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終着駅からバスの旅 [読書]

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今日は梅雨寒。
そんな日に限って、冷蔵庫まで出張って、仕事の見積です。
何回かお願いしている業者に見積をお願いしたのですが、今まで出て来ていた人が今回は一歩引いて、今回は若手2人が中心になって見積を進めていました。

そう言う意味では、この会社の世代交代は進んでいるなぁと傍目から見ても思いましたね。
翻って当社はどうなんだろう…。

さて、ここ数日通勤で読んでいた本の紹介。
この前にも同じ様なバスの本を読んでいたのですが、今回もバス旅の本。
『終着駅からバスの旅』(加藤佳一著/山と溪谷社販売)

『+BUS』と言うシリーズで発売されているバス旅の本になります。
文字通り、終着駅の先にあるバス路線を旅して、地元グルメに舌鼓を打ったり、観光スポットを巡ったりと言うのを写真と文章で紹介している本になります。
前回紹介した本と異なるのは、ちゃんとバスの時刻が書いてあること。
勿論、バスの時刻は年1回変わるので、掲載時点でのバスの時刻でしかないのですが、田舎のバスともなれば、会社の廃業とかで無い限り、余り変わり映えしませんから、旅をするに当たってそれなりに有力な情報になるのでは無かろうかと。

またグルメや観光スポットについても、ちゃんと値段とかが写真付きで紹介されているので、どんな食べものなのか、或いはどんな特色の有る観光スポットなのかと言うのが良く判ります。

場所は北海道の稚内から九州の志布志まで、沖縄は取り上げられていません。
一応、モノレールも鉄道ではありますが、沖縄はそれだけで1冊の本に出来ますから、敢えて避けたのではないかと思ったりする。

稚内だと宗谷岬、根室だと納沙布岬と言った有名観光スポットから、能勢電鉄の妙見口から行くバス旅とか、神鉄の有馬温泉駅から行くバス旅など、マイナーなスポットまで各種取揃えています。
個人的には阿佐海岸鉄道の甲浦から高知方面に抜ける旅に興味が湧きました。

昔、私鉄の乗り潰しをしていた時分に、阿佐海岸鉄道に乗ったことがあって、「甲浦まで行けたら高知まで近いんじゃね?」と軽く考え、大雨の中、高知方面に向けて歩き出したものの、かなり歩いても目的地に到着出来ず、結局涙を呑んで引返したことがありましたからね。

バスは当時もあったのですが、見つけられなかったか、時間が合わなかったかのどちらかだった記憶があります。

取り上げられているのはローカル線の終着駅からのバス旅が多く、都心の終着駅からのバス旅は余り掲載されていません。
ただ、都内でも味のある終着駅があり、そこから延びる路線バスに乗るのも風情があります。

こちらも白黒ページですが1章を割いて取り上げられていて、近場でバス旅をしようと言う人には穴場路線がそれなりに掲載されていたりします。
ただ、見沼代親水公園からのバス旅は残念ながら、川口の循環バスが意図的にかも知れませんが、無視されていたような気がしたのですが(都内限定だからかしら)。

バスをしたいなぁと言う人にとっては入門書的な書籍だと思いますし、観光目線に立った記述も多いのでお勧めではないでしょうか。

終着駅からバスの旅 (プラスBUS004)

終着駅からバスの旅 (プラスBUS004)

  • 作者: 加藤佳一
  • 出版社/メーカー: 天夢人
  • 発売日: 2023/02/20
  • メディア: 単行本


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