回は何も言わなかったのはその支持者だったからなのでしょうか。

少なくともそう言った動きがあれば近隣の家にもビラとかが配られるはず。
そもそも保護樹木になっていたのを伐って良いのでしょうかねぇ。
林を構成していたのが、楢や楠と言った落葉樹だったため、落ち葉などで近隣の住民からの苦情も相次いでいたのかも知れませんが、それがあると知ってて住んでいるのではないのかなぁ。

それこそ、空港の近くに後から住んで、騒音が酷いと言ってるのと同じレベルだと思うんですけどね。
正直、そんな人が神宮外苑の木がどうのこうのと言っても、全く説得力が無いです。
都市緑化だ、SDGsだ、環境だなんて言ってる割には、日本は開発しなきゃ意味が無いと思っている、未だに日本列島改造論の呪縛から抜け出てないように思えますね。

折しも、そろそろ桜が綻び始めました。
見沼代用水の街路樹は、桜は綺麗に剪定されますが、サルスベリなどの桜以外の樹木は、冬の間に綺麗さっぱり丸裸にされます。
だから、ひ弱な樹木が多い様に思えるのですけどね。

そのうち、近くの橋の袂にある一本木も通行の邪魔、落ち葉が鬱陶しいと言う理由で伐採されてしまうのかも知れませんね。
環境の良さが、川口の売りだったんじゃ無いかな。

こんな状態だと、日本列島何処に行っても金太郎飴状態になってしまい、インバウンド需要なんかも飽きられるように思うのですが、如何でしょうかね、偉い人。
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