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これも一種のアメリカ・ファースト [日記]

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今日は昼までは今やっているテーマの設定資料を作成し、少しだけ引越荷物を片付けて、依頼のあった作業を終わらせ、でもって、昼から本格的に検討作業を仕様と思った矢先、技術担当部署の人がやって来て、「どうもメールがおかしい」と。

うちのメーラーは恐ろしいことにO365 Exchange Online。
特に障害報告が無かったのですが、もしかしてと思ってM$のO365ツイートを見てみても何も無し。
ただ、メールが受信できていないっぽい。

15時過ぎにやっと一報がM$から出されました。
どうも昼前くらいからO365環境の外部から送信されたメールを受信できなくなり、内部同士のメールでも添付文書が付いていると受信できなくなるっぽい。
でもって、この障害が起きているのはアジア太平洋地域とインドだけだと書かれています。
程なく、訂正が入って、障害が起きているのはインドと日本と豪州だったようです。

機械翻訳のため日本語がかなり謎な事になっていましたが、その後出たツイートを見ると、どうも外部とメールをやりとりする部分で障害があったっぽい。

その後ツイートは途絶えて、情報入手は管理コンソールに表示されるメッセージだけとなりました。
曰く、「基盤に問題があるので、一旦最新のパッチを適用するぜ」、曰く、「パッチ適用しても駄目だったから、基盤を再起動するぜ」。

とは言え、メールの送受信に問題があるのですから、メール基盤の管理者からすれば、ファイアウォールかセキュリティ部分で何か遣らかしたんでは無かろうかと言う推定が成り立つのに、どうもそうした素振りは見せない。
あくまでも基盤に拘ります。
どうも、通信系の障害を疑っている様子。

ここまで18時半過ぎと障害から約7時間が経過。
で、「リブートしても駄目だったぜ、通信ログと作業記録を付き合わせるぜ」みたいなメッセージが来て、居合わせた全員が呆れました。
だって、疑わしい部分はそこじゃ無いだろう、スパム判定とかその辺をミスったんじゃ無いのか、と言う突っ込みがみんなから出されます。
そもそも、並行して作業をしておけば良いのに、なんでピンポイントで原因分析するかなぁ。

そして、1時間経過して、やっとこ「スパム判定のプログラムを弄ったからかもしれねぇから、元に戻してみるぜ」てなお達しが来ました。
お前んところは、構成管理とかIT統制はやっていないのか、と小一時間問い詰めたい気分です。

そこで痺れを切らせて皆帰ったのですが、やっとメールの受信が始まった様子。
明日の朝には戻っていると信じたい。

ところでこの間、公式のクラウドサービス状況を表示しているページは、今でも「正常です」というグリーン表示が為されたままです。
また、公式の発表もツイートで間歇的に行っているだけなので、18時過ぎにNHKが一報を入れるまで全くマスコミにも触れられていません。
そう言う意味では、マスコミが忖度したのでしょうか。
そもそも、M$自体が、事象を楽観視して公式発表を一切しなかった可能性がありますが。
…どこかの政府じゃ有るまいし。

でもって、スパム判定のプログラムを変えてみたのが原因ならば、他の国でも起きていなければおかしいのに、何故日本と豪州とインドだけだったのだろうか。
確かにスパムメールの多い国として日本と豪州とインドが挙げられているのは事実ではあるけれど、それ以上にスパムメールの多い国は在ると思うのに、この3ヶ国だけ狙い撃ちされたのは何故だろう。

まさか、他の国で適用するためのモルモットなのだろうか。
そんなことを考えてしまいます。
それにしても、ロックオンされてブラックボックスとなっているクラウドの恐ろしさが身に沁みましたねぇ。
これが個人向けでも起こりうるから怖いです。

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