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Walkin’ with a song [音楽]

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今日はばっしょーのライブに行こうと思っていましたが、4名でのパフォーマンスなのでちょっと回避。
別に4名に減ったからってパフォーマンスには変わりないのですが、ばっしょーは出来れば完全体で見たいなぁと言う我が儘もあります。
エビ中とかいぎなり東北産みたいに、大人数なら1人、2人抜けても余り変わりないのに、少人数だと抜ける人数が少なくても目立つのも仕方ないのですが。

さて、流石に昨日は10時間くらい電車に乗っていたので、結構疲れ、目が覚めたら10時半くらいでした。
朝ご飯を食べて、思い立ってトイレ掃除をして隅々まで綺麗にしてから、3月分の写真を編集し続けていました。
やっと3分の2が終わった。

ところで、トイレ掃除を楽しむ為に、書斎のドアを開け放して、音楽を流して聞きながら掃除をしていました。
聴いていたのは、今更ですが、岡本昭仁さんの『Walkin' with a song』。

ポルノグラフィティのボーカルで、経歴も長い人なのですが、自分のグループだけ歌を作るのではマンネリになると思ったのか、『歌を抱えて、歩いて行く』と言うプロジェクトを立ち上げ、様々な楽曲の作り手さんとコラボを重ねる事をしていて、その集大成になったのが今回のアルバム。

ヨルシカのギタリストであるn-bunaさん、『廻廻奇譚』のEveさん、HaKUのギタリスト兼ボーカルの辻村有紀さん、SUPER BEAVERのギタリストである柳沢亮太さん、Tempalayのギタリスト兼ボーカルの小原綾斗さん、『進撃の巨人』などの楽曲を手がけた澤野弘之さん、ポルノグラフィティのサポートベーシストとして活動している山口寛雄さん、BREIMENのボーカル高木祥太さんと2010年代に花開いた多彩な才能の人と組んでの作品は、岡野昭仁と言うベテランのボーカリストを素材に、十二分に出したものでは無いでしょうか。

ボカロP出身の作者は、伸びのある音域を使った縦横無尽な音作りを楽しんでいるような感じですし、ギタリスト出身の作者は、ノリを重視した感じの楽曲作りでした。



山口さんはこのアルバムの一つのピースを求めていた岡野さんが、ふと「俺の近くに目立たんけどこんな奴がおるやん」と言うので起用したそうですから、岡野昭仁と言う人を知り尽くした楽曲作りをしているように思えました。

このプロジェクトの集大成としては、BREIMENの演奏でKing-Gnuの井口理さんがサブボーカルで参加した『MELODY』では無いかな、と。
2人とも広い音域を誇るボーカルで、時にぶつかり、時に離れながらの楽曲になっています。
高木さん、井口さんとも、岡野さんをリスペクトしており、そのリスペクトした存在に対し、ありったけの才能をぶつけた感じです。


で、最後の曲は岡野昭仁さんの作詞作曲である『歌を抱えて』。
このアルバムの表題曲ですが、これが一番胸に残りました。
この曲は自身の父親を歌った歌です。

子供の頃の父の思い出、早世した母に代わって子供達を育てて、これから親孝行という時に去年お亡くなりになったそうで、その無念とお母さんと良い旅をと言う送り出しの思いを歌っている作品です。
普段のポルノグラフィティの曲には無い私小説的な作品で、直線的な詞がぐっと胸に刺さります。
最後の曲をこの曲にして良かったと思います。
『歌を抱えて、歩いて行く』と言う締めに相応しい曲であるように思えました。
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