低投票率 [日記]
今日は朝から昨日壊れた鯖の修復でドタバタ。
保守体制がイマイチ曖昧なシステムなので、船頭がおらず色々と困った話になった。
まぁ、何とかギリギリで対応が出来たから良かったけど、戻らなかったのは危険だなぁと。
さて、昨日は衆議院議員選挙の投票日でした。
与党が「あをのけに高転び」した訳ですが、投票率は豈図らんや低かったそうです。
通常、低投票率であれば組織票を動員できる自民党や公明党が有利なはずですが、今回はそうならなかったのが興味深いところです。
そのうち、色々な分析が出ると思うのですが、何時もの低投票率とは異なる形では無いかと思ったりする。
従来の低投票率は、組織に動員された人達が挙って投票し、無党派層と呼ばれている人達が投票を敬遠することで成立していました。
このため、そうした組織票を持っている与党が有利だった訳です。
ところが今回は惨敗した。
と言う事は、こうした組織票が機能しなかったと言う事になるんじゃないかな。
確かに組織の中でもコアな人達、ガチガチの自民信者(敢えて書くけど)や創価学会のコアな信者はなるほど選挙に行ったかも知れません。
しかし、今迄自公連立政権を支持していた(つまり利益を享受していた)老人や中小企業の経営者、農林水産業の従事者や創価学会の余りガチガチでない信者達は、自公連立政権の対応に背を向けたのではないでしょうか。
つまり、こうした人達は消極的に投票に行かなかったのでは無いか。
一方で、今迄蔑ろにされていた、或いは政治に関心の無かった人達が、このまま黙っていればまた自分達が犠牲になりかねないと言う事で、投票に行って野党に一票を入れたのでは無いかと考えています。
今後、どう転ぶか判りませんが(何しろ、自社さ連立政権なんてウルトラCを見せられている人間からすると何でもありだったりして)、もし、不安定な政権運営になるとすれば、再び揺り戻しが来る可能性は否定できません。
願わくば、野党議員達も、盲目的に何時も反対とかでは無く、色々と勉強して対案を堂々と提示してほしいと思います。
そういった姿勢を見せることで、今後、野党も育っていくだろうし、与党にも緊張感が生まれると思うのですよね。
今迄が異常で緊張感がなさ過ぎたと思います。
こう言った関係が続くと、何時かは野党が政権を奪取する可能性も有りますし、そんなに極端に権力に阿る人達がのさばるというのが無くなると思うのですがねぇ。
先ずは政治改革と物価安定と能登復興が直近の問題で、またぞろ選挙だ権力闘争だとかやって欲しくないですね。
今回の結果は、それだけ国民が困っていることの証左だと思いますからね。