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機を見るに敏 [日記]

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今日で今年最後の出勤。
明日は休みでリハビリ行ったり灯油を買いに行ったり、横浜に行ったりするので、休みです。
しかし、年末年始は余り休めないのですけどね。

ところで最近、成田空港も大分路線が復活してきています。
羽田よりも意外に成田の国際線の方が賑わってる印象。
矢張り、羽田は混雑しているからなんでしょうか。

そして、新しく韓国の航空会社が2社就航して、韓国線はかなり激戦状態です。
今までの航空会社も安穏としていられないみたいで、機材を新しくしたり大型化したりしています。
そんな航空会社の1社にT'Way航空があるのですが、韓国のLCCで、今まではB.737-800で運航していました。

しかし、最近になってA.330-300を投入して大型化しました。
別に新規購入したわけで無く、Air Asia Xで余剰となった機体を購入したので、元々のLCC仕様の客室配置をそのまま使っている様です。
おまけに、コロナ禍で路線縮小したり破綻して、パイロットが大量余剰になった御陰で。一頃大変だった人繰りもかなりマシになっている感じ。

なので、元々使ってないA.330の導入もすんなり行ったのでしょうね。
護送船団方式の日本の航空会社と違って、この辺の仕掛けは海外の航空会社の方が一頭地に抜きん出ている様に思います。

例えば、Airbus系列のパイロットライセンスというのは、小型のA.320でも中型のA.330、A.350でも、超大型のA.380でも操作方法が全く共通に設定されているために、パイロットは少しの訓練で、これらの機種を往き来することができます。

そう言えば、PeachでもStarflyerでも、新機材が到着しないから運休がとか言う便があったりしたのですが、それなりに中古機材を一時凌ぎでも導入すれば良かったんじゃ無いですかねぇ。
Jetstarは確かそんな感じで中古機材を入れていたと思うのですが、中古機材を入れるとお客の印象が悪くなるのでしょうか。

また、先のT'Wayでも同じですが、高需要路線なのに、何時までもA.320でお茶を濁すケースが多い様な気がします。
新規発注だとかなりリスクが高いのですが、それこそ、リース返却された中古機材を活用すれば良いのでは無いかと思うのですけどね。
操縦要員はA.320からの移行でOK、後は客室乗務員の訓練で、機体は居抜きで調達すれば、そんなに初期投資は要らないでしょうに。

SKYMARKの件も有るから、A.330には抵抗があるのでしょうかねぇ。
それとも、破綻を恐れておいそれと国土交通省が新機材の導入を認めないのでしょうか。
こう言った点が日本の航空会社の競争力を削いでいるように思うのですが。

色々と今の日本の航空会社は機会損失しているような気がします。
それは、航空会社だけで無く、日本の全産業に言えるのかも知れません。
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