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静岡県の鉄道 [読書]

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今日は流石に疲れて何もする気力起きず。
モニターの入替も、掃除もやりませんでした。
唯一やったのは風呂掃除と風呂の黴取りだけ。
明日もやる気無く終わりそうな予感がするのですが、せめて掃除機だけはかけておこうかと。
窓拭きは今日が雨だったので出来ず、明日も寒そうなのでやるのも嫌だなぁとか思ったり。
そして、買出しに行かないと何も無いし。
せめて、明日は刺身くらい食べたいのですけどね。

そう言えば、毎年恒例のアイドル楽曲大賞が発表されましたが、エビ中とukkaの藤井班がメジャー、インディーズを両方制覇しましたね。
御目出度う御座います。
この他、スタダアイドルも色々と食い込んでいましたが、超とき宣とばっしょーが上位に食い込んだのが意外でした。

てことで、写真の整理も中々捗らず、今日はここ最近寝室で読んでいた本の紹介。

『静岡県の鉄道 明治の馬車鉄道から昭和・平成の新幹線まで』(高井薫平著/フォト・パブリッシング刊)。
鉄道趣味界の御大の一人である高井さんが、都道府県の鉄道を網羅した本を作りたいと願い、手始めに東京~浜松間の東海道本線開通130周年記念として静岡県の鉄道を全て取り上げた本を作ったもの。

流石、鉄道趣味界の御大であるだけに、写真のチョイスも人脈を駆使して、自身で撮影した写真だけで無く、荻原二郎さんや白土貞男さんらが撮影した写真や所蔵している絵葉書なども利用して、静岡県に存在している国鉄・JR、私鉄、第三セクター、それだけでなく戦後廃線となった静岡鉄道や遠州鉄道の軽便線は勿論の事、戦前に一時期存在した光明電気鉄道を始めとした鉄道や軽便鉄道、馬車鉄道、森林鉄道の数々、更に、鉄道要覧に掲載されているので、鋼索線、ロープウェーも取り上げ、その上、ゴルフ場の移動機、ロムニー鉄道と言う鉄道に属さないものに至るまで全て鉄軌道を走るものを紹介した力作です。

これで47都道府県を本当に網羅するつもりか、と思っていましたが、これとは別に同じ著者、出版社から、『昭和30~50年代の地方私鉄を歩く』と言うシリーズで32巻になんなんとするシリーズを立ち上げるというちょっと無謀な挑戦が始まっています。
季刊としても8年掛かる計画ですが、果たして完成するのでしょうか。

それはさて置き、この本は現在の写真はもとより、新幹線試験中の写真や戦前の東海道本線の電機牽引列車の写真、駅舎や路線、配線の空中写真も掲載されていて、情報量はかなり豊富です。
その上、様々な資料を駆使しているので、文章も圧倒的です。
流石に廃線、特に戦前に一時期存在しただけの軽便鉄道などについては1ページで取り上げているだけで、余り情報量は無いのですが、そうした詳しいのは別の文献を当たってくださいと言う割り切りで作られていますから、バランスも取れています。

何より、廃線でも1960年代に廃線となった静岡鉄道や遠州鉄道、更に伊豆箱根鉄道の三島市内線などの路面電車については、自身取材していたのもあるために、写真も結構掲載されていて、正に痒いところに手が届く感じの本になっています。

そう言う意味では地域史の一つのジャンルとして、こうした地域の鉄道本は展開できるのでは無いでしょうか。
A4サイズで250ページで写真が多いために紙幅も分厚い本なのですが、満足できる本でした。

静岡県の鉄道 明治の馬車軌道から、昭和・平成の新幹線まで

静岡県の鉄道 明治の馬車軌道から、昭和・平成の新幹線まで

  • 出版社/メーカー: メディア・パル
  • 発売日: 2019/06/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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