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無敵対最強 [読書]

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今日は在宅勤務。
朝から仕事して、早めに終わらせようと思ったのに、結局終わってみれば19時前です。
通勤時間が無い分、早く始めて早く終わるのが理想なのに、これを労働強化と言わずして何と言う。

明日は良い天気らしいのですが、明後日会社なので、成田に行くのは諦めました。
この調子だと、貨物便祭りが終わってから成田に行く事になりそうです。

さて、今日は昨日まで読んでいた本の紹介。
今日は時代小説。
『無敵の殿様 無敵対最強』(早見俊著/コスミック時代小説文庫刊)

江戸時代、僅か5,000石しか無いのに待遇は国持大名の格式を持つ、古河公方家の末裔喜連川氏の前当主喜連川恵氏が主人公の時代小説です。
喜連川氏は、徳川家康から幕府からの独立を保証されているお墨付きを持っていると言う設定で、市井に起きる事件に首を突っ込み、片端から解決に導く捕物的な物語。

勿論、自身も剣の腕は立ち、更に供回りにいる松平定信の家臣が目付として送り込まれたのが丸め込まれて彼の護衛になっていたり、奥女中が実は古河公方家に古くから仕える忍びの者だったりと個性的な面々が脇を固めます。

事件自体は浪人や武士が人斬りをするとか言うものは少なく、商人が関わった殺しとか詐欺、賭場の開帳や借金の取立て騒動などの至ってシンプルな事件。
しかもトリックというのは余り無く、読んでいて肩の凝らない、それでいて芯がしっかりしているので、すいすい読める作品です。

でもって、今回はスパイスとして、同じ作者の別作品である『最強同心 剣之介』シリーズの主人公である佐治剣之介が顔を出すと言う珍しい作品になっています。
まぁ、長くやっていると中弛みもあるから、この辺で転を入れるのも大事かな、と思ったり。

早見さんの作品全般に言えることではありますが、正統派の時代小説であり、余り奇を衒った作品では無いかも知れませんが、頭がボーッとしているときでも、読める作品になっているのが良いですね。

無敵の殿様 無敵対最強 (コスミック時代文庫)

無敵の殿様 無敵対最強 (コスミック時代文庫)

  • 作者: 早見俊
  • 出版社/メーカー: コスミック出版
  • 発売日: 2020/01/08
  • メディア: 文庫



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