SSブログ

命あっての物種 [日記]

GCR_A320-200_B-1620_0004.jpg

今日から会社。
昨晩、秋葉原で刺傷事件があったとの事でビクビクしながら出社したのですが、流石に何もありませんでした。
しかし、行きは宇都宮線、帰りは武蔵野線で人身事故と言うことで、交通が大幅に乱れていました。
最近、出社しても体力が持たず、帰りは本を読む気力も無くて爆睡しているので、斬付けられたら先ずお陀仏でございます。
グサッと刺されないように、ディバッグの中に本を仕込んではいるのですが(違。

でもって、出社したら人が余りおらず、みんな18時半くらいで仕事を終えて一気に退社してました。
私も負けじと今日は思い切って退社してきました。
そんな感じで今週いっぱいは電車が空いているのかなぁと思ったりする。
混み出すのは3連休明けでしょうかね。

それにしても、地震の方は扨措き、2日の羽田空港の衝突事故。
調査途上ですが、交信記録上はほぼ海保機の誤進入によるものだそうです。
あれだけ炎が出ているのに、日航機の方には全く死者が出なかったのは不幸中の幸いでしたし、運航乗務員の訓練の賜物だと思います。

一方で、ペットを貨物室に入れていて焼け死なせた事に対して、非難が起きているようです。
ネット署名が2万筆以上集まっているのですが、こうした考えって、人間を襲った熊を殺したことに対する非難をするのと大して変わらないような気がするのですが、どうなんでしょう。

基本的に飛行機において非常事態が起きたときは、何も持たずに手ぶらで脱出する事と安全のしおりには書かれています。
私はいつも飛行機に乗るときは、安全のしおりには真っ先に目を通しますし、非常口の確認を必ず行います。

ペットを機内に持ち込んだとしても、基本的に放し飼いに出する訳でも無く、専用のケージに入れられます。
それは手荷物扱いですから、いざという時には結局置いて逃げないといけない訳です。
後生大事に持って行くのは御法度。

機体が焼失した場合、貨物室で焼け死ぬのかキャビンで焼け死ぬのかの違いであって、どちらも同じ。
大勢の人が脱出しようと整然と待っているのに、ペットをケージから出して抱いて脱出するなんて事は許されない状況ですよね。
ペットは特に火を怖がりますから、出したが最後どうなるか判ったものでは有りませんし、それによって避難する人がパニックになる可能性だって有ります。

また脱出シュートを降りるときにペットが爪を立ててしまえば、脱出シュートが破損してしまう場合だって有り得ます。
そこが使えなくなれば、別の場所まで移動しないといけない。
一刻を争うときに、そんな悠長なことをしていられるでしょうか。

ちょっと考えれば判りそうな事なのに、海外の航空会社ではペット同伴を許しているから日本だって許されるべきだと声高に主張するのはどうなんだろうと思うのですけどね。
日本でもStarflyerが何度か実証実験を続けていますが、基本的に小型犬のみ、しかもケージに入れて手荷物扱いとして機内に持ち込む事が出来る、更に座席も一番後ろの窓際だけとかなりの縛りが掛けられています。

動物に対するアレルギー持ちの人もいるでしょうし、吠えたり(特に小型犬は五月蠅い)、噛まれたりしないとも限らない。

海外の航空会社だって同じじゃ無いでしょうか。
アラブの何処かの航空会社で鷲を機内に持ち込んでいると言うのを見た事が有りますが、あれだって、機材が大きかったし、恐らく専用便的なものだったと思いますよ。
通常の運航便のエコノミークラスでそんな事をされたら堪ったものでは有りません。

一種のエゴかも知れませんが、航空機においては、人間の命の方が、他の動物の命より優先されますから、どうしてもペットと一緒に旅したいという人は、他の人に迷惑の掛らない様な手段で移動された方が良いと思いますけどね。
申し訳ないのですが、私的にはペットと一緒に何処にでも行くと言う精神が理解出来なかったりしますので。
nice!(14) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 14