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地方創生とフジドリームエアラインズの挑戦 [読書]

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今日も課題に取り組む。
色々と聞いてやっとイメージできるようになりました。
それからは結構早くて、1つ目の課題は何とかなりそうです。
しかし、未だ後2つあるのがねぇ。

て事で、最近読んだ本。
『地方創生とフジドリームエアラインズの挑戦』(鈴木与平著/イカロス出版刊)
私の先入観か、静岡出身の経営者って本を書くのが好きなんだろうか。
本田宗一郎さん然り、鈴木修さん然り。

で、この本は、『地方を結び、人々を結ぶリージョナルジェット』と言う本の続編です。
フジドリームエアラインズという会社は、フルサービスキャリアなのですが、その路線展開は他社とは少し違います。
日本の普通のフルサービスキャリアは、東京志向と言うか、羽田や成田と言った首都圏の空港を拠点に、各都市を結ぶと言うハブ・スポーク型の路線展開ですが、フジドリームエアラインズは、それとは一線を画して、全国に路線を展開しているのに、東京に進出しない、寧ろ地方と地方を結ぶニッチな市場を開拓しようという考えでの路線展開をしている訳で。

今は東京が大きくなり過ぎて、何もかも吸い込んでしまうような存在であるが故に、最近は地方がどんどん衰退している様な感じを受けます。

しかし、静岡の会社って言うのはどの会社でもそうですが、意外に企業理念がしっかりしている会社が多いので、東京の近くなのに東京に飲み込まれることがないのではと思ったり。

地方と地方との交流が発展していくと、東京とはまた違う核が出来ていくのでは無いか。
逆にそんな存在を多くしていくのが、今後日本が発展していく一つのヒントでは無いか。

特に人と物を交流させるという意味で、フジドリームエアラインズと言うのは1つの起爆剤になり得る存在ではないかと言うのを感じました。
寧ろこちらの方が地方創生として王道ではないか、と思いますけど、東京から見ていると、全部東京と同じにするのが善だと思い込んでいるのでは無いか、と。

地方創生と言う事を考えるに、非常に示唆に富んだ本だと思いますし、こう言う考えを持っているからこそ、静岡という地から独自色を纏った企業が色々と出て来るのかなと思いましたね。
まだ1回しか乗ったことはないのですが、久々にまたマルチカラーのEジェットに乗りたくなりました。

地方創生とフジドリームエアラインズの挑戦

地方創生とフジドリームエアラインズの挑戦

  • 作者: 鈴木与平
  • 出版社/メーカー: イカロス出版
  • 発売日: 2019/06/29
  • メディア: 単行本



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