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関西冷房車事情 [鉄道]

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今日は涼しい…と言うか朝から雨。
なので、在宅にしたい気分山々だったのですが、一昨日休んだので今日は会社へ。
ついでに、毎日来ている管理職の方が健康診断だったので、今日は誰も管理職がいないと言う事になりかねない為に出勤。

家を出るときには雨が止んでいたので、ちゃんとした傘を持って出なかったのですが、歩いて5分したらポツリポツリと降ってきて、駅近くになると結構な降りでした。
毎回、折り畳み傘が活躍する昨今です。

昨日、非冷房車の話を書いたのですが、20年前に全国を乗り鉄して居た頃は、地方私鉄なんかは非冷房車が当たり前でした。
1950~60年代に製造された電車や気動車が未だ現役でしたからね。

関西ではJRと神戸電鉄、山陽電鉄以外は冷房車である事が当たり前でしたが、東京は関西がそんな状況であっても、地下鉄は長いこと非冷房車でしたし、末端のローカル線なんかは非冷房車が当たり前。
何しろ、関西では随分前に見かけなくなった吊掛モーターの車輌が、幹線を轟音を上げて走ってましたから。

阪急の初期冷房車は、冷風吹き出し口だけで、その後、阪急は円形のラインデリアが付いて空気を攪拌するようになりました。
冷風吹き出し口だけの冷房車だと、車輌の中に入ると涼しさが感じられる反面、冷風が余りそよがないので猛暑には全然対応出来ないですからね。

阪神はその点、冷房の設定温度は低めな上に、ラインデリアが轟音を上げて動いていて、室内の空気を十分攪拌するように設定されていました。
駅間距離が短い為に頻繁にドアを開ける必要があるため、外気の温度に負けないように低めの温度に設定していて、冷房効果を上げるために空気を攪拌するラインデリアが付いていたのかな、と。

山陽電鉄は基本的に阪急と同じ冷風吹き出し口だけの冷房車でしたっけ。
それと共になんちゃって冷房車があった様な記憶があったなぁと。
3両編成の時は冷房車なのですが、中間車に2000系改造の付随車が挟まれて4両編成になっていると、前後の車輌は冷房車なのに、その中間車だけは非冷房車だったような。

同じ形式でも、初期3000系のアルミ試作車とか、普通車専用に運行されていた3200系は長いこと編成全部が非冷房車で、それが来るとちょっとゲンナリした覚えがあります。

神戸電鉄は阪急系列にも拘わらず、長い間非冷房車の天国でしたね。
まぁ、六甲山地の中を縫って走る電車ですから、非冷房車でも問題なかったのだろうと思います。

大阪市営地下鉄や神戸市営地下鉄、北神急行電鉄、北大阪急行は、阪急並みの冷房設備でしたね。
関東の地下鉄が駅冷房のみに頼るというので、長いこと非冷房車を動かしたのとは対照的です。
勿論、これに乗り入れていた阪急や近鉄の影響も在ったのかも知れませんが。

近鉄は幹線しか覚えていないのですが、ラインデリア付の冷房車で、ただ、阪神よりも風がマイルドだったような記憶があります。
南海は、21000系ズームカーはとってつけたような冷房が印象的でしたが、ステンレスの車輌は扇風機との併用だったのでは無いかなと。

そして、JRは普通車は殆どが非冷房車、快速が非冷房と冷房が半分半分、新快速は100%冷房でした。
103系が少なくなるにつれて冷房車が増えた印象がありますが、快速は113系がメインでしたから117系が221系に押し出されて、快速運用に入るまでは扇風機との併用で冷風が吹き出す冷房車でしたっけ。

ただ、冷風と言っても文字通りの冷風で、冷房では無かったですね。
何時も生温い風が攪拌されていたような印象があります。
でもって、113系にはクーラーキセのドンガラのみあって本体が付いていない似非冷房車もありましたっけ。
冷房が付いていると思って、期待して乗車すると中で扇風機が回っていて窓全開というのがねぇ。

1本後の新快速で帰れば良かったなんて時が良くありました。

今は車輌共通化とかで、関東も関西もそんなに変わらないのでは無いでしょうか。
それにコンピュータ制御で温度管理も似た様な感じでしょうし。
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