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ふらり珍地名の旅 [読書]

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今朝、起きたら痛みは殆ど取れ、痺れもほぼ沈静化。
左足をまともに動かせるようになりました。
リハビリに行って、試しに腰の牽引をしてみたのですが、牽引重量を下げて貰ったのもありますが、殆ど痛みや痺れが無く、まぁまともにリハビリが受けられそうです。
ただ、痛み止めについては量を減らしたものの、もう少し続けなさいと言う事で、ちょっと出して貰ったのですが。

それにしても、この2ヶ月間の呻吟の苦しみは何だったのか。
そして、何故に自然治癒したのか、切っ掛けがさっぱり判らずです。
とは言え、帰り絆創膏が外れかけて肉刺が剥き出しになり、変な歩き方になった訳で。
こうした歩き方が影響していたのかも知れません。

帰ってからは写真の整理。
この前の成田詣での最後のパートで、今日中に終わらせる予定だったのですが、昼御飯を食べたら急に睡魔が襲ってきて、机の前でガッツリ1時間意識が飛んでいました。
結局、後200枚は残り、明日は明日で仕事なので中々終わりそうにありません。

ついでに、雨が降って涼しくなったのと足が治ったので、夜になって久々に掃除機を掛け、トイレ掃除までやったりしています。
身体がまともに動くと、動きたくなるのは我ながら現金なものだと思います。

さて、ここ数日読んでいた本。

『ふらり珍地名の旅』(今尾恵介著/筑摩書房刊)

元々、Webちくまと言うサイトに掲載されていた連載の書籍化です。
題名の通り、作者である今尾さんが、日本全国にある(1箇所だけスイスですが)珍地名を尋ねて、彼方此方歩き回ると言う本。

基本、地名を研究する学者さんでも何でも無い人なので、かなりライトにその地の地名の魅力を探っています。
その数25箇所。
よくまあ、これだけの地名を尋ねるパワーがある事よ、それこそ、好きこそ物の上手なれですね。

元来、地名と言うのはその土地その土地の歴史を表すものです。
しかし、戦後の町名統合で、東京23区を中心とした首都圏や政令指定都市では無味乾燥な地名が続出し、歴史も糞も有ったものでは有りません。
唯一、京都がそうしたの風潮に抗って古い地名を残しています。

また、地方に行けば行くほど、歴史ある地名、特に字や大字がきちんと残されています。
因みに、大字と言うのは殆どが明治期の町村合併で消滅した江戸期の村の成れの果てだそうです。
その中には村を統合した際に当事者たちを納得させるために作られた合成地名もありますが、中には鎌倉時代からの由緒ある地名もありますし、既に住民たちもその起源が判らなくなっている地名もあります。

ただ、それにかこつけて、適当な事を書いている人もいる訳ですが。
特に地すべりとか崩壊地形とかそう言った言葉と地名をこじつけたり、起源が判らないと、アイヌ語やその他の言葉に起源を求めたりするケースもあったりする訳ですが(東北とかでアイヌ語起源は有り得るのでしょうが、中部圏でアイヌ語地名は余り…)。

この本では現地に赴いて、何故そんな地名が付けられたのか、その地の住民だとか郷土史家に会ったり、地元の図書館や博物館などに行って、その謎を解こうとしています。
百聞は一見に如かずで、現地で初めてその言葉の意味が分るというケースもあります。
勿論、それでは判らないケースもある訳で、その場合は角川地名大辞典を引いたりしています。

軽く読む本としては知的好奇心を満足させてくれる本でもありますし、現地に行きたいなぁと言う気持ちにもさせてくれる本です。

ふらり珍地名の旅 (単行本)
筑摩書房
今尾 恵介

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