スマホを忘れただけなのに [日記]
今日も出勤。
折角いつもより早く出たのに、南北線でホームドア点検があって電車が長いこと止まり、山手線では後続の電車が遅れた上に、最寄り駅手前で乗客の救護があってこれまた止まっていつもの時間に出勤。
何のために早めに出たのか判らないです。
そして、出社して気付く。
「スマホ、忘れた」
最近、色んなシステムで多要素認証を入れると言うことになったのですが、生体認証よりも手軽だからという理由でスマホの認証が多く採り入れられています。
しかし、スマホを忘れたら何も仕事が出来ないと言う状態に陥る訳で。
セキュリティを強化しているのは判りますが、仕事に使うのであれば抜け道を作らないと意味が無いのでは無いかと思ったりする。
バックドアになると言うのなら、生体認証を入れるべきだと思うのですけどね。
それだったら、目ん玉とか指を切り離さない限り認証が出来る訳ですから。
何でもかんでもスマホと言うのは、いざという時困ります。
例えば、今日は偶々スマホを家に置いてきただけだったから良かったですが、これが盗難に遭ったり、落としたり、電車の中に忘れたり、更には正月の様に地震で破壊されたり、津波で行方不明になったり、はたまた飛行機が焼失して何もかも無くなったとか言うときに、どうやって本人を認証するのでしょう。
これ、この前も書いたマイナンバーカードにも言えるのですけどね。
本人ですと言い張っても、それを証明する術が無いから銀行預金も引き出せないとか怪我の治療も受けられないと言う話になったらどうしますか。
一つの方式に固執するより、柔軟に複数の逃げ手を考えるのが、システムとして有るべき姿だと思うのですけどね。
少なくとも、スマホが無いと仕事にならないと言うのは避けるべきだと思うし、それも一つの危機管理だと思うんですけどね。
これで業務が止まると言うのは、0か1かの思考に捕われている人の思想としか思えないのですが。
今の世の中、どうしたって、個人情報は漏れますし、漏れるの前提で生活しないとしょうが無いので、せめて被害を少なくする必要はあるんと違いますかね。
今日は偶々スマホで認証する必要のある仕事が無かったから良かったものの、多要素認証を必要とする作業が出て来ると仕事終了、で家に帰るしかない訳ですからね。
つくづく、嫌な時代になりましたよ、ホントに。