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川口も広うござんす [日記]

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昨日、成田に行く気満々でリハビリにも行き、天気のチェック、カメラの準備、ルータの充電など準備万端整えていたのですが、昨晩、組織変更対応で警告エラーが出てしまい、折角の良い天気にも拘わらず、仕事用パソコンを立ち上げて、15時まで仕事。

人事さんが何時もの様に新しい職制を考えて、そのコードを投入し忘れたそうです。
折角の休みと成田詣でが中止になった謝罪と賠償を(以下略。

原因が判ったので遅れ馳せながら何処かに行くのもあったのですが、ついでに組織変更対応のコード投入とか人事異動によるインターネットの権限設定変更とかやることにして、今日は完全引き籠り。
本当に、年度初めは毎回何かがありますねぇ。

そう、今日から4月でございます。
新年度の開始だし、入学式や入社式がある日でもあります。
まぁ、義務教育はあと1週間春休みがあるのでは無いかと。

そうこうしている内に、エイプリルフールが終わってしまいました。
社会の余裕が失われていくと、批判も多くなって、最近企業の方も余りネタ作りに勤しまなくなったのか、一頃は話題になったエイプリルフール合戦も影を潜め、面白いネタが余り無くなりました。
TK新聞さんは頑張ってエイプリルフールネタを提供してくれましたが、土曜日のコラムのネタが壮大に笑えませんでしたね。

全く、現在の検討し内閣と真逆のことを書いていて、それが実現すれば、どれだけ日本国民が勇気づけられるかと言う感じ、ある意味かなりの皮肉が入っていました。
まぁ、自称国士の方は青筋立てて怒るんだろうなぁ。
本来、国士の人達だとこれくらいのことを言わないといけないのですけどね。

そうそう、壮大なエイプリルフールだと思ったのが、今日から我が川口市に施行された条例です。
題して「大きな声で川口が大好きだと叫んでみませんか川口プライド条例」。
ネタだと思ったあなた、これマジな条例だったりする。

市のホームページにも表だって掲載されていないのですけどね。
自民党の市会議員による議員提案立法だそうです。

目的として、こう謳っています。
「第1条 この条例は、住みやすいまち川口を超えて、ますます選ばれるまち川口、
いつまでも住み続けたいまち川口の実現を目指して、川口の魅力を掘り返し、見つけ直し、
改めて知るとともに、高め、発信し、川口の魅力の認知を広めることで、多様な価値観を持つ
みんながひとつになれる川口プライドを育むことを目的とします。 」


「多様な価値観を持つみんながひとつになれる」って凄い矛盾したことを言ってるんじゃ無いかなぁと思ったりする。

多様な価値観を持つからこそ、みんなで個を尊重しているのに、それを一括りにするのはどうなんだろうか。
それは一つの価値観を押し付けようとしているんじゃ無いかなぁなんて思う。

定義としてはこんな感じ。
「第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に
定めるところによります。
(1) 川口プライド 川口に対する愛着、誇り、共感を持ち、自ら進んで、大きな声で
川口が大好きだと叫びたくなるほど、川口をもっと良くしていこうとする心意気をいいます。
(2) みんな 川口に暮らす市民だけではなく、川口への通勤又は通学者、川口に
ゆかりのある者をいいます。」


第2条の2項は兎も角、1項は余計なお世話だと思いますけどね。
あの虐め対応でも最後まで否定していた様な教育委員会を置いておいて、そう言った目に遭った人に対して、愛着や誇りや共感なんて得られると思いますか。

それに、彼等は川口駅周辺のみ川口市と考えているようですが、川口と言っても駅周辺ばかりでは無いのです。
我が鳩ヶ谷は何百年も別の町村として川口とは別個に存在していて、つい最近川口の中に組み込まれただけですから、アイデンティティーは異なります。
川口は、京浜東北線沿線と埼玉高速鉄道線沿線、それに武蔵野線沿線それぞれ全く文化が異なる地域の寄せ集めです。
文化が違うのを一纏めにして、一律川口を愛せ、と言われてもねぇ。

「第5条 市は、川口の魅力を広く知らせることができるあらゆる機会を捉えて、
みんなの川口プライドを育むよう、共に楽しみます。
2 市は、川口の魅力を高めることにつながるみんなの自発的な活動に協力し、共に楽しみます。」


正直、「共に楽しみます」と言うのが気になりますね。
自治体が「共に楽しみます」と言って、押し付けに繋がったのは枚挙に暇がありませんし。

「第6条 市は、みんなの川口プライドを育むため、次に掲げる取組を行うものとします。
(1) 川口の魅力を高める事業を推進します。
(2) 市内外に向けた川口の魅力の積極的な発信をします。
(3) みんなと互いに協力し、もっと川口を楽しくします。 」


自治体が何をするのでしょうかね。
ここはお手並み拝見と言いたいところですが、強制はしないでいただきたいです。
どこかの国のマスゲームじゃあるまいし。

この次の条文では財政措置をこの為に行うと書いているのですが、財政火の車の川口にそんな事が出来るのかなぁなんてのが正直なところです。

折角作った議員さんには申し訳ないのですが、正直、ピントがずれている条例としか言い様が無いです。
それ以前に、教育委員会の正常化とか財政健全化とか市域の均等な発展とかもっとすることがあるでしょうに。

競争の無い選挙戦を経た議員の考える事なんて所詮こんなものなんでしょうかね。
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