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私立恵比寿中学 [音楽]

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今日は予定では在宅のつもりだったのですが、来客があるので出社。
御陰様で考え方が大分整理出来ました。
やっぱり対面で確認するのって大事。

さて、今日は私立恵比寿中学の7thアルバム、なおかつ、メジャーデビュー10周年の記念アルバムである『私立恵比寿中学』を取り上げる。
エビ中はももクロの直後に出来たグループなので、ほぼほぼ同じキャリアを持っているのですが、ももクロが王道のアイドルグループとしたら、エビ中は知る人ぞ知ると言う感じのグループでしょうか。

個人的にはももクロより歌は上手いと思いますし、各々のパフォーマンスが高い人間集団ですかね。
ただ、相手は化物の集団なので、中々人間が勝てないのはある。
そして後続グループであると言うのもちょっと損なのかな、と思ったり。

どうしてもももクロ姐さんが盛り上がった後で出て来るものだから、何をしても二番煎じに見られますし、ちょっと屈折した感情をファミリーとしては抱いていたりするわけです。

そんなことは置いておいて、今回の『私立恵比寿中学』。
自己のグループ名をタイトルに持ってくる辺り、かなり運営陣は自信作なんだろうなと思った。

この中からは既に新体制最初の曲である『イヤフォンライオット』、アルバムのリード曲である『ハッピーエンドとそれから』、昨年の大学芸会で初披露した『Anytime Anywhere』、一昨年の年末の大学芸会で披露した『イエローライト』が世に出ているのですが、更に6曲が新たに収録されています。

『Anytime Anywhere』と『イエローライト』に続いて3曲目に収録されているのは『きゅるん』。
作詞は元チャットモンチーのドラマー高橋久美子さん、作曲は、COMiNUM、Myko ISLAND、Ryo Itoの共作です。
CityPop風のダンサブルな軽快な曲ですが、音域が非常に広く、通常の歌手でもかなり歌い熟すのは難しい様な曲ですが、彼女達は難なく歌い熟しているように思えます。
柏木さんや安本さんは勿論ですが、小林さんも高音パートを担っているのが珍しい。

『トキメキ的週末論』は、初期のエビ中作品に何となく親近感を抱く様な曲で、ヒットメーカーの児玉雨子さんが作詞、山崎佳祐さんの作曲。
高等なテクニックが必要な曲でも無く、この曲はまだ頑張ってる途中のココユノノカも入りやすいのでは無いかと思ったりする。

『シュガーグレーズ』は新進気鋭の作詞作曲家であるTORIENAさんの詞と曲。
楽曲提供としては、エビ中が初めてみたいです。
エビ中には珍しいエレクトリックな曲ですが、昔の初期曲に近い曲の様な感じも受ける。

『さよなら秘密基地』は最近のエビ中の曲に近いのですが、ボカロPのけんたあろはさんの詞と曲。
ワードがかなり詰め込まれた曲で、噛まないように歌うのが結構大変な気がする。
これはどちらかと言えば、パフォーマンスの方が気になる。
いきなり転調するのもボカロPらしい気がする。

そして、その寂しげな終わり方から繋がるのが、『ナガレボシ』。
こちらはJam9のGiz'Moさんが作詞、ArmySlickさんとGiz'Moさんの共作曲という曲で、これも両人は初提供。
曲調は何となく『青い青い星の名前』に近いのかなぁ。
サイリウムを振りながらみんなして静かに聞く曲のような感じがする。

更に虚無的な感じがするのが『宇宙は砂時計』。
中山さんのサビが結構似合っている感じがします。
この曲はキタニタツヤさんの作詞作曲。
この人もエビ中に初めての楽曲提供です。

総じて、このアルバムは今までのエビ中とは殆ど絡まなかった人達に楽曲提供を依頼しており、9人体制として新たに出発した私立恵比寿中学の代名詞となりそうな曲を詰め込んだアルバムと言えるのでは無いかなと思ったりする。

ももクロ姐さんもそうですが、エビ中も、出すアルバムがほぼ前作を軽々越えてくるのが凄いなぁと、本当にいつもそう思いますね。
このアルバムを引っさげた今度のライブも楽しみです。

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  • メディア: CD


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