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東北インバウンド [音楽]

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今日も出勤日。
しかし、早朝に電話が掛かってきて叩き起されたため二度寝。
目が覚めたら8時過ぎで焦ったのなんの。
予定では17時には消えるつもりでしたが、結局19時まで仕事する羽目になりました。
まぁ、今日を過ごしたら明後日休みで、6日まで何も無し。
そんな時に限って、Stay Homeでストレス溜りますな。
流石にどこかで1日か2日は外に出るでしょうけど。

さて、今日は本日届いた音楽について。
本当ならBlu-ray同梱のものを買った方が良かったのですが、半額というのに惹かれて買ってしまったいぎなり東北産のCD集。
まぁ、シングル16枚組という凄いものですが、これ全てでいぎなり東北産の曲が網羅されていると言っても過言ではありません。

いぎなり東北産は、スタプラ東北支店のレッスン生グループで、全員が東北出身者で構成されている9人組のグループです。
ukka同様に未だメジャーデビューはしておらず、地道にライブハウスでのパフォーマンスを熟しているグループで、ukkaのライバルという設定です。

コロナが無ければ、今年は飛躍の年だったのかも知れませんが、残念ながら折角のライブが尽く中止になってしまいました。
その飛躍の年の点火剤たるものが、『東北インバウンド』と言うファーストアルバムです。

シングルの何枚かを入手したのと合同ライブに出演したのを見たり、リリイベに1回参加しただけなので、偉そうなことは言えませんが、スタプラの伝統を継ぎ、生歌で鍛えられているので、歌はとても安定しています。
彼女達を支える皆産(いぎなり東北産のファンの呼称)も熱い人が多いです。

このアルバムを構成している作家陣も東北出身者が多いです。
フィギュアの羽生選手に送った『夢に描くキセキ』を作った仙台のグループであるパンダライオンを始めとして、東北楽天ゴールデンイーグルスの応援プロデューサーであるジントシオさん、仙台で音楽活動をしていたオレンジタルトと言うグループの渡邊孝博さん、これまた仙台出身のバンドであるJin-Machineのギタリストであるまじかる☆ひもりさんとか、楽曲の半分以上が東北に縁のある作家陣で占められているのも聞き所です。

このアルバム、最初の曲は『伊達サンバ』と言う曲。
火付け曲ですから、思い切り弾けています。
メンバーの伊達花彩をフィーチャーした曲です。

2曲目は、新録の『天下一品~みちのく革命~』です。
彼女達のデビュー曲として大切に歌われている曲を見事にリアレンジしています。

3曲目が『Trophy Girl』。
これはホーン隊がメインの若さ溢れる曲で、女の子のピュアな感情を歌っています。

4曲目は、これまたリアレンジですが『ハイテンションサマー!』と言う夏曲。
ただ、南の海と言う感じでは無く、どこか芋っぽい東北の夏景色をイメージした感じの曲です。

5曲目は『トラベル』。
これもアゲ曲で、ギターリフが聞かせます。
個人的には、ノンボーカルのカラオケも聴きたい気分。

6曲目は、彼女達が作詞した『ウィンターのアゲアゲバッコーン』。
可愛さの中にも長い冬を過ごす東北人達の芯の強さが歌われているような感じの曲です。
適度な力の抜け具合も面白い。

7曲目は『いただきランチャー』。
これは彼女達のパフォーマンスに注目する曲で、彼女達の可愛らしさも前面に出て来ている曲です。

8曲目は『おのぼりガール』。
東京への憧れがある東北出身者の心情を歌ったもので、遙々東北から渋谷や表参道、六本木に来て都会を満喫するも、次第に東北が恋しくなり、自分達の故郷を再確認すると言う感じの歌です。
そう言う意味では、屈折した東北人の心情を歌った作品と言っても過言では無いかも。

9曲目は『sister』。
「私、アイドルしてるんだ、でも、みんなが知ってるスターじゃ無いけど…そんなこと知ってるよね。でも、貴方にとってはスターでありたい。」
彼女達の今の立場を歌った作品ですが、家族を思う彼女達の純な心が伝わってきて、かなり涙腺を刺激されます。

10曲目は『百花繚乱物語』。
ホロリとさせる展開から一転、演歌調の節回しになると言うね。
転調が結構激しい曲だったりします。

11曲目は『Burnin' Heart』
こちらは更に世界観が一変し、ラップ的な曲になります。
畳み掛けるような歌がどんどん浸食してきて、中々激しい曲です。

12曲目は『No Make』。
基本、彼女達は高校生になるまでメイク禁止です。
なので、化粧に憧れを持っています。
で、その境遇を見事に表している面白い曲です。

13曲目は『桜プロミス』。
別れの歌なのかな、甘酸っぱい青春ソングでしょうか。
桜の季節になると思い出す、彼女との楽しい日々…と言う感じで、彼女達の一所懸命な歌が心を打ちます。

表向きはここまでが収録曲ですが、最後に1曲、Secret Trackが待っています。
途中数秒の雑音が続くのですが、それはプロローグです。
最後のこの曲は、東北で生活している彼女達ならではの思いが詰まった大切な曲です。
恐らく、ライブで聞くと涙腺が崩壊すると思いますね。
私も色の無い世界を見た事の有る人間なので、思いがグッときます。
本当にこの曲は、大切に歌って欲しい曲です。
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