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世界エアライン地図帳 [読書]

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今日は在宅にする予定だったのですが、気の迷いで出社に変更。
すると、見事に寝坊して目が覚めたら8時過ぎ。
それでも、今日は出社しないといけなかったので、遅れながらも何とか10時前に出社しました。
気が付くと、明日で今年度終わりなんですよね。
この前正月を迎えたと思ったのに、あっと言う間です。

さて、ここ最近、寝床で読んでいた本の紹介。
『世界エアライン地図帳』(チャーリー古庄著/イカロス出版刊)。

毎度毎度同じ様な本ばかりで恐縮ですが、世界の約150ヶ国にある、ある程度の規模の航空会社や特徴の有る航空会社の紹介本です。
全部で350社にも及ぶ航空会社を取り上げているので、当然のことながら内容は薄く、作者が撮影した写真と、少数のキャプションでの紹介に留まっています。

勿論、きちんと紹介しようとしたら150ページ程度では収まり切りませんし、お値段も結構するものになってしまいますし。
イカロス出版からは『エアライン年鑑』と言う本も出ていて、ここ5年間続刊が出ていないので、そろそろ最新版を出版してほしいのですが、そうは言いつつ、2019年頃から今年に至るまでのコロナ禍の御陰で、様々な航空会社が倒産したり、破産したり、運航を停止したりしています。

その傷はかなり深く、フラッグキャリアと呼ばれる国を代表する航空会社も例外ではありません。
最近では、Asiana Airlinesが大韓航空との経営統合に追い込まれましたし、Aeromexico、Philippine Airlines、Thai Airways Internationalが倒産したりチャプター11適用になったり。
更に、欧州ではAlitaliaが事業停止、日本でもAirasia JapanやVanilla Airが消滅するなど、激動の時代です。
成田空港に就航しても、直ぐにいなくなる航空会社も多く有ります。

それだけ毀誉褒貶の激しい業界なので、毎年のアップデートは欠かせないのですが、そんな間隙を埋めてくれる本がこの本では無いかなと思ったりする。

体裁は、全世界を7つのエリアに分けて、それぞれのエリアの状況を解説した章を1章設け、その後、それぞれの航空会社の飛行機の写真を1枚と、概況を簡単に書いていると言うものです。
勿論、会社の大小で解説の多少は異なります。

とは言え、大手の航空会社だけで無く、LCC、ULCC、更に地域密着のコミュータエアライン、貨物専業の航空会社に至るまで、幅広く取り上げています。
また、そのエリア内でグローバルに展開している航空会社、例えば、Air Asiaグループとか、DHL、LATAMやeasy jetなどの航空会社についても、或いは1章を割き、或いは別コラムで取り上げています。
しかし、これらの会社の飛行機の塗装は大体同じものばかりですから、その辺は簡単に済ませています。
日本も、7つのエリアの1章を割いて紹介しています。

こうした部分に興味のある人は、日本のスポッターさんには余りいないのかも知れませんが、私は軍ヲタ出身なので、この飛行機の出自は、とかこの会社はどんな変遷を辿っているのか、とかその辺興味のある方だったりするので、とても参考になりました。

世界エアライン地図帳

世界エアライン地図帳

  • 作者: チャーリィ古庄
  • 出版社/メーカー: イカロス出版
  • 発売日: 2023/02/27
  • メディア: Kindle版


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