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働けど働けど [日記]

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今日も在宅で座学。
御陰様で腰が目一杯痛くて、明日休みたい気分なのですが、明日は明日で外せない会議があるので、休めずでございます。

この2日間、何の教育を受講していたかと言えば、「豊かなセカンドライフを過ごすための教育」です。
20世紀は55歳定年が当たり前で、その後長らく60歳定年になりましたが、何れにしても、会社を辞めたら会社員は年金と預貯金の利子で十分生活が出来ていました。
しかし、モーレツ社員だった人達は、一度組織を離れると誰からも省みられること無く孤立し、家族からも忌避され、「濡れ落ち葉」なんて言われていました。

時は流れ、今は年金なんて屁の突っ張りにもならず、自分で2,000万円用意しろと言われている訳で。
当然、そんな資金をポンと用意するのは、大金持ちのボンボンにでも生まれなきゃ工面できないので、2,000万円用意するまでとっとと働けと言う事になります。
おまけに、年金受給年齢は60歳から今度は65歳、更に70歳なんて言う話すら出ています。
その上、どんどん上がる介護保険料を支払う事になるし。

まだ我々の世代は年金が貰えるだけマシでは有るのですが、その下の世代は、自分が支払った年金の積立額も貰えない、それどころか、受給年齢がどんどん上がって、そのうち100にならないと貰えないなんて事になるのでは無いでしょうか。

そんな状況なので、否が応でも庶民は仕事せざるを得ません。
御陰で、退職までのマネープランとか、定年後も仕事とかそんな話が出て来るのですよ。

で、昨日今日とそんな教育。
確かに「濡れ落ち葉」になるのはどうかと思いますが、人生85年、下手すりゃ100年とか言われて、60歳から25年以上もの暇を持て余すことになります。
よくよく考えると、ストレートに大卒で就職した場合、60の定年まで37年、定年後も25年生きるとして、ほぼ就職してから定年までの間の時間くらい、生きなければなりません。

そう考えると、生きるって大変だなぁと思うのです。
19世紀末のイタリアとかだと農民の平均寿命は30歳、都市労働者でも40歳くらいだったそうです。
多分、日本もそれくらいだったでしょう。
信長の時代でも「人間50年」なんてよく言われていましたし、70ともなれば古稀と言われ、希少価値があった訳で。
そう考えると病気を治療する事が無ければ、実際に人間がまともに生きられるのは50くらいまでなのかも知れません。

つまり、生物としての寿命は50年程度なのに、それを科学技術の力で無理矢理延長しているのでは無いかなぁなんて思うのです。
とするならば、50歳以降は完全に余生で、とっととリタイアすべきなのが正解なのでしょうね。

今、第8波の到来で医療崩壊が叫ばれています。
老齢人口の多さが指摘されていますけど、完全にディストピアの世界になってしまいますが、いっその事、医療と言うサービスの提供を止めてしまえば、老齢者の淘汰が進むのでは無いでしょうか。

実際、発展途上国の平均寿命は医療サービスが殆ど提供されない御陰で、40や50くらいが当たり前になっている訳ですから。
狭い国土に1億もの人間がひしめき合うよりも、3分の2くらいまで減るのが、この国土にとって適正規模では無いかなぁなんて思ったりする。

冗談抜きで、今の政府はそんなディストピアを狙っているのでは無いかななんて考えてしまいますが、それは穿った見方でしょうか…。
昨日今日の教育で「ポジティブに」なんて言われましたが、どうしたってそんなネガティブな考え方が出て来てしまいます。
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